「二胡」カテゴリーアーカイブ

二胡っ子のためのオーディオ講座 サラウンドって?



いい音で音楽きいていますかーー!
エジソンが録音技術を発明してだいたい150年。
今では手軽に身近に、世界中の音を自宅にいながらにして楽しむことができます。
身近になったオーディオ機器には、実はそれなりに守りたい扱いのルールがあることも確か。
ボタンを押せば音がきこえるじゃん、では、その機材の力を生かせず、作品の本当の形を知ることはできません。
その道を究めるような高尚な趣味としてのオーディオの楽しみもありますが、
ここでは、お金をかけずに、お家にあるオーディオ機材を生かすための基礎知識を挙げてみたいと思います。
高級二胡も格安ダメダメ二胡も、巧い人が弾くといい音を奏でるのと同じように、
オーディオも扱い一つでガラリと違った音を奏でてくれますよ。
そもそもスピーカーが二つある理由、ご存知ですか?
「音が右とか左とかから聞こえるように?」
という効果は二次的なものです。
スピーカーが二つあることで、音場再生が可能になります。
音場再生とは、録音物に納められている”場”がスピーカーの前に再現されること。
分かりやすく言うと、
「演奏者が目の前に居るかのような感覚」「臨場感」「音が左右から聞こえる」
っていうのをもう一つ飛び越えて、
「あれ???録音されたコンサート会場にワープしちゃったのか??」
といった感覚を起こさせるものです。
究極のオーディオ再生は、自分の周りの空気を変えてしまうんですね。
その様に、自分を取り囲んでいる”場”を音の情報で変化させることが、
音場再生 ⇒ サラウンド再生 といいます。
サラウンドというと、映画館とか、家庭用のホームシアター対応のDVDとかで目にする言葉ですね。
映画館では客席を取り囲むようにスピーカーが配置され、
セリフはスクリーンの後ろのスピーカーから再生されるなど、
劇中の現場に見ている人をワープさせるための工夫がされています。
家庭用のホームシアターでも、
リスナーを取り囲むスピーカー4本
主にセリフを再生するセンタースピーカー1本
重低音を再生するサブウーハー1本
の5.1chサラウンドと呼ばれるセットが一般的です。
(スピーカー5本にウーハー1本、って意味です。)
一般的なスピーカー2本による再生方法も、
ステレオ・サラウンド方式(2.0chサラウンド)とよばれ、
立派な音場再生が可能になります。
でもそれは、ルールを守ればの話。
もしそれをないがしろにしてしまうのであれば、
スピーカーは1本だけにすれば部屋から荷物が減っていいですね。
せっかく2本のスピーカーと大好きなCDがあるのなら、
こうしたオーディオの作法を学ぶことは
そこに納められている音楽をもっと良く知る助けになるといえます。
*ちなみに、上の写真は僕の機材部屋のモニタースピーカーです。
こんな置き方、ほんとはよくないんですよね…(;¬_¬)
ちょっと工夫でこの美味さ
この名言にピッタリのコーナーとなりますように…

弓の毛の色


松脂をいつ、どれだけ塗るのか。
馴れてしまえば演奏している感覚で「あ~へってるなあ」とかわかるようになるのですが、最初はいつ、どのくらい塗ったらいいものか検討もつかないはず。
松脂は、
・足りない → 音が出にくくなる → 気づかないと普段より力を入れて弾いてしまう → 毛を傷める → 切れる
・塗りすぎ → 雑音の原因となるが、そのまま使っていれば適量にもどる → 松脂がとんで楽器や服はよごれるけどね…
となるので、わからないうちは松脂が足らなくて毛を傷めるよりは、塗りすぎくらいがいいのでは、てのが小林案です。
先日、二胡を数本入荷して、同じ弓の松脂塗ってない新品が何本か手元にあったので、
松脂を塗った毛と、塗らない毛の色を写真にとってみました。
その写真が…コレダー.。oO(1,2,3!)

…どっちの毛に松脂ついてるかわかりますか?
?わかりにくい?
iphone4で撮った写真ですので、どうぞご容赦を…w
フラッシュたいてみましょう。

どうでしょう?
左が松脂塗った毛、右はなにもついていない毛です。
松脂の白さ、
何もついていない毛の茶色さ、ナイロンっぽさ(?)を覚えておくと、
見た目での松脂量判断に役立つかも。
とはいっても、現ブツを目の前でみてもわかりにくいものですので、
鑑定には経験が必要でしょうな(´ー`)y─┛~~ 
まあ、見た目での判断は参考程度に。
やはり弾いた右手の感触での判断が第一ですね。
新品の弓が手にはいったら、毛の色、じっくり観察してみてください。
松脂のついていない弓で、「まったく音がでない感触」を確かめておくこともいいですね。
<オマケ>
以前、バイオリンを頂いていてほったらかしになっていたので、これを機会に修理することに。
はじめて弓も買いました。2000円!
二胡弓とならべてみると…

上が1万円くらいの高級二胡弓、
下が2000円の入門用バイオリン弓です。
バイオリンの弓って短いんですね。
いちいち張ったり緩めたり、めんどくさそう。

「花火」フレーズ3


Sing J Royさんの「花火」という曲に、二胡、中胡、板胡で録音したフレーズを紹介します。
最後に、ラップの部分に入っている「フレーズ3」。
板胡のみです。これも、内弦C/外弦Gに調弦してあります。
→楽譜はこちらをクリック!
このフレーズ、デモの段階ではポルタメントの効いたシンセサイザーのフレーズだったので、
それをモノマネ。
特徴的な滑音です。
滑音=ポルタメントです。

そんなこんなで出来上がったアッパーチューン「花火」。
レゲエの本場ジャマイカでミックスされたブ厚い音をCDで、ライブで是非きいてみてくださいね!
【楽譜の表示/動画の再生がうまくできないときは】
 http://erhufukui.linkulblog.net/e132313.html  
Sing J Roy「IRIE365」はこちらで購入/ダウンロードできます。
itunesストア↓(試聴あり)
http://itunes.apple.com/jp/artist/sing-j-roy/id214192689

9月25日鯖江西山公園にて行われるフリーイベント「IRIE365」
http://danne.jp/irie365/2011/

「花火」フレーズ2


Sing J Royさんの「花火」という曲に、二胡、中胡、板胡で録音したフレーズを紹介します。
続きまして、サビの「ハナビハナビハナビ~~♪」のところに重なっている
忙しそうな「フレーズ2」(笑)。
板胡と二胡でハモっています。
→楽譜はこちらをクリック!
主旋律の板胡。高音板胡です。
これは、普通は二胡の1オクターブ上のD/Aに調弦するのですが、
C調の曲なので、演奏しやすいように内弦C、外弦Gに調弦しました。
(楽譜上の1=Cの括弧の中身に注目!)
二胡は普通の調弦で。
音の頭の滑音にアクセントを置くことがポイントです。
あくまで主は歌なので、正確に弾くことを念頭に。
*板胡

*二胡

つづくっ
Sing J Roy「IRIE365」はこちらで購入/ダウンロードできます。
itunesストア↓(試聴あり)
http://itunes.apple.com/jp/artist/sing-j-roy/id214192689

9月25日鯖江西山公園にて行われるフリーイベント「IRIE365」
http://danne.jp/irie365/2011/

SING J ROY「花火」二胡フレーズ大解剖!フレーズ1


先日発売された、ご近所さんのレゲエシンガー・Sing J Royさんのアルバム「IRIE365」。
(*゚д゚) 、ハナビッ!
             (*゚д゚) 、ハナビッ!
                             (*゚д゚) 、ハナビッ!
という掛け声も賑やかな「花火」という曲に、二胡、中胡、板胡で参加しました。
今回からのエントリでは、実際に演奏したフレーズを紹介したいと思います。
まず、イントロとアウトロに入ってくる「フレーズ1」。
まあ、二胡って感じといえばそんな感じのフレーズですね。
→楽譜はこちらをクリック!
*二胡

*中胡

↑うまく再生ボタンをおせばハモって再生できるかも?
中胡は、二胡の1オクターヴ低いフレーズを弾いています。
録音テクニックとしてですが、
二胡は同じフレーズを2回録音し、それぞれ
右と左に振っています。
スピーカーから聞くと、
左) 二胡1 - 中胡 - 二胡2 (右
 
という並び。
生演奏なので、同じフレーズを弾いても微妙に違いがでます。
その演奏が二つ重なることで、厚みのある音を作っています。
つづく!
【楽譜の表示/動画の再生がうまくできないときは】
 http://erhufukui.linkulblog.net/e132313.html  
Sing J Roy「IRIE365」はこちらで購入/ダウンロードできます。
itunesストア↓(試聴あり)
http://itunes.apple.com/jp/artist/sing-j-roy/id214192689

9月25日鯖江西山公園にて行われるフリーイベント「IRIE365」
http://danne.jp/irie365/2011/

基礎って?


基礎力。
大切です。
楽器を演奏する上で「基礎」といえば、
・安定したリズム
・安定した音色
・安定した音程
などなどってことになると思んですが、それ以前にもっと根本的に必要な「基礎力」があると思います。
それは、
「目的をイメージする力」と
「発見し、面白がれる力」。
◯「目的をイメージする力」
こんな音楽を奏でたい!というかたちを具体的にイメージすること。このイメージと現実の実力とを比べて、その違いを埋めていくのが練習なんだと思っています。
イメージする音楽→目指す音楽によって、必要になる演奏技術も違うはずです。
◯「発見し、面白がれる力」
その演奏者がどんなイメージをもって音楽しているのかを、こちらもイメージしてみましょう。
そこから、
ああ、この人こんな人なんだろうなあ…
と演奏者の人生を感じ取れれば、鑑賞の楽しみも増すってもんです。
楽譜に書いてあるとおりに演奏してるかどうかは関係なしです。
普段の練習にしても、イメージした音楽が明確になれば、つまらない音階練習からも発見が見出せて楽しくなってきます。
目的をイメージするといっても、別にたいそうなことではなくて、いまこんなことできたらたのしそうだなーってのをとりあえずポンと一つあげてみることからはじめます。
そのとき見てたものは必ずしも自分にとって正解でないことは多いけれど、なんかちがうな?そっちじゃなくてこっちかな?と思い修正していくことで、より目指すべき音楽のイメージが明確になっていきます。
ってか、この試行錯誤を経ずしてイメージを掘り下げていくことはできないでしょう。
その結果、正確な音程が欲しくなったら、その練習への集中力は格段にあがります。
二胡を何年もやってる人でも、二胡のCDは一枚ももってないし、コンサートにもいったことない。いきたいともあんまり思わないって人、多いと思います。
こういう方は、変に周りの雰囲気に飲まれない、自分の価値観がしっかりしている人だと言えるかもしれません。
二胡に限らず自分の好きな事象をどんどんインプットして、そうして組上がった自分自身を音楽というフォーマットに乗せ、二胡というインターフェースを通してアウトプットすれば、それはすばらしいものになりますし超楽しいことです。
二胡ってのはこう弾かなくちゃ、という空気から如何に逃れるか。これがけっこうムツカシイ。
「わたしには基礎がないから楽しくない」
という人は、何年経っても同じこといってます。
イメージし、楽しめる人は、二胡をもったそのときからずっと楽しい音楽生活を満喫してます。
別に持ち方がへんでも
音程やリズムがへんでも
その人の心と繋がった音ならば、それが音楽なんだと思います。

二胡の数字譜で最初に見るところ その4


二胡の数字譜を見るとき、最初にみるところは

ここです。
楽譜上の「1」の音の実際の高さを知ります。
これは、

こんなような意味だったわけです。
二胡は普通、内弦をD、外弦をAに調弦するので、
楽譜上の「1」の音がDやG立ったりした場合、
1=Dなら内弦「1」、外弦「5」 ⇒ 1=D(15)
1=Gなら内弦「5.」、外弦「2」 ⇒ 1=G(5.2)
となります。
では例えば、
1=D(5.2) 

なあんて記号を見たら?
二胡の調弦を変えるか音域の違う胡琴を用意して、
内弦A
外弦E
という調弦にしないと、指定された音の高さで演奏することはできません。
ですが、全く演奏できないのかというと、そんなことはありません。
私たちは常々、
1=D(15)の楽譜を、俗に言う”D調の運指”で演奏します。
1=G(5.2)ならば”G調の運指”で、という感じで。
1=D(5.2)の楽譜を、上で言うD調の運指の感覚で演奏することはできません。
こんなときは、( )の中に注目します。
1=がなんの音であれ、( )の中が
(15)なら”D調の運指”
(5.2)なら”G調の運指”
(6.3)なら”F調の運指”
でなら、演奏することはできます。
もちろん、出てくる音は楽譜の指示通りではないですが。
練習は可能ということになります。
D調の運指というと、こんな感じですね

G調ならばこうです。

この表自体も、「1」の高さが変わると全体の音の高さが変わってきます。
変わった

この記号を見たときには、運指は( )の中の数字を参考にしましょう!!
………
………………………………
         。・ ゜。                   。゜。
       。・    ゜。               。゜   ・。
     。・        ゜。            。゜      ・。
   。・            ゜。        。゜         ・。
 。・                ゜。     。゜             ・。
 ・。                                     。・
∴                  ・(ノД`)・                 ∴
ウェエーーーーーーーン
はい!だめーー!
わけわかんなくなっちゃったーーーーーーーアヒャヒャヒャ(゚∀゚)ヒャヒャ( ゚∀)ヒャヒャ
「二胡の数字譜で最初に見るところ」のシリーズは、もうだめだーー涙
わけわかんない内容になっちゃいました…
考えても考えてもまとまらなくなっちゃって…
またこのシリーズはやり直したいとおもいます…ううう、すいません。
でも、こうやって文章にしてみることを繰り返していることで
レッスンの際の説明の質が向上していることも確か(自分比)。
トライアンドエラーです…
駄文ブログですがお付き合いください…
さあっ頑張れ自分!俺にこの歌をささぐっ


ほしいぜ!マジンガー!!

二胡の数字譜で最初に見るところ その3


昨日のエントリで

この(  )の中身の数字がこれと違う時、
特殊な調弦を必要になることを挙げました。
実際は、こういった特殊な指示を見たからといって二胡の調弦を調整しないといけない…というわけではありません。
昨日のエントリで上げた楽譜ですが、

これは「流波曲」という曲。

これは、二胡よりも音域の低い中胡や二泉胡を使って演奏されることが多い曲です。
動画で演奏してる音のなんだか低い感じですよね。
中胡や二泉胡は内弦をF~B♭、外弦をC~Fくらいに合わせて演奏するので、
1=B♭(5. 2)というのも可能になります。

もうひとつあったこちらの写真の楽譜は…「長城随想」。

全部演奏すると30分を超える大曲です。
1=Cなのに、(  )の中身はD調みたい。
実は、この曲を演奏するための「長城弦」という弦があるんです!
その弦を二胡に張って、内弦をC,外弦をGに合わせればいいんですね。
僕も台湾の楽器屋さんにいったとき、「長城弦」の最後の1セットを見つけて、
おおっ!と即買いして帰りました。
家に帰ってよく見たら両方とも内弦だったことはちょっとしたヒ☆ミ☆ツです。

(まんなかに「長城」というハンコがおしてありますね)
この譜面にある1=C(15)てのは、二胡の普通の調弦から長2度低いだけなので、
二胡の調弦を下げてもいけそうですね。
変わった指示があるときは、二胡以外の胡琴を使ったり、
特殊なセッティングを用意する必要がある可能性があることを知っておきましょう。
じゃあ、流波曲や長城随想は普通の二胡では練習できないのか?
そんなことはありません!それは次のエントリにつづくぅ!!

二胡の数字譜で最初に見るところ その2



考級曲集
という楽譜集があります。
いわゆる、二胡のグレード試験の曲が収録されています。
二胡は独奏曲が書かれるようになって歴史が浅いので、この本一冊で有名な独奏曲を一通り網羅できますよ。
ぱらぱらと中をみてみると、いろんな曲がありますねぇ~
あれ?

B♭調のようですが、カッコの中の内外弦の数字がちがうような?
たしか…

こうだったはず。
1=B♭なら、内弦は「3.」、外弦は「7.」になるはずでは??
これは誤植ではありません。
ごく稀にある、「内弦D/外弦A」以外の調弦を要求する指示になります。
上の画像の場合は、
この数字譜上の「1」はB♭ですよ。
そのときに、
内弦が「5.」
外弦が「2」
になるような調弦にしてね!

という意味なんですね。
二胡の一般的な調弦である、内弦D4、外弦A4だと、
1=B♭ならば内弦「3.」、外弦「7.」になる。
ではそれを、
1=B♭で内弦「5」、外弦「2」にするには、
内弦をF
外弦をC
という調弦になってないといけないのです。

あ、このC調も!
普通調弦の内弦D4、外弦A4の場合、1=Cなら
内弦「2」
外弦「6」
になるはず。
この楽譜のようにするには…???
内弦をC
外弦をG
の調弦が正解。
1=※(○ ×)
括弧の中身が変わった数字のとき。
内弦D、外弦Aでない調弦を用意する必要がある場合があります。注意!

この特殊な調弦指示については、さらに続く!!

二胡の数字譜で最初に見るところ その1



数字譜を見る際、最初に見るべきところは、左上にある

これです。
数字譜では「1」「5」などの数字が音の高さを表していますが、
数字はどれも「1(主音)」からの相対的な音の高さを示しているだけでなので、
最初に基準となる音の高さがどこなのかを指示する必要があります。

このマークでは、

こんな感じの意味になります。
二胡は、
内弦=実音D4
外弦=実音A4
に調弦し、普段は調弦を変えませんので、
「1(主音)」の高さが決まれば、内弦外弦開放弦の数字譜上の音符も決まります。
よく使われるところでは

こんなかんじ。
上から言うと、数字譜の
「1(主音)」がGの場合、内弦(D)は「5,」/外弦(A)は「2」です。
「1(主音)」がFの場合、内弦(D)は「6,」/外弦(A)は「3」です。
「1(主音)」がB♭の場合、内弦(D)は「3,」/外弦(A)は「7,」です。
「1(主音)」がCの場合、内弦(D)は「2」/外弦(A)は「6」です。
「1(主音)」がAの場合、内弦(D)は「4,」/外弦(A)は「1」です。
となります。
ここでクイズ!次の場合、内弦、外弦の音の数字はそれぞれ何でしょう?
ア)1=A♭
イ)1=F#
ウ)1=B
エ)1=E♭
<回答>
ア)1=A♭(4#, 1# )
イ)1=F#(5#, 2#)
ウ)1=B(2#, 6#,)
エ)1=E♭(7, 4#)
わかるかな?わっかんねーだろうなああ
つづく!!

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