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運指 7つの形 その4 音階練習


二胡の運指7つの形。

◎その1
◎その2
◎その3

これを使った音階練習をしてみましょう。


音階練習

→楽譜はこちらをクリック!

D調2オクターブの音階練習。

1、2行目は第一ポジションですが、3行目以後は一音ずつポジション移動しています。

出てくる指の順番は2行目から全て同じ。
1行のパターンがそのまま一音ずつ音程が上がっていく、というものです。

そのため、1行ごとに半音の場所が変わっていきますので、指の広げ方をその都度変えて弾く必要があります。

楽譜上に「二胡の運指7つの形」の表のどの形で弾くのか示してあります。

弾く前に、「この行はこのパターンだから、半音は内弦の中指薬指間と外弦人差し指中指間だな」
てな具合にその都度確認してから音をとっていきます。

注意!

*ポジション移動しているのは3行以降の行が変わるときのみ。その他でポジションが動かないように注意。
*楽譜上下から2行目「7」から始まるところはちょっと厄介です。
 人差し指の押さえるところが内外弦で違います(楽譜上「↑」で示したところ)。
 この場合は、ポジションは人差し指で「7」を押さえる場所に移動して
 外弦の「4」は少し手の平を上に上げて人差し指を吊り上げ押さえにいきます。

難しいですね…
この動画もダメダメですが、今の僕の限界ですじゃ…ご容赦ください。

運指 7つの形 その3 ドレミの歌でポジション移動練習


二胡の運指を”手の形”で考える「運指7つの形」

◎その1

◎その2

今回は複雑なポジション移動をする練習曲に「7つの形」を当てはめてみましょう。


ドレミの歌

→楽譜はこちらをクリック!

ドレミの歌を内弦のみを使って、いろいろなポジションへ移動して弾くアレンジです。

これを、ただ音を追わずに、
その時々のポジションでどういった左手指の広げ方パターンをしているかを考えながら弾いてみましょう。

「ドレミの歌でポジション移動練習」の楽譜に、「7つの形」の指パターンの番号がふってあります。
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ポジションが移動したら、移動先のポジションではどんな左手指の広げ方になっているのかを確認しながら弾いてみる。

「このポジションでは*番の左手指の広げ方だから、全音はここ、半音はここ」と確認。

全音なら指の間隔広く
半音なら指の間隔狭く

これを繰り返すことで、高いポジションでも確信をもって演奏することができるようになる…かも???

*この練習曲はこのまま外弦のみを使って演奏することもできます。
その場合は1=Aになります。

…動画の演奏がイマイチですいませんm(_ _)m

運指 7つの形 その2


二胡の演奏は、どんな調でも
たった7通りの左手指の形の組み合わせで行うことができます。

◎運指 7つの形 その1

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この表にある左手指のパターンが、実際の演奏にどう当てはめられるか見てみます。


まずはD調

第3ポジションまでの例を見てましょう。
D3p
(*黒い三角は半音関係であることを示しています。)

最初の7通つの形の運指表でみると、

このD調の運指

第一ポジションは「Ⅶ」
第二ポジションは「Ⅴ」
第三ポジションは「Ⅰ」

のパターンで演奏していることになります。

次はG調

G3p

このG調の運指

第一ポジションは「Ⅲ」
第二ポジションは「Ⅰ」
第三ポジションは「Ⅴ」

今度はF調

F3p

このF調の運指

第一ポジションは「Ⅰ」
第二ポジションは「Ⅴ」
第三ポジションは「Ⅰ」

のパターンで演奏されています。

どのパターンか、に注目

ここで注目してほしいのは、「Ⅰ」「Ⅴ」など、同じ手の形が他の調にも登場していること

「あ、この調の第1ポジションは、あの調の第2ポジションと運指は同じなんだ!」
ということに気づいていくようにします。

「この調の第4ポジションをはじめて弾くけど、この音を外弦人差し指で弾くということは、あの調のあのポジションの運指と同じでは?」
というふうに、調をこえて運指パターンが関連付けられるになればしめたもの。

予談ですが

二胡の教本などでは、D調→G調→F調→B♭調の順に習うことが多いかと思います。
この4つの調については、運指が書かれた図が載ってたり、音階練習をみっちりやったり、指使いの準備をしてから曲へいくような流れが多いのではと思います。

でもそれ以後、C調やA調、E♭調なんてのは、運指の説明やら特に無しで突然曲の楽譜が出てきたりしませんか?
「ええー??こんな調やったことないし説明ないとわかんないよ!(叫)」となるわけですが、それは、

D・G・F・B♭の第二ポジションくらいまでで、二胡の演奏でよく使われる手の形のパターンのほとんどが登場しているからです。
新しい調の曲でも、それまでにやった運指のパターンの組み合わせで弾けるんだ、ということに気づいている人は、それ以後はじめて出会う調の運指にもすんなり対応することができます。

次は、ポジション移動練習曲をこの考え方に基いて解析してみましょう。

運指 7つの形 その1


二胡はさまざまなキーの曲を演奏することができますが、調が変わって指使いが変わることにニガテ意識がある人が多いのではないでしょうか。

そのニガテを克服するヒントとして、運指を「手の指の形」から考えてみます。


まずD調 どんな形?

二胡は最初に「D調」というキーの音階を学びます。

実際の演奏ではないことですが、D調第一ポジションの音階で抑えるとこに全て指を置いてみると↓
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こんな位置関係になりますよね。

中指と薬指の位置が近いように見えます。

これを図にしてみると↓
D
黒三角は半音であることを示してます。

隣と音との距離が
全音→音押さえる場所の幅が広い→指が離れている
半音→押さえる場所の幅が狭い→指がくっついている

ひとつのポジションの中で、半音関係がどこにあるのかに注目します。

運指表にあるこの絵。
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左右ふたつあるのは、内弦外弦それぞれの広げ方をあらわしています。

D調第一ポジションの場合は上の写真・図にあるように中指薬指の間が近く、あとは全音分広げた関係となり、それを模式的にあらわしています。

G調では?

次に「G調」を同じように見ています。

Gの音を1とする音階。運指表はこちら。
G

D調のときと半音関係の場所が変わっています。

内弦は中指と薬指が、
外弦は人差し指と中指が半音関係。狭く押さえることになります。

それで、運指表の絵にあるように、内弦外弦それぞれ別の手の形となるわけです。

手の広げ方のパターン

この手の形の組み合わせ、全ての調・全てのポジションで調べてみると実は、たったの7通りであることがわかりました。
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()の中はがんばって押さえにいくことのできる音。

この表は、ひとつのポジションの中で、指それぞれが受け持つ音程を示しています。
開放弦については書いてありません。
数字譜で書かれる二胡曲は、基本的に全てこの7通りの左手指の広げ方パターンの組み合わせで演奏することができます。

D調第一ポジションは<Ⅶ>のパターン
G調第一ポジションは<Ⅲ>のパターン
の運指ですね。

もし今、外弦人指し指が「1」の音を押さえているなら、<Ⅴ>のパターン。
内弦中指が「4」を押さえているなら<Ⅵ>のパターン、ということになります。

【(内弦or外弦)で(人差し指or中指or薬指or小指)が(*)の音を押さえている】
ことだけがわかれば、反対の弦も含め、他の指が何の音を担当しているのかがわかることになります。

安定した音程への鍵

「これは、*調の第☆ポジションの運指」といちいち覚えるのではなく、最初にこの7つの運指パターンを覚えてしまって、「今はこのパターンだ」「この調のこのポジションのパターンはあの調と同じだ」などと思いながら練習していくことを積むと、応用が利くようになるのではと思っています。

慣れると、「今、*調を弾いている」という感覚がなくなってきます。
初めて演奏する調でも確信をもって演奏することができます。
アドリブ演奏への自由度が増します。

次は、この考え方を使って、ポジション移動で左手の形がどう変化していくかをみてみます。

僕のビブラート練習法


楽器をもっているときだけが練習時間じゃありませんぜ、奥さん!
チャンスがあればいつだって練習時間になるってもんです!

修得が難しいビブラートの練習。僕が練習時間以外に行っている方法をひとつ紹介します。


安全第一

この日は、ちょっといい車に乗せてもらってドライブ。
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ハンドルって、ちょうど二胡の竿-弦くらいの太さがあるとおもいませんか?
僕は運転中、ラジオの音楽をメトロノーム替りにして左手はハンドルでビブラート練習してます。

押してー
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引いてー
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ビブラートの動きがハンドル操作に影響を与えないように。修練の結果、ちょっとしたカーブはビブラートしながら曲がれるようになりました。

ビブラートの練習のコツは
”ゆっくりゆっくりしょっちゅうやる”
ことだとおもっています。
少しでも機会を見つけて練習してましょう!!
でももちろん安全運転で!!!!!!

※これを実践して事故などがおきても当ブログは一切の責任を負いません。
自己責任でおねがいします。

二胡の持ち方・左手3 小指の使い方


 ◎二胡の持ち方・左手1 肩・脇・肘

 ◎二胡の持ち方・左手2 手首
 

↑では、左手の基本の形をみてきました。

これを踏まえて、小指を使った演奏にチャレンジ!


まず、おさらい

左手基本の形で、人差し指、中指、薬指までを使います。
こうでした。
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人差し指~小指の4本の指が、横一列に並んでいるような感じ。

良い形になっているならば、人差し指、中指、薬指を押さえたり離したりするのは、
指の付け根の関節だけで行うことが出来ます。

では、小指

今度は、小指を使ってみましょう。小指の使い方は他の指とちょっと違います。

先の基本の形と、小指を出す時の形でなにが違うのか。

手の平です!

小指を出してみます。

いきなり小指だけ出すのは難しいので、薬指を押さえておいてそれを支えに小指を出してみましょう。

基本の形とは大きく手首の形を変えます。
大きく手の平を「パー!」にして、手の平を寝かせて小指を運んでいきます

こんな感じになります。

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手の平の形が大きく変わっていますね。なぜか人差し指が伸びるんですよねw

小指の出し方で最も注意する点は、小指を押さえる/離すの動作を主に司るのは「小指の関節」ではないこと。
もちろん指の関節が全然動かないわけではないです。

小指は、手の平が運んできて、連れていく、という感覚が大切です。

小指が終わった後が大切!

そして、小指の音が終わったら、手の平が基本の形に戻ります

その過程で、小指は弦からはなれ、基本の形の位置へ連れて行かれる、てな段取りです。

「小指の付け根の関節で弦から小指を離す」は×なんです。

小指の演奏が終わったら、しっかりもとの基本形に戻っていることが重要。

小指の動きには、しっかり手の平の動きが伴っていることが大切です。

動画でチェック!

演奏者の視点から

前から

小指を出し終わったあと、しっかり基本の形に戻しているのがわかります。

僕が見てきた中で、小指の使い方の一番多い問題は
出し終わった後に基本の形に戻れない」でした。

小指を出したあと、手の平が寝たままになってしまうと、もう基本の形が崩れてしまって、他の指でもちゃんと音程が取れなくなってしまいます。

小指を出した!で安心しないで、ちゃんと基本の形まで戻すことに責任を持ちます。

ではダメ例を動画で

15秒までは、小指の付け根の関節で押さえる/離すをしています。
基本の形が出来ているなら、これだけでは小指が押さえるポイントまで届かないと思います。

15秒以後は、小指を出した後、基本の形にしっかり戻らずに他の指を押さえてしまっています。
全体の音程が狂っちゃいます。
ドッチモ(・A・)イクナイ!!

他の注意点としては、小指も他の指と同じように、二本の弦に同じ条件で触れるように上から触ること。
ポジション(左手の持ち位置)が小指を出す動作の時に下にずれないこと。

他にもありますが、とりあえずこんなところでしょうか。

なんどでもいいます!最重要なのは「小指の動きは手の平が作っている」です!

運弓の雑音4・弓先の暴れ


ちょっとためしに。

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二胡から弓をはずして、弓だけを演奏するときのようにもって、
内弦を弾く時のように毛を張ってみましょう。

すると弓先が矢印の方向にグイングイン動きます!!

二胡本体があるから弓は暴れないだけで、実際はこんなに大きく動いてしまうような力がかかっていたんです。


弓にかかる力関係に“てこ”の原理をあてはめる

親指で竹を支え、
中指薬指で毛を張り、
内弦を弾く。

このとき、弓には“てこ”のような力関係ができます。

こんな感じです。
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→wikipedeia「てこ」
ウィキぺディアでみると、「第三種てこ」の形に近いですね。

内弦を弾くために毛を張り、弓を開く動作をするだけで、弓先は大きく動こうとしてしまうのが普通なんです。

内外弦を移動するとき、弓の竹が大きく動いてしまい、なめらかな弓の運びができないのは、当然といえば当然なんですね^^;

ですが、二胡の運弓において、弓先はできるだけ暴れないようにしたい。
矛盾するようですが、そういうような弓の使い方をマスターしたいものです。

持ち方で対策

いろいろな対策があります。ここではそのうちの一つを。

右手の持ち方です。
てこの力関係のなかで、支点にあたる親指と、力点にあたる中指&薬指とを、できるだけ近くに置く。
そうすると、弓先が動こうとする力(作用点)は弱くなります。
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上がダメ例、下が良い例となります。

ダメ例がどうして親指と中指&薬指が離れているかというと、手の平が寝ているから。

 ◎運弓の雑音2・右手首の角度           
    
↑ここに書いてあるように、弓と右手の平の関係を直角にしてコンパクトに弓をもつようにすると、弓先が暴れようとする力を少しでも弱めることができますよ。

ポイントはいろいろありますが、実際に二胡から弓をはずしてみて、弓だけをもって内弦動作をしてみることを体験することが大切です。
どのくらいの力がどの方向にかかっているのかを感じてみてください。お試しあれ!

運弓の雑音3・弦と弓の毛の関係


運弓の雑音を考えるシリーズ!その3は、演奏中の弓の毛に注目です。


自分の演奏中を見てみよう

毎日の基礎練習でやっている、内弦のロングトーンを楽~に弾いてみてください。
自分の弓の状態を観察します。
次の2枚の写真のうち、どちらの弓の状態に近いでしょうか?

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弓の毛の両端と内弦の三箇所がほぼ一直線になっていますか?
上の写真、ほぼ一直線ですね。

下のでは、写真は弦のところで毛が曲がっています。

毛が曲がって何が悪い?

内弦を弾くために弓を開き、毛の束を内弦に当てますが、そこで毛が曲がってしまう(内弦を頂点にした角ができる)ようだと、弓の進行方向以外のナナメ方向に余計な力がかかってしまう場合があります

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黒い矢印が毛の進行方向。

赤い矢印は毛の進行方向に対してナナメに弦にかかってしまう力の方向です。

楽に内弦開放ロングトーンを弾いた時でさえこうなるようなら、弓の毛の張り具合がユルユルか、毛を内弦に当てる力が強すぎるか…などの問題が考えられます。

必ず真っ直ぐじゃないとダメ、ではないよ

僕が習った先生は、弓の張りを極限まで緩めて弾く人で、いつも毛はフニャフニャダルダルでした。

どういうふうに弾いても、上記(悪)のような毛と弦の関係になっていたはずですが、その方はそれでバリバリ演奏されてました。

人それぞれの弾き方との関係もありますし、誰でも感情的な表現の部分ではリキ入ってこんな状態になります。現状で特に問題なければそれでよし。

普段、楽にロングトーン弾いているとき、毛がこんな状態になってて、雑音がでる、音色がキツい。そんな時。
毛がほぼ一直線に見える状態で最初から最後まで運弓できるように少し気にしてみてください。

弓のどの場所であっても、弦に与える圧力が同じ方向に同じ力でかかるように。
ここが目的です。

外弦でも、それなりに毛が一直線になるような感じで弾ける様、僕は注意しています。

運弓の雑音1・手元の雑音


芯の通った、まっすぐでキレイな音を出す。
「トーーーーーーーーーーーーーーーー…」
ってな感じで。

これは弓奏楽器の基本ですが、これがなかなか難しい。

外弦の開放弦をながーく弾いてみましょう。
せーの、
「フゥ…ンィギニョゥワーァアァァアァィンニェエェエェェァ ァ ェァアオンウゥゥゥ…グググ」
みたいな音になってないですか(笑)

様々な装飾音が栄えるためにも、下地となる素の音の美しさは重要です。
開放弦の練習は二胡の発声練習。
地味な練習をしっかり積み重ねることが大切です。
 

弓手元の雑音。なにが悪い?

 
弓の手元の方では、「ガリガリ」雑音がでやすいですね。
今回は、この弓手元の雑音の原因について。

弓の運びは、一直線、まっすぐが基本です。

↓ピンクの線のように真っ直ぐな一本道が理想の運弓コースです。
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◎運弓

*楽器と弓の角度については個人差あり。
蛇皮に対して直角に近い方がよく鳴りますが、直角すぎると竿に毛が当たってしまって音がでなくなることもあります。

自分好みの「音色」と「演奏しやすさ」から割り出される角度は、実際人それぞれですが、「俺はこの角度!」と決めたら、その角度をキープした運弓をするのが基本です

悪い例

押弓して手元にきたとき、こんな風↓に弓の先の方の重みにまかせて、ついダラ下がってしまっていませんか?
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このときの弓の向きは運弓の道筋から外れてしまっています。

運弓の道筋から弓がはずれると、進行方向以外の斜めの方向に力がかかります。
これが手元雑音の原因ではと考えています。

↓弓が手元の部分に来たときの悪い例を上から。
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弓先の重さで沈んで、ピンクの角度から離れて、茶色の線までずれ込んでいます

「手元にくると弓の重みで角度が変わる運弓」を動画でやってみると、こんな感じ

弓を押し切ったとき、カクッと弓先が下がってますね。これはよくない。

弓を真っ直ぐ運ぶことの難しさ

手元に来たときに弓の先がダラ下がり、運びたい直線コース状から弓がはずれてしまうのは右手の力の抜きすぎです。

脱力は演奏の全てのファクターでの重要事項ですが、弓の向きを維持する力は、最低限必要な力=基礎技術となります。

ですが、弓が真っ直ぐに運べているかどうかって、自分では分かりにくいんですよね。

僕は夜中の公園で練習することが多かったので、街灯で照らされる自分の弓の影をみて動きを確認していました。

鏡のある部屋で練習できる時は、自分の弓の動きや姿勢も確認してみましょう。
巧く運弓すれば、右手の薬指が弦にあたりそうになるところまでちゃんと音を出せます。

手元でガリガリいう場合は、
弓が本当に最初から最後まで一直線に運べているか
よく見てみてください。

二胡の持ち方・左手2 手首


続きまして、左手手首の形。


左手 指の作り方

とりあえず、小林的に良い形で持つ手順を。

1.まず、◎二胡の持ち方・左手1 肩・脇・肘の記事中で書いたように、竿の千斤のちょい下あたりをなんとなく自然に握ります。
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このときの自然な脇、肘の状態をキープ。
ここから先は手首から先だけで行います。

2.そのまま、指を全部まっすぐ伸ばします。
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3.手の平を90°起こします。
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このときの指先の向きに注目!
一番右の写真が分かりやすいかな。
指先は体に対してかなり横方向を向いています。

手首は見た目真っ直ぐですよね。
背屈掌屈方向には曲がりません。
橈屈方向に曲げます。

●手首関節については以下記事をご参考ください。
 ◎運弓の雑音2・右手首の角度

志村ケンの往年のギャグ「アイーン」のポーズにかなり近いです!
(アイーンは右手でやるようですが…)

この形は普段の生活で使わないので、とてもやりにくいと思います。

4.腕、手の平の状態そのままに、指の力を抜き、人差し指をそっと弦の上に置きます。
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はい、できあがり!(*^ー゚)ノ☆

手首、まっすぐですねー

左手首の形 ポイント確認

小林的に良い形のポイントがこれです。
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自分の視点からみて、指の第一、第二関節が弦より右側に出ていることは大切です。
(関節の呼び方は、指先の方から第一、第二、第三となるようです。)

正面から見てみましょう。
IMG_5422
小林的に正しいもち方では、指4本が竿の横に並んでいるように見えます。

また、人差し指で弦を押さえたとき、人差し指の根元のあたりと弦とのスキマはほぼゼロになります。
人差し指と弦との間が大きく開く場合は、手の平が寝てるか「アイーン」具合が足りないのです!
アイ━━━━(゚∀゚)━━━━ン!!!!

キレイな形を別の状態で

演奏中にはあまりないシチュエーションですが、人差し指、中指、薬指を弦の上においてみました。
IMG_5443

3本の指が、弦と平行に近い形で出てきているのが分かります。
指の股も開いていません。

ダメ例

小林的にダメなもち方の例をあげます。
手首の形、よくあるダメポイントはこちら。
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他にも、正面から見たとき、リキみすぎて指の股が開いていたり
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手の平が寝ていて、指が弦に対して横から出てきています。
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これも良くない形。1曲演奏おわって左手みてみると、こうなってること多いんですよね~
  

手首関節の形にも注目

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小林的に良いもち方では、手首はほぼまっすぐになります。

手首関節が上に曲がってるときは、肘が下がっています。
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手首関節が下に曲がってるときは、肘が上がっています。
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これらは良くない形。
リキみで肘の高さが変わってしまったことが原因である場合が多いです。

肘の高さの位置は、
正しい指、手の平の形で持ったとき、手首関節がそれなりにまっすぐになるような高さ
が良いとも言えると思います。

他にもたくさん注意点はあるようにおもいますが、左手首、ゆっくり確認しながら形をつくりましょう。
演奏中にどんどん形が変わっていってしまうのですが…(´。`)ハァ・・・。

形の変化に気づいたらすぐに落ち着いて、持ち方の手順を最初から踏んで良い形を作りなおします。
はしょるとうまくいかないことが多いので、ゆっくりひとつひとつ確認しながら。

この「良い形」がしっかりしっかり身についていることがとても大切な基礎技術です。
小指の演奏やポジション移動、ビブラートなどの装飾音などは、すべて左手の良い形から生まれます。

二胡はもともとオンチに聞こえやすい楽器です。特に最初の頃は、かなりすごいと思います…
でも、音程ばかり追わずに、キレイな形をキープすることを重視して練習しましょう。
美しいフォームが身につけば、音程音色は後からでもちゃんとついてきます!

参考リンク
◎二胡の持ち方・左手1 肩・脇・肘

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