二胡奏者はおさえておきたい、劉天華の練習曲。
楽譜をみつけてから、僕が動画を録ってひとつづつ公開しており、こちらはそのまとめページになります。
劉天華の練習曲・紹介ページ一覧
◎劉天華の練習曲「練習三十八」 D調第二ポジション内外弦移動
二胡奏者はおさえておきたい、劉天華の練習曲。
楽譜をみつけてから、僕が動画を録ってひとつづつ公開しており、こちらはそのまとめページになります。
◎劉天華の練習曲「練習三十八」 D調第二ポジション内外弦移動
ついに終結!!
劉天華の練習曲ラスト47番です!
↓楽譜はこちらの”練習「四十七」”です。
http://erhufukui.main.jp/wp-content/uploads/45-47.pdf
F調第一ポジションの運指練習。
F調は正確な音程をとりずらいフォームです。
チューナーを手元に置いて、一音一音確認しながらの練習が必要です。
ここで高い2の音「2.」が出てきます
ポジションを替えずに小指で演奏する音です。
この音をポジションを第一ポジションのまま演奏することはあまりないと思いますが…出てくることもあります(笑)
下線が3重になってる<32分音符>が出てきます。
リズムに対して、どのようなメロディになるのかをしっかり把握して、ゆーーーーーっくり練習しましょう。
楽譜中の「ト」のマークは滑音の指示だそうです。
もひとつF調練習。
劉天華の練習曲46番です。
楽譜はこちらの「練習四十六」です↓
http://erhufukui.main.jp/wp-content/uploads/45-47.pdf
動画の演奏姿勢が悪いww
F調運指ニガテですw。
テンポキープ、フォームキープで音程キープ。
小指の音程も決まりにくい形です。ゆっくり練習しましょう~
劉天華の練習曲45番ですー
楽譜はこちらの「練習四十五」です↓
http://erhufukui.main.jp/wp-content/uploads/45-47.pdf
F調指使いになれるためのフレーズ練習ですね。
18小節までは内弦のみ、それ以後は外弦のみで演奏します。
F調は音程のとりずらい調で苦手な方も多いのでは?一音一音正確にとれるようにゆっくり確認しながら練習しましょう。
劉天華の練習曲44番です!
楽譜はこちら↓
http://erhufukui.main.jp/wp-content/uploads/44.pdf
ポジション移動がからんでくると、今がどこのポジションにいるのか、ということも楽譜から読み取る必要があります。
それは楽譜上の指番号を見て「この音をこの指で弾くということは、第◎ポジションの内弦の運指だな」という流れで考えることになります。
そのため、楽譜には最小限の指番号しか書いてないことが多いです。あとはわかるでしょ、ということです。
ポジション移動をはじめたころはそれだけではわからないことも多いと思います。
いろいろなポジション移動練習曲などを通じて、「よく使われるポジション移動のパターン」のようなものが身につくと、フレーズにあわせたポジション移動がイメージできるようになります。
慣れないうちは、使う弦と指番号、第何ポジションにいるのかも、ひとつひとつの音に書いてしまうといいかも。
音を指定された指で探す癖が身につかないように。
音程そのものよりも先に正しいポジションにきちんと手があること、次に綺麗なフォームをとっていることが大切で、その結果としての音程でないと、応用が利きません。
劉天華の練習曲43番。
練習42と同じく、ポジション移動練習の定番です。
【本編】
【おまけ】
楽譜はこちら↓
http://erhufukui.main.jp/wp-content/uploads/43.pdf
楽譜中のマークはこういう意味です。
練習四十二と同じタイプの練習曲です。
この練習四十三も有名な曲なのでいろいろな本でみかけることがあると思います。
練習目的は
第一ポジションと第二ポジション間を、中指を押さえたまま移動する形を練習すること。
短いセンテンスで部分的に練習できる【おまけ】をひとつづつ確認しながら取り組んで、それから本編に行くといいと思います。
フォームを崩さずにポジション移動することに注目です。
必要な動きだけをすること、それ以外はしないこと。
自分をよく観察しながら練習しましょう!
劉天華の練習曲42番です。
【本編】
【おまけ】
楽譜はこちら↓
http://erhufukui.main.jp/wp-content/uploads/42.pdf
楽譜中のマークはこういう意味です。
この曲は劉天華の練習曲の中でも、いろいろな教則本に採用されていて、練習したことのある方も多いのではないかと思います。
この練習曲の目的は
第一ポジションと第二ポジション間を、人差し指を押さえたまま移動する形を練習すること。
そのために運弓も単純な形としています。
上にリンクした楽譜と、他の本に掲載されている同じ曲と見比べると、すこし運指運弓違いがみられます。
この曲の練習目的を考えると、上にリンクした楽譜ではなく、他の本で見られる運指運弓の方がいいのではないかと思いました。
上の動画も、リンクした楽譜どおりではなく、僕が他の本で練習した方法で弾いています。
リンクした楽譜とどこがちがうのか、なぜ動画の方の弾き方がいいのか、考えてみても面白いかもです。
【おまけ】は練習目的となる基本的な動作の短いセンテンスを内弦、外弦それぞれで練習しています。
まずはみっちり【おまけ】をひとつずつ練習して、それから本編に挑むのがいいかと思います。
(動画では連続して演奏していますが、ひとつずつ、ゆっくり練習しましょう)
ポジション移動は、
正確なポジションに移動する!
必要ないときにはポジションがずれないように!
正しい音程がでれば良い、というものではありません。
ひとつひとつの動作が正しく機能した結果が音になっていないと、それより先に進むことができません。
こちらもご参照ください。
◎ニ胡・ポジション移動1 ポジションとは?
◎ニ胡・ポジション移動2 ポジション移動の注意点
わあああー劉天華の練習曲です!
みんな大好きですよね?ね?ね??
楽譜は↓の「練習四十一」です。
http://erhufukui.main.jp/wp-content/uploads/39-41.pdf
41番にきてようやく、第一ポジションと第二ポジションを移動することにチャレンジです。
この41番の楽譜にはこんな指示が入っています。
このマークのところから、指示されるポジションで演奏しなければならないことになります。
すこしわかりにくい箇所もあるので、運指番号を足して、ポジション移動のタイミングを書き入れたものがこちら
↓↓
クリックしてください
赤い縦線がポジションが変わるところになります。
この練習はとても大切なことを練習できます。
それは音程でも運弓でもなく、【ポジション移動をいつやるか】ということです。
ポジション移動をいつしているか、意識していますか?
「できるときになんとなく移動している」状態からステップアップするために、この練習曲では、
このマークのある音を弾くタイミングでポジション移動することにして練習してみるというのはどうでしょう。
たとえ開放弦を弾いていて左手が自由でポジション移動する時間的余裕があったとしても、指示のある音を弾く瞬間まで移動しないのです。
上の動画はこのルールで演奏しています。
この練習曲を【マークの音でポジション移動する】弾き方は、僕のポジション移動タイミングのルールと違っています。
上の動画を撮るのは苦労しました…^^;
ポジション移動するタイミングが違えば表現も変わってきます。
ポジション移動タイミングのひとつの例の習得として、この練習曲を使ってみてもいいと思います。
Liú Tiānhuá の練習曲!
40番でーす。
楽譜は↓の「練習四十」です。
http://erhufukui.main.jp/wp-content/uploads/39-41.pdf
D調第二ポジションでの運指練習。
ここまでの流れから言って、この「練習四十」は第二ポジションの中の運指を練習が目的と考えられるので、「5」「6」「7」は内弦を。「1.」の音は指番号が「三、四」なら内弦、なにも書いてないなら外弦人差し指を使うことになるかと思います。
この曲中はポジション移動をしないで全ての音を演奏することになります。
この曲でポイントとなるのは、この音の弾き方。
高いポジションでこういった音をとるには、3通りの方法が考えれられます。
動画で解説↓
<小指を使う>方法とそれ以外は指番号でわかりますが、薬指を使って弾く方法ではポジションを<替える>のか<替えない>のかは楽譜上で判断できません。どんなフレーズなのかを考えて使い分けることになります。
今回の「練習四十」においては、先に【ポジション移動しない】というルールがあるので、<ポジションを替えずに薬指で弾く>方法を練習しましょう。
劉天華の練習曲。
小指にフォーカス!
楽譜は↓の「練習三十九」です。
http://erhufukui.main.jp/wp-content/uploads/39-41.pdf
練習三十七、練習三十八から続くD調第二ポジションの中での音階練習。
最初に練習するD調第二ポジションでは、小指は二つの音程を担当します。
外弦なら「4.」と「5.」。
内弦なら「7」と「1.」、この二つを小指1本で弾きわけます。
もちろんポジション位置がずれないように、手の広げ具合でパリッと音程が変わるように練習しましょう。