無事とどきましたUSB Floppy Emulator。
中身は本体とソフトウェアとマニュアルの入った8cmCDRだけでした。
今回は、これにちょっとだけ工作を施します。
USB Floppy Emulatorのスペック
このUSB Floppy Emulatorは、フロッピーディスクドライブの代わりに搭載することで、USBメモリにデータを読み書きすることができるようになる装置です。
(接続された側の機材は、これをフロッピードライブだと思って情報をやりとりします。)
差し込んだUSBメモリを自由に使えるのではなく、USBメモリの中に100枚のフロッピーディスクがあるようなフォーマットをほどこして、そのUSBメモリの中の仮想フロッピーディスクに記録していくという仕組みです。
そのUSBメモリの中の100枚の仮想フロッピーディスクの切り替えを、本体全面の二つのタクトスイッチで行います。
左は10の位、右は1の位。
2桁の7セグLCDの「00」~「99」で使用している仮想フロッピーが表示されます。
*このUSB Floppy Emulatorでは最大2GBまでのUSBメモリしか使えないそうです。
少し本体改造
「その1」で紹介した動画の中で、
「仮想フロッピーを切り替えるには、ドライブをオフラインにして切り替える必要がある」と説明されています。
●USB Floppy Emulatorと機器との接続をオフラインに
↓
●仮想フロッピーディスク切り替え
↓
●USB Floppy Emulatorの機器との接続を再びオンラインに
という手順を踏まないといけない様子。
試しましたが、確かにこのスイッチがないと誤作動を起こすようです。
USB Floppy Emulator自体にはオンライン/オフラインを外から切り替える手段がありません。
そこでUSB Floppy Emulator全面パネルに【オンライン/オフライン(接続ON/OFF)切り替えスイッチ】をつける改造をされています。
難しい改造ではないので、やってみましょう!自己責任で!
材料と作業内容
このようなパネル取り付け式用のスイッチをひとつ。
1回路の小さいもので大丈夫です。
ちゃんと本体に収まるように、サイズには注意です。
それと配線材。細いものでいいです。
↓USB Floppy Emulatorの中身。
ジャンパブロックがあり、ここでA/Bドライブ切り替えや1.44M/720kB切り替えが出来るようです。
その中に、基板に「S1」と刻印されたジャンパがあり、初めから接続子でつながっています。ここが、「オンライン/オフライン切り替え」のジャンパ。
close(短絡)でオンライン。ドライブ-機器接続。
open(開放)でオフライン。ドライブ-機器接続解除。(フロッピーを取り出した状態?)
となります。
この「S1」の2本の端子をそれぞれスイッチにつないで、ここのclose/openを外から行えるようにします。
ケースにスイッチを取り付ける穴を開け、配線を半田付け~
で、こんな感じに。↓
白い線が配線したもの。雑ですいません。
このように、前面パネルにスイッチがつきました。
これの具体的な使い方は別の回で。
これで、ドライブの準備ができました!
搭載
それでは、いよいよXP-80に搭載です!
うんざりするほどのネジをはずし、底板を取り外します。
細かい段取りは割愛しますが、必ず電源コードを抜いた状態で行ってくださいね。
USB Floppy Emulatorはもちろん、フロッピーディスクドライブと接続端子、外形の規格が同じなので、もともと搭載されているドライブをはずして、そのまま挿げ替えられます。
もともとのドライブについていたステーもそのまま利用できます。
組み付け途中で動作確認…^^;
元通りに組み直せば…ついに完成です!!
では早速、使ってみよう!っと、その前にUSBメモリのフォーマットが必要なようです。…続く!
些細なことですが、
基盤 ×
基板 ○
です。
ご指摘ありがとうございます!
修正しました。
失礼いたしました。
Amazonのリンクが切れてしまっています。
ご指摘ありがとうございます。
この記事も古くなり、確証のあるリンクを探すことができないので、そのように表記しておきます。
参考にさせて頂き配線したのですが、やっぱり読み込みが出来ない。緑ランプも付かない。
何かわかりますか?
ご覧いただきありがとうございます。
この記事は古いもので、この機材ももう自分のところにはありません。
不具合について確かなことを言えないです。申し訳ありません。