「USB Floppy Emulator」カテゴリーアーカイブ

USB FLOPPY EMULATORカテゴリ作りました。


二胡ブログなのに、なんのこっちゃちんぷんかんぷんなネタだと話題のフロッピードライブのエミュレーターの記事のカテゴリを作りました。




誰かのために…

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<2016年7月追記>
この記事も時間が経ち正確なリンクができなくなりました。
この記事も参考程度にお願いいたします。
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この情報が、誰かの役に立つと信じて…
ブログの左のカテゴリの項に。

古い機材で、PC用のフロッピードライブを搭載していて、それが壊れてしまった、換えの部品もない…そんな貴方へ。改造は自己責任でお願いします。

◎USB Floppy Emulator 導入記・その1 購入編

◎USB Floppy Emulator 導入記・その2 改造編

◎USB Floppy Emulator 導入記・その3 フォーマット編

◎USB Floppy Emulator 導入記・その4 使用編

USB Floppy Emulator 導入記・その4 使用編


無事USB Floppy Emulatorに換装できました。
USBメモリも専用フォーマット完了!
使ってみましょう!




オンライン/オフライン スイッチのマナー

改造で追加したオンライン/オフライン切り替えスイッチ

USBを差し込む/抜く時、
仮想フロッピーディスクを切り替える時に
このスイッチをオフにして、組み込んだ機器とUSB Floppy Emulatorとの接続を解除します。

諸々準備ができたら、スイッチON。それから、機器のディスクモードを開いて仮想フロッピーディスクにアクセスします。

XP-80の場合は、このスイッチを使わなくてもUSBメモリの抜き差しや仮想フロッピーの切り替えに追従してくれますが、データをセーブするときに他の仮想フロッピーのファイルが名前だけ乗り移ってくる場合があるようで、やはりこのスイッチを使わなければ不測の事態が起きそうです。

普段どおり、セーブ/ロードを行うことができました!

USB Floppy Emulator

USBメモリだからと、セーブ/ロードの時間が早まるわけではなかったです^^;
さすがエミュレーター。

でもこれでフロッピーディスクという不安定なメディアを使わずにすばやくデータのやりとりが可能になり、PCでバックアップも簡単にとれるようになりました。

特に、ビンテージサンプラーのように、頻繁にたくさんのデータの読み書きを行うものにとっては、とても便利なアイテムではないでしょうか。

これで製作に専念できます!

USB Floppy Emulator、どーですか、お客さん!!

USB Floppy Emulator 導入記・その3 フォーマット編



さて、フロッピーディスクドライブの替わりに搭載したUSB Floppy Emulator。
これで使うUSBメモリ側の準備を行います。




使えるUSBメモリ

僕が購入したGOTEKというブランドのUSB Floppy Emulatorでは、使用できるUSBメモリは2GBまでとなっています。

それでも、実際にはフロッピーディスク100枚分の記録しかできないので、ほとんどの容量は使われないことになります。

なので、実際には256MBほどのUSBメモリでも十分ということ。

今どきこんな容量のUSBメモリはなかなかありませんが、中古を探してみましょう!

付属ソフト

USB Floppy Emulatorに付属していたCDRには、超簡単な説明書といくつかのソフトウェアが入っていました。

付属ソフトはこの3つ。

・V123_SFD.exe
・UFloppyManager.exe
・UFDISKManager.exe

使うのはV123_SFD.exe。
残りの二つは僕のPCでは動作さえしませんでした…

formatしよう!

V123_SFD.exeを使って、USBメモリに専用のフォーマットを施します。
このソフトはインストール不用です。

1)立ち上げて、multi-floppy serviseをON**********

V123_SFD.exeを立ち上げたところです。「SFD standard edition」のタグが表示されています。

「SFD enhanced edition」のタグをクリックして以下の画面を表示させます。

start(select)/close(unselect) muluti-floppy service」にチェックを入れて、このソフトの複数の仮想フロッピーに関する機能をONにします。

2)まず普通にフォーマット**********
下の方の「floppy block operation」の「floppy type」で、組み込んだ機器が対応しているフロッピーディスクの容量を選んで「format floppy」をクリック。
USBメモリがフォーマットされます。

この段階でUSBメモリの中の全ての記録が消去されるのでご注意ください!

3)さらに、100枚の仮想フロッピーを作るフォーマット**********
同じブロックにある「floppy block」が「100」になってることを確認して、「make floppy block」をクリックすると、100枚の仮想フロッピーディスクがUSBメモリ内に作られていきます。

これで、USBメモリの準備ができました!

100枚の仮想フロッピーの中身を見るときは

V123_SFD.exe上では、100枚のフロッピーディスクは「FLPPY0」から「FLPPY99」までの名前がついています。


この画面の上の「floppy block operation(0 OF 0)」のブロックの選択窓から仮想フロッピーを選択すると、その仮想フロッピーのウィンドウが開きます。ここで普通にファイルのやりとりができます。

機器で製作したファイルを、ここからPCに保存することができますね。

さあ、これでいよいよ準備OK!使ってみましょう!!…続く

USB Floppy Emulator 導入記・その2 改造編


無事とどきましたUSB Floppy Emulator。

中身は本体とソフトウェアとマニュアルの入った8cmCDRだけでした。

今回は、これにちょっとだけ工作を施します。




USB Floppy Emulatorのスペック

このUSB Floppy Emulatorは、フロッピーディスクドライブの代わりに搭載することで、USBメモリにデータを読み書きすることができるようになる装置です。
(接続された側の機材は、これをフロッピードライブだと思って情報をやりとりします。)

差し込んだUSBメモリを自由に使えるのではなく、USBメモリの中に100枚のフロッピーディスクがあるようなフォーマットをほどこして、そのUSBメモリの中の仮想フロッピーディスクに記録していくという仕組みです。

そのUSBメモリの中の100枚の仮想フロッピーディスクの切り替えを、本体全面の二つのタクトスイッチで行います。
左は10の位、右は1の位。
2桁の7セグLCDの「00」~「99」で使用している仮想フロッピーが表示されます。

*このUSB Floppy Emulatorでは最大2GBまでのUSBメモリしか使えないそうです。

少し本体改造


「その1」で紹介した動画の中で、

仮想フロッピーを切り替えるには、ドライブをオフラインにして切り替える必要がある」と説明されています。

●USB Floppy Emulatorと機器との接続をオフラインに
 ↓
●仮想フロッピーディスク切り替え
 ↓
●USB Floppy Emulatorの機器との接続を再びオンラインに

という手順を踏まないといけない様子。
試しましたが、確かにこのスイッチがないと誤作動を起こすようです。

USB Floppy Emulator自体にはオンライン/オフラインを外から切り替える手段がありません。

そこでUSB Floppy Emulator全面パネルに【オンライン/オフライン(接続ON/OFF)切り替えスイッチ】をつける改造をされています。

難しい改造ではないので、やってみましょう!自己責任で!

材料と作業内容

このようなパネル取り付け式用のスイッチをひとつ。
1回路の小さいもので大丈夫です。
ちゃんと本体に収まるように、サイズには注意です。

それと配線材。細いものでいいです。

↓USB Floppy Emulatorの中身。

ジャンパブロックがあり、ここでA/Bドライブ切り替えや1.44M/720kB切り替えが出来るようです。

その中に、基板に「S1」と刻印されたジャンパがあり、初めから接続子でつながっています。ここが、「オンライン/オフライン切り替え」のジャンパ。
close(短絡)でオンライン。ドライブ-機器接続。
open(開放)でオフライン。ドライブ-機器接続解除。(フロッピーを取り出した状態?)
となります。

この「S1」の2本の端子をそれぞれスイッチにつないで、ここのclose/openを外から行えるようにします。

ケースにスイッチを取り付ける穴を開け、配線を半田付け~

で、こんな感じに。↓

白い線が配線したもの。雑ですいません。

このように、前面パネルにスイッチがつきました。

これの具体的な使い方は別の回で。

これで、ドライブの準備ができました!

搭載

それでは、いよいよXP-80に搭載です!

うんざりするほどのネジをはずし、底板を取り外します。
細かい段取りは割愛しますが、必ず電源コードを抜いた状態で行ってくださいね。

USB Floppy Emulatorはもちろん、フロッピーディスクドライブと接続端子、外形の規格が同じなので、もともと搭載されているドライブをはずして、そのまま挿げ替えられます。


もともとのドライブについていたステーもそのまま利用できます。

組み付け途中で動作確認…^^;

元通りに組み直せば…ついに完成です!!

では早速、使ってみよう!っと、その前にUSBメモリのフォーマットが必要なようです。…続く!

USB Floppy Emulator 導入記・その1 購入編



ローランド XP-80!!

1996年発売。
ローランド社の当時のハイエンドミュージックワークステーションシンセサイザーです。
中古を譲り受けました。

でもさすがに古いのでいろいろ修理が必要で、多少お金もかけて…現役復帰です!

僕はもともと打ち込み系ダンスミュージッククリエイターだったので、こういうのはお手の物。
さあ!これでいろいろ作ろう!!…と思った矢先。

打ち込んだ演奏データを記録するフロッピードライブにエラーがおこりました。
この時代の機材は、データの記録方法がフロッピーだけ、というものが多かったんです。

メーカーからも、「フロッピードライブは在庫がなく、修理不可」と言われていますし、
なによりこのご時世、いまさらフロッピーなんて使いたくないなあと思っていろいろググってみました。

…すると、なんてことでしょう!こんな僕にピッタリの動画を見つけたのです。

*しばらく機械的なお話です。興味ない方ごめんなさい。




フロッピードライブの代わりにUSBメモリを

XP-80にUSBメモリ差し込んでる!!!
この動画でUSBを指しているところには、もともとフロッピーディスクドライブがはまっているんです。

この方法は、パソコン用に開発された

フロッピーディスクドライブになりすまして、
USBメモリに情報を読み書きするドライブ、
<USB-フロッピードライブエミュレーター>に載せ換える
改造。

XP-80だけでなく、フロッピードライブを搭載していた昔のキーボードや、ビンテージサンプラーを今も使っている人には有名な方法だそうです。

この動画の投稿者は、この改造について詳しく公開されていて、それを参考に、自分のXP-80にもUSBメモリを使ってデータセーブができるようにしてみました。

まずは購入

まず、そのUSB Floppy Emulatorというドライブを買おうと探してみましたが…どうやら日本では手に入らない様子。

海外から個人輸入という手段になりました。

http://www.aliexpress.com/
というショッピングモールサイトで発見!
数カ国の業者から同じ商品が出品されています。

値段がいろいろありましたが、もはや頼んでみないと分からないので一番安いこの中国の業者に決定。
↓↓
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<2016年7月追記>
この記事も時間が経ち正確なリンクができなくなりました。
この記事も参考程度にお願いいたします。
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価格はざっくり3000円弱。よし。

ネットでの個人輸入も、こういったサイトを使うと国内のネットショッピングと同じような感覚で取引できます。全部英語ですが…
aliexpressは利用者も多いので、分からないメッセージに出会っても検索してみると同じ問題に当たって解決されている方の情報を得ることができたので、言葉がわからなくてもなんとかなりましたよ!

配送業者

悩んだのは送料。
上記の商品、なんと中国から日本までの<送料無料>の商品なんです!

ただし、配送には30日前後の期間がかかり、紛失の可能性もあります、としっかり書いてありますw

これはちょっと…と思い、EMSを選択。
4~6日で到着予定。はやい!でも配送料だけで3000円弱…まあしょうがない。
本体価格とあわせても6000円。損を覚悟で注文です。

待っている間もいろいろ情報が入ってくる

国内のネットショッピングとちがって、aliexpressの自分のアカウントページ上で、この業者の現在のステータス(注文を受けとったかどうか、オンラインかどうか)を確認できるようになっていました。
もちろんメールで連絡もとれるようです。

僕の場合は注文翌日には受注され、出荷されたことが分かりました。

また、EMSの荷物がどこを通過しているのかもaliexpress上で確認できました。

毎日ここが更新されていくので、荷物が運ばれている実感があり、安心できました。

で、注文から6日。商品が手元にとどきました。

人生初の個人輸入成功!一安心です^^;

その後、aliexpressからメールで連絡がきて、「商品を受け取った」ことを知らせる「Order Comfirm」をクリックして取引終了です。

それでは中身を見てみましょう…次回へ続く

*ネット個人輸入は自己責任で!

XP80互換フロッピードライブ

これは今回の件をいろいろ調べている時に見つけたのですが、Roland XPシリーズで使えるフロッピーディスクドライブの型番リストだそうです。

TEAC FD235HF-6590
SONY MPF520-C
NEC FD1231H
Panasonic JU-257A726P
TEAC 235HF-5327

これが正しいかどうかは僕には分かりません。
ご利用の際は自己責任でお願いします。
ネットオークションなどでみつかるものもありますね。

ちなみに、僕のXP-80に搭載されていたフロッピーディスクドライブは
「SONY MPF520-C」でした。