「数字譜・楽譜」カテゴリーアーカイブ

譜面台の広げ方


昨日は二胡教室のウレシハズカシ発表会でした。
ドキドキするけどドーンといって、楽しく演奏できました!

準備の段階、控え室にて。みなさん安くて軽い譜面台を持ってこられるのですが、案外手間取るのが

譜面台をスムーズに広げることw

ちょっとコツがいるんですよね、これ…


パンタグラフ型?譜面台のスムーズな広げ方


譜面台の種類にはいくつか種類がありますが、コツがいるのは↑このタイプの譜面台。
電車のパンタグラフみたい?なにか呼び方があるんでしょうか。

安さと軽さを両立しているので便利ですが、広げ方を間違えると広がらないし、
細いフレームが曲がってしまっているのもよく見かけます。
説明書にはちゃんと書いてありますが、海外製のため英語でしか書いてなかったり、
パッケージと一緒に捨てちゃったりしちゃうもんですよね。

長いが上、短いが下


折りたたんだ状態ですね。ここからスタートです。

左右それぞれに2本のフレームが収まっていると思います。

長いのと、短いのと。これを、


長いフレームを真上、
短いフレームを真下

に向けます。
左右両方とも。

ここで、ちゃんと真上、真下にそろえるのがポイント。中途半端な向きだと開きません。

きちんと向きを合わせたことを確認したら、譜面を置く部分を持って開きます。

手順に問題がなく、譜面台自体がゆがんでいたりしなければ楽に開くことができるはずです。

何度がよく観察しながら動かしてみて構造を理解することが必要です。
うまく開けましたか??

勝負は閉じるときから始まっている

次は閉じ方。
このタイプの譜面台は閉じるときにも注意点があります。


↑斜めに入っているフレームを、下側にたたんでいくのが正解。
こうして折りたたむと、長いが上、短いが下になりますよね。

☆間違い例

こんなふうに、斜めに入っているフレームを上側にたたんでしまうと、
長短2本のフレーム両方とも上に行ってしまいます。
こうなると、このあとさらに折りたたむときにもスムーズに行かないはず。

いろいろありまっせ

道具は正しい使い方を覚えて気分よく使いたいものです。
こばやし二胡教室ではイベントの度「譜面台が広がらない~~」と各所で声があがりますが、
普段譜面台を使ってないんだなあと、先生は一人淋しいきもちになったりするんであります…(´´ⅴ``)ショボーン


↑パッケージにもデカデカと広げ方が図解されてますね。
苦情多いのかな…


このタイプは一方向にしか動かせないので、開閉については簡単です。
上のタイプに比べると、ちょっと重くなるのかな?

譜面台購入の際はご参考まで!

新しい調の音階を練習するときの注意


二胡はいろいろな調性の曲を演奏します。
練習を進めて行くと、その調性をひとつひとつ勉強していきます。

新しい調性の曲にチャレンジするとき、まず、その調の音階を練習することになるのですが、ここで注意して欲しい点があります。


音階練習に注意!

市販の二胡の教則本でも新しい調性の項では、まず音階の音を順に弾いていく練習が載ってます。

そんな市販の二胡本に載っている練習は

内弦開放弦からはじまって内弦開放弦で終わる

メロディになっていることが多いです。たとえば↓
aweagawegeawnyj

二胡の出せる最低音ではじまり、終わる、という仕組みです。
これは音域の狭い二胡の演奏の都合上、そういうことにしてるんだと思いますが、二胡の最低音が主音になっているD調はいいとして、主音が開放弦にないG調やF調などは弾いてみるととてもへんな音階に聞こえてしまいます。

G調なら ソラシドレミファソ~ ??という音階です。

例えるなら、50音を”い”行から読んで行く、みたいな感じでしょうかw
いうえおあ〜
きくけこか〜
しすせそさ〜
なんじゃこりゃ(@ ̄ρ ̄@)

ただでさえ二胡は音程のとりにくい楽器なのに、不思議な音階を練習するとなると、脳味噌スポンジになることうけあいです。
日本では小中高校の教育で、しっかり西洋音楽を仕込まれてますから、「楽器なんてぜんぜんやったことないっす」って人でも、なんとなく「どれみふぁそらしど~」と音階を歌ってみることはできますよね。
音痴だとしても、<ド>から始まる音階ルールに則って音程があがって行く感覚はもっていると思います。

それを踏まえて、ここに注意!

そこで!二胡で始めて練習する調が出てきたら、

1(主音)ではじまって1(主音)で終わる

メロディで練習してください。
<1>の音は、その調の主音であり<ド>の音です。

たとえばこんな感じで↓↓
→楽譜はこちらをクリック

主音で終わるようにすることで始めて、西洋音楽的音階練習が成立します。

それは、西洋音楽の素養を持つ私たちにとって”分かりやすい”メロディです。
主音で始まり主音で終わるメロディで弾くことで、音程の間違いに気づきやすくなると思いますよ!

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