微妙な音程表す単位「セント」


音程を表す言葉というと、「全音」「半音」「度」「オクターブ」などなどありますが、

「セント」

という単位はご存知ですか?
今日はセントについてお勉強です。


半音 = 100セント

「セント」は日本語では「音程値」と表されるようですね。
「セント」と音程には、以下の関係があります。

半音 = 100セント

平均率の半音を100分割したものが1セントとなります。

全音 = 200セント
1オクターブ = 1200セント

ということになります。
ものすごく細かい音程を表すことができますね。

使いどころはチューナー

普段二胡を練習する中ではなかなか出会わない単位「セント」。
これを使うのチューナーを扱う時が多いのではないでしょうか。
一般的なメーター表示のチューナーでは、中心からメーターの端までは50セントになっています。

Korg PitchClip PC-1の場合

TASCAM TC-8の場合

「50」と表記がありますね。

50セントというと、半音の半分。

こうしたチューナーでは、表示されている音程の「半音の半分」までの高低を表示してくれます。

それより音程が高くなると半音上「E#」表示に切り替わり、
低くなると半音下「E♭」表示に切り替わる、という仕組みですね。

ムリヤリ合成画像を作ってみると、こうなります↓

ちょっとわかりにくいですが…^^;

純正律を作るときにも

二胡みたいな音程のとりにくい楽器ではなかなかそこまでできないのであまり使わないですが、

アンサンブルで純正律の響をつくるときなどには、
「あ、その音20セント低くしてねー」
なんて会話が飛び出したりするそうです。

おそろっしゃ~

半音を100分割する単位「セント」。
知識としておぼえてきましょう。

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