ちょいとMY二胡を調整。レコーディングのお仕事をいただいたこともあり、兼ねてから使ってみたかった高級二胡弦を張ってみました。
「THOMASTIK」というブランドの二胡弦。日本で手に入る二胡弦としてはかなりの高級品。
はてさて、その実力はいかに…??
トマスティーク社
オーストリアの弦メーカー・THOMASTIK社。
様々な弦楽器で培ったノウハウを詰め込んだ、ハイクオリティな弦です。
かっこいいブリスターパッケージに入っている内外弦。
それぞれの弦は紙袋に入っていますが、弦がはだかの状態で入っています。
弦は保護のためナイロンの袋に入っていることが多いです。
頑丈なパッケージに入っているからでしょうか。
弦にサビなどはありませんでした。
高級弦らしく、弦の両端の処理(編んである部分)がとてもしっかりしています。
弾いてみた
高級弦らしく、低雑音で高音も良く出てくれます。
僕は1000円程度の弦を愛用していますが、そういった安価な弦にある「ギラギラ」した感じはなく、とても滑らかで落ち着いた音色です。
その音色のまろやかさという点で、値段相応のクオリティを感じます。
よく言われることのようですが、クラシカルな高貴な音色になりますが、民族的ないい意味での雑さ、力強さはないかなあという感じ。
いわゆる日本で言われる“癒しの二胡”のイメージに近いかも。
ずっと弾いていて疲れない音色です。
演奏の時は多少トゲがある音の方が、自分に対してハッタリが効く、というのが小林感覚なので、これはレコーディング向けって感じだな。
せっかくいい弦張ったし、がんばって録音に演奏、がんばるぞ!
トマスティークの所在地についての記述に誤りがあり、修正しました。失礼いたしました。