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弓との擦れから胴を守る部品、“デンペン”。
写真の鼈甲柄の部分です。

プラスチックなどの樹脂でできてるデンペンは磨耗によって磨り減っていき、最終的には交換しないといけなくなります。
デンペンは蛇皮の上に直接接着してあるので、バリッとはがして付け替える作業は何度もやりたくないものです。

それで、デンペンの上にテープを貼ったりしてデンペン自体が磨り減るのを防いだりしている人は多いと思います。僕もそうです。

テープはすぐ磨り減っちゃうので簡単とはいえ作業は日常的だし、多少とはいえテープ表面と弓との摩擦が運弓を重くしてしまうこともあります。

スムーズな運弓ができる、磨り減らないデンペンはないものか…
そんな悩みにズバッとした答えを、ブログを読んでくださっているという“Sさん”からメールで教えていただき、早速試してみました。

Sさんありがとうございます!


Sさんからのメール

Sさんからはこんな詳細な資料を頂きました。

→クリック!「Sさんから頂いた資料」

デンペンは主に弓の毛が擦れている部分が減ります
この部分だけを金属にする、というもの。

目から鱗、灯台元暗しでした^^;

金属なら磨り減りにくいしツルツルです!
これを自分の二胡で試してみることにします。

工作!

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こんな銅版が家にありました。0.2mm厚くらいでしょうか。
これを少し余裕をみて切り出します。

このくらいの厚みなら、なんとかハサミで切れます。
ホームセンターなどでも購入できます。

こんな感じにカット↓
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次に、前後の面を折り曲げます。
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ムニッと。

側面を曲線にカットして、できあがり。
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普通の両面テープを一面に貼って、二胡のデンペンの上に貼り付けました。

毛がひっかからないように

金属デンペンの両端を折り曲げるのは、演奏中に毛が引っかからないようにするためです。

【失敗↓】
はじめに、デンペンの磨り減る部分の最小限のスペースを狙って、こんな風に金属を切り出してみました。↓
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これでも、まあ支障はないのですが、金属デンペンの“角”にはぐれた毛がひっかかってしまうことがありました。

    ************

もとからついているデンペン全面を覆い、デンペン上に毛の引っかかり易い“角”が生まれないようにします。

Sさんの資料にある二胡は、金属デンペンと樹脂デンペンの高さを合わせ、毛がひっかからないような工夫がされていますね。

いいかも!

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すべりもよくて、どれだけ弾いても磨り減りそうな気がしない!!
普通の両面テープでも問題なく止まっていますし、音色に悪影響を与えているようには感じません。

Sさんはステンレスを使い、500時間ほど弾いても減ってる様子はないそうです。
銅がどのくらい摩擦に耐えられるかはまたレポートします。

デンペンがすりへってしょうがない!そんなあなた!!
簡単な工作で磨り減らないデンペン、手に入りますよ!

教えていただいたSさん、本当にありがとうございました!!

コメント & トラックバック

工作が不器用でうまくできないので、いいなあ、と感心していました。ところが、いいものを見つけました。スコッチ社のアルミテープです。商品番号をはNA-50というものです。これを二重に折って(接着面を内側にします)両面テープでデンペンに貼り付けます。簡単にハサミでカットできるし、丈夫そうです。使用感はデンペン直と殆ど変りません。弓の竹が擦れる音が多少小さくなります。私は、この音をできるだけ小さくしたいのですが、この点は少し不満です。見た目の落ち着きのなさも気になりますが、誰にでも工作できて実用的かな、と思います。

高澤様

コメントありがとうございます。
アルミテープ!それはいいかもしれませんね。
僕も購入してみます。
また記事にしますね~

デンペンそのものを金属製にする、という発想はないのでしょうか。思いつくのはチタンなどですが、色合い的にも違和感のないものもあると思います。現在はアルミテープを二重にして両面テープにより固定しています。具合はいい(竹が当たるカチカチ音も減じられし)のですが見栄えが今一つです。いっそ金属製にしてしまえがもう取り換える必要なないと思うのですが。

高澤様

ご無沙汰しております。
確かに、もともと金属でできていればいろいろ楽かもしれません。

蛇皮の凹凸のある面に接着する際に、プラスチックなどある程度柔らかい素材の方が都合がいいのかも。

僕はこの記事での薄い銅板を貼って、4年経っていまだに不具合が起きません。
金属デンペン万歳!!

デンペンの二重貼りをしました。本体のデンペンを細工せずに新しいデンペンをその上に両面テープ(強力)で貼り付けたのです。デンペンが厚くなった分外弦・内弦の幅が狭くなり換絃がやり易くなる半面弓の毛が他絃に接触する懸念を持ちました。しかし、杞憂でした。ただし、音色的にどんな影響があったかについてはよく分かりません。多分こういうことに楽しみを感じているせいで肝心の上達が極めて遅く影響が判然としないのだと反省はしています。でも、これが結構楽しいのです。そういう次第で、もし暇がおありでしたらこの二重貼りが音色にどんな影響を及ぼすか試してみていただきたいと思います。原理は本ページと同じなので心配はないと思うのですが。金属の加工は素人には無理ですが二重貼りは誰にでもできます。それと、二重にすると例のカチカチ音が小さく、しかもカチカチ音の音色の周波数が下がり聞こえも改善されます。

それもいい方法ですね。
二重張り、機会があればやってみたいと思います。

音楽の楽しみ方は人それぞれですから、迷うことはないと思いますよ!

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