運弓の雑音の原因について考える第2回!
今回は右手首と弓の関係について。
手首の仕組み
手首の動きには向きによって名前がついています。
背屈(はいくつ)→
掌屈(しょうくつ)←
向きかえてー
橈屈(とうくつ)↑
尺屈(しゃっくつ)↓
この4方向への動きを組み合わせて、斜め方向や回転を行っています。
手首はこの4方向へは真っ直ぐ直線的に動かせますが、
手首が斜めになる方向については2つの動きの組み合わせになるので、
本当に”まっすぐ”動かすことはちょっと難しくなります。
運弓に対して手首をどう使いたいか
弓は、進行方向に対して真っ直ぐ直線的に動かしたい。
弓と手の平が直角になっていることで、
横方向への弓の動きに対して背屈と掌屈の動きのみでそれに対応できます。
ところが、手の平が弓に対して寝てしまうと、橈屈、尺屈の動きと組み合わせる必要がでてくるので、
手首をひねるように使う必要がでてきます。
そうなると、どうしても本当に直線的に横へ動かすことが難しくなり、
弓の進行方向以外への力が、わずかでもかかっていってしまう。
動画で解説
ちょっと動きがおおげさですが…(;´Д`)
これも、雑音の原因の一つだと考えています。