現在二胡で使われている数字譜では
長調/短調の区別がありません。

二胡の数字譜は、左上にある

をみて
「この曲はD調だ」
といった感じで言ったりしますが、
このマークはあくまで
この楽譜上の「1」の音はDです。
そうすると内弦の音は「1」で、外弦の音は「5」です。

といってるだけです。
なので、二胡の数字譜に書かれている曲が、
調性音楽的に何調なのかは、左上の指示記号をみるだけではわからないことがあります。
(このマーク、なにか呼び名あるんでしょうかね?)
例えば、

これは二長調の音階。五線譜で書くと

数字譜で書くと

こちらは二短調。

五線譜では

数字譜では

あらビックリ!“二短調(Dmoll)”の音階を数字譜で書くと“F調”の書き方になってしまうんです。
「6」ではじまる音階となってしまうんです。
二胡教本に載っている「荒城の月」や「もののけ姫」は“F調”の楽譜ですが、
実際にでてくるメロディは“二短調”になるんです。
二胡奏者間での話なら問題ありませんが、他の楽器文化を持つ演奏者と共演するときに、
楽譜に1=Fと書いてあるからと「荒城の月、F調ですから。」
と伝えてしまうと全然キーの違う伴奏をされてしまいます。
争いの原因になるかも。
暗いメロディの短調の曲の場合、<1=D>と書いてあっても「Dの短調」ではないので注意です!
*二胡でよく使われる調性の対応表*

言葉や習慣と同じように、音楽もジャンルごとに独特の文化をもっています。
二胡という音楽文化の中での常識は、他のジャンルの非常識であることが多々ある、
ということをキモに銘じて音楽世界を歩いていきましょう!
…とりあえず書いてみたけど、これをスマートに説明できるようになりたい…
ちなみに、僕が人生で一番ガ━━━━━━━━(゚Д゚;)━━━━━━━━ン! ときた言葉は
「私の常識 あたなの非常識」
です。

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