微調整ネジの仕組みと取り付け方


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一般的な木軸の糸巻きの二胡は、微妙な調弦が難しいです。

「…よし、近い音になってきた。あとちょっとだけ音程を高くすれば…あああ!行き過ぎた!(涙)」
てな具合に、気がつけば何十分も調弦と格闘している思い出もみなさんお持ちではないですか?

そんなときに便利な、【微調整ネジ】!
仕組みを理解して適切に使いましょう。


微調整ネジ

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僕が使っているのはこんなタイプのもの。

下図のような仕組みです。
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ネジを締めこんでいくと、ネジの先が弦を下方向に押し下げていきます。
これで、すこしづつ弦の張りを強くする→音程をあげていくことができます。

微調整ネジは本当に少しずつしか音程が変わらないので、できる限りギリギリまで木軸であわせて、最後の仕上げ、といった感じで使うことになります。

微調整ネジにもいろんなタイプがありますが、上の写真の物は分数バイオリン用の物をそのまま使っているみたいですね。

使い方のポイント

使い方のポイントとしては、音程が合ったとき、

微調整ネジを通ってる弦が一直線にならないようにする、という点があります。

弦の微調整ネジを通ってる部分が一直線になっているときは、ネジが緩んでいて弦をほとんど押していないとき。

ネジに遊びが生まれて、音の振動でネジが振動して雑音の原因になることがあります。
微調整ネジは、最低でも少し締まった状態で音程が合うように。

また、弦楽器の調弦全てで言えることですが、
音程は「下げてあわせる」のではなく「上げてあわせる」方が狂いにくいと言われています。

音が高くずれている時、いったん大きく音程を下げてから上げなおすという手順をとります。
この仕組みを理解して、微調整ネジを活用しましょう!

弦への取り付け方

弦への取り付け方ですが、

1)まず、ネジを限界まで緩めます。
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なんならネジ取っておいてもいいかも。

2)片側の切り込みを弦にかけます。
基本的に微調整ネジに上下はありません。
少し緩めた弦にの、千斤より上の部分。押弦しない部分に、微調整ネジの切り込みを引っ掛けます。
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3)ネジ受け部の切り込みに弦を通します。
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ネジの出てくる部分の切り込みに弦をとおして(分かりにくいかな…)

4)もう一方の切り込みに弦をかけます。
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けっこうグイッとやる感じです。
仕組みをよく理解して、上の図のように弦がかかればOK.

で、微調整ネジの位置を決めてネジをそれなりに締めこめばできあがり!

微調整ネジ、取り付けはどのあたり?

微調整ネジの取り付け位置は、千斤と糸巻きの中間がいい、と聞いたことがあります。

それは僕自身はあまり気にしていなくて、
微調整ネジが前を向くようにそろえて、音を出しながら左手でだけで調整できるような位置にしています。
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糸がまいてある?

慣れれば木軸だけでピッタリ調弦することは可能ですし、微調整ネジ自体が金属的な響を生むから取り付けない、という方もいます。

そういった方が金属製のネジの代わりに、糸を使った原始的な音程微調整の仕組みを使う奏者も多いです。
↓こんなの。千斤より上の方に、内外弦それぞれと竿をむすんでありますね。

これは音程の調整というより、余計な弦の振動を押さえる目的の方が強いようではります。

僕自身は、いろいろ扱いが雑なもんでw、演奏中に狂いを直そうとすることもしばしば。
ネジ式の微調整器具がついているとサッと修正できるので、僕の二胡や中胡には微調整ネジがつけてあります。

*糸巻きが金属機械式の場合は、もともと微調整が効くのでこのような弦にとりつけるタイプの微調整ネジはつけません。

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