二胡の弓。モサモサは馬の尻尾の毛です。
ここに松脂を塗ることで摩擦力が生まれ、音がでるわけです。
使い続けていると、松脂がとれやすくなってきます。
毛が痛むのが主な理由で、これはしょうがない。
他に、手の油などの汚れで松脂がつきにくくなってしまうという説もあります。
そのため、「弓の毛を洗うと毛の力が復活する」という話は良くききます。
そんなの都市伝説だ!と思ってきましたが、ちょうど半年しか使ってないのにヨレヨレになった弓があるので試しに洗ってみたいと思います。
お風呂場へ
ノープランでお風呂場へ。
毛ですから。シャンプーしましょう!今回つかったシャンプーはこちら。
パックスオリーという自然派シャンプーです。
竹や手元の編んである部分が濡れないように、こんな風に持ってみました。
桶にぬるま湯をいれ、すこしずつ浸します。
じゃぼーん
シャンプーを少量つけ、洗っていきます。
手元の汚れがたまった部分も念入りに。でもあまりキレイにはならなかったです。
っていうか凄く洗いにくい!僕が長年坊主で長髪の洗い方を知らないからでしょうか。
それでも可能なかぎり念入りに。
ゆすいで終了!
タオルで水気をとり、陰乾しです。
結果は?
洗った毛。ついていた松脂はきれいにとれたようで、新品同様全く音はでません。
ただ、毛がすごくギシギシしてます^^;リンスもするべきだったか…w
松脂を塗って弾いてみましたが、洗浄前よりは松脂が多くのるようになったのか、多少手ごたえが強くなり、しっかりした音が出ているようには感じました。
でも、洗浄前と同じくらいの演奏時間で松脂が足りなくなってきます。
もう毛が痛んでたんでしょうかね。
新品と比較してみた
予備で持ってた新品の同じ弓と比べたら…やはり、新品は全然ちがいましたw
強い手ごたえ。松脂の持ちもかなり長い。
今回の場合は、洗うことで寿命が伸びるとは感じられませんでした。
普段の使用状況によって、毛の汚れが多い人には効果があるかも。
やってみよう、と思う人は自己責任でお試しください。