弓のネジ部のグリス


健やかな、朝…

まどろみの中、生徒さんから届いたメール…

「たいへんです!!!!!!ネジをはずして弓魚をとったら、弓が中で腐食してましたあ!!(´д`)」

Σ(゚Д゚)ェエーーーー!


弓の中

添付された現物写真がこちら↓

これは腐った竹ではなく、グリス です。

弓の端っこはネジになっていて、そのネジが弓魚(毛を止めてる部分)に入っている仕組みになっています。

ネジ部は金属製。
弓の毛の張り具合を調節するため頻繁に動かすので、ネジが回りやすいようにグリスが塗ってあります。

今回の事例の弓の場合は、そのグリスがたっぷり塗ってあった、ということになります。

支障は?

普段使っているときにグリスが竹の隙間からはみ出てこないなら特に問題はないかと思います。
まあでも今回の弓の場合はたしかに多いので、はじめて見たらビックリしますよねw。

このくらい盛られた弓もけっこうあるので、不良品というわけではありません。
盛られたグリスは、普段使っているうちに少しずつネジ部についていく、という効果も考えられると思います。

このグリスはけっこう重要で、僕も以前にたっぷり盛られたグリスをキレイにふき取ったら、しばらくしてネジが回らなくなったこともありました。

すこし残しておいて、ネジの回りが悪くなってきたらネジ山にちょっとつけてあげるといいと思います。

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