二胡は二本の弦の間に弓が挟まっていて、普段は弓を本体から取り外すことはありません。
楽器を片付けるときには、弓を楽器にかけて置くことになります。
普段なにげなくやっていることでも、意味を確認しながらおこなうことで、楽器への負担を減らすことにつながります。
動画で説明
(Youtubeのサイト上の録画機能を使ってみました。画質荒い…^^;)
糸巻きに弓をかけるときもはずす時も、微調整ネジなどに弓の毛が引っかからないように注意。
糸巻きから弓をはずす時、勢いよくはずすと蛇皮に弓を押し付けることにもなるので、糸巻きから外れたらすぐ横に倒しましょう。
これはなんとなくやってると、そのうちなんとなくできるようになります(´ー`)
弓のかけ方、ここでは「弓の手元側を糸巻きにかける」方法です。
逆の「弓の先を糸巻きにかける」やり方もあります。
どちらでもお好きな方で(・∀・)イイ!!
弦と弓はいつも同じ場所で交わっていること
上の動画内でも何度も言っていて、これは二胡の取扱い全体での話でもあるのですが、
弦と弓は、どんなときでも”演奏時の場所”付近で交わっているといいと思います。
演奏していないときも、ということです。
演奏しているときの場所っていうと、
このへんですね。
弓を片付ける時、弓が下に移動してしまうと、
胴が邪魔になって、二本の弦に毛が挟みこまれてしまい、「ギ!ギギー!!」となってしまいます。
逆に上に上がってしまうと、千斤に近づくにつれ二本の弦の間隔がせまくなるので、「ギ!ギギー!!」となってしまいます。
どちらも毛を傷めることになるし、松脂をいろんなところにつけてしまうことになりますね。
僕は楽器を置く時でも、
こんな風に、演奏時に近い状態で置くようにしています。
↓次の写真は小林的にはよくない例。
弓と弦の交点がずれてしまっています。「ギ!ギギー!!」となってしまいます。
演奏しないときも弦と弓の交点の場所を意識して扱うと、楽器にあまり無理がかからないし、スタイリッシュに見えるように思いますよ。