音程を表示してくれるチューナーはとても便利ですが、多機能でややこしい商品も多いです。
設定ボタンを触ってしまったのに気づかずに、まちがった表示のまま使ってしまっている、なんてこともありがち。
ここで紹介するチューナーは、シンプルイズベストを絵に描いたような素敵な商品です。
機械がニガテな方はもちろん、全ての二胡奏者におすすめします!
KORG pitch clip PC-1
↓メーカー商品サイト
http://www.korg.co.jp/Product/Tuner/pitchclip/
「究極にシンプルで、使いやすく」作られた、ギター用のクリップチューナーです。
この小ささ!
二胡に取り付け
クリップも二胡の竿にちょうどいい大きさです。
(僕はこんな風に、パネルを開いて弦をくぐらせて取り付けています。)
表示パネルは動かして、見やすい角度に合わせられます。
7セグLEDと#表示だけでCDEFGAB表記で音程を表します。
なので、大文字と小文字が混在してしまう点には慣れましょうw。
(上の写真は「D」)
電源ボタンを長押しすれば表示の上下を換えることもできます。
シンプル機能
一般的なチューナーって、
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・基準ピッチの調整(A=440 ←この数値を変える)
・基準音の再生
・振動を直接拾うモード/マイクで音を拾うモード を変える …etc.
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こういった機能がついてるものですが、この pitch clip PC-1 は、そういった機能を全部省いて、振動を拾う→表示する だけの極々シンプル構造となっています。
なんたって操作ボタンは電源スイッチのみ!赤矢印。
迷わないですね。
潔いコンセプトです。
他の機能もあると便利なんですが、機械に弱い人にとってはボタンがいくつもあるというだけでパニックになっちゃうことも。
表示が点滅したら、そろそろ電池交換の時期だよ~というお知らせです。
こういうときには使えない
逆に、
「俺たちはA=442にあわせてチューニングするぜ!」
といった、基準ピッチにこだわりがある場合においては使うことができません。
pitch clip PC-1 は A=440 の設定から変更することができないからです。
使用感
シンプルに徹して見やすい表示ですが、精度もよくしっかりチューニングできます。
感度がいいので、二胡では竿の上のほう、糸巻きよりも上に取り付けてもちゃんと音を拾ってくれます。
1年ほど使ってみて、LED表示の一部が点かなくなる故障がありました。
「#」のLEDが消えたりしたら、「A」なのか「A#」なのか分からなくなってしまいます。
そうなってしまったら寿命とあきらめましょう。安いですしね。
本体が小さいので、ケースによっては二胡につけたままケースに収めることも可能でした。
ちなみに、奏生にもなんとか取り付け可能です。
ちょっとペグまわしにくいかな…^^;
電池の持ち
2032のボタン電池1個使用。
10分経つと自動的に電源にOFFになってくれます。
連続使用したとして、電池のもちは17時間ほどとのこと。
ちなみに、
こんな昔からの据置型チューナーは電池が100時間もつとのこと。
ここは小型ゆえ、しょうがないところですね。
KORG pitch clip PC-1
邪魔にならなくてサッと使えて信頼できる。んで安い!
使いたくなるチューナーです。
二胡のために作られたんじゃないか?ってくらい、ピッタリなチューナーです。
二胡ファンにはかなりオススメです!
安くていいのが出ていますね~
コルグのワイヤレスチューナーも気になっています。
TASCAMのPT7が反応が1番いいですが
小さくてかわいいのも魅力です。
チューナーも時代はワイヤレス…
そのうちトランスフォームしてくれそうですね!