バイオリンの演奏で、音を2つ同時に弾いて和音を奏でているのを聴いたことがあると思います。
そのテクニックのことを「ダブルストップ」と言います。
二胡でもできないことはないので、やってみましょう~
ダブルストップ奏法
ダブルストップ奏法とは、
バイオリンなどの弦楽器で、隣り合う二本の弦を同時に鳴らす奏法。
二胡ではあまり綺麗な音がしないのと、外弦内弦それぞれの音程を自由に決められないので余り使われません。
ポイントは、内弦の弾き方の変形であること。
弓を大きく斜めにして、毛だけで両方の弦を弾くのも間違いです。
いい音がするちょうどいい力具合を見つけてください。
竹にも松脂
竹にも松脂がついていないと音はでません。
よく練習で使っている弓なら、毛に塗った松脂が飛び散って竹にもついているはず。
そのままダブルストップ奏法することができるはずです。
♪ 竹が当たってるのにあまり音出ないぜ! って場合や
♪ 普段練習の後は弓についた松脂は綺麗に拭いちゃうぜ! って几帳面な方は
竹の弦に当たる部分にも松脂を塗ってみるといいと思います。
竹についた松脂はすぐにとれてしまうので、ダブルストップを練習していると簡単に音が出にくくなると思います。
そんなときはちょいと松脂を竹に塗ってみてください。
実際の使用例
二胡のダブルストップは効果音的な使われ方が多いです。
例えばこの曲では
0:24~、
2:05~、
2:29から一瞬、
使われています。
“ざわめき”を表現しているのでしょうか?
これはダブルストップを多用した珍しい曲です。
跳弓やピチカートまで?ダブルストップしています。
内弦外弦の調弦関係を完全4度にして、馬頭琴の雰囲気をだしています。
(普通の二胡は完全5度に調弦)
ところどころ、ダブルストップしながら内弦だけオクターブ上の音を押さえているところも注目です。
これも馬頭琴テクですね。
かっこいい~!昔よく耳コピした曲です。
次は、ダブルストップ練習曲に挑戦!!
音は9かと思ったんですがどうでしょう?