先日アップした、ビートルズ「Hey Jude」。
この中で、僕もはじめて使ったテクニックがあります。
知っててもしょうがないかもしれないけど、まあそういうこともできるなあ、というネタを紹介します。
内弦開放弦より低い音
二胡で出すことのできる一番低い音は内弦の開放弦ですよね。
D調ならば「1」の音になります。
動画の「Hey Jude」はD調で弾いています。
メロディの最初の部分を数字譜にするとこんな感じになります。
楽譜にあるメロディの最後に、「1」よりひとつ低い「.7」の音があります(赤字の音)。
本来ならば、この音はD調では出すことはできません。
そこで…
むりやり
動画で説明してみました。
そう、竿を弦がたわむ方向に無理やり曲げて、弦の張力をわずかにゆるめ、開放弦の音程を少し下げる、という方法です。
これで、D調ならば「1」より半音低い「.7」の音を出しています。
…とはいうものの、竿を曲げる方法では、「.7」の音になるまで音程を下げることは難しいと思います。
下がっている雰囲気をだせるもの、程度に思っておくくらいがいいかもです^^;。
このテクニックは、習っていた先生に教えてもらったものですが、先生自身が
「…まあ、こんな方法、つかうことはないだろうけどねー」
とおっしゃっておられました(笑)。
そして10数年の僕の二胡人生の中でも、これを使っている演奏はまだみたことがないです。
(竿をまげて音程を下げるテクを使っている曲なり動画なりあれば教えてください!)
今回「Hey Jude」で初チャレンジしてみましたです。
0:29、1:00、2:20でやってます。
他の楽器では
↑この動画の冒頭20秒まででやってます。
ギターなどでは時折みられるテクニックです。
二胡では、開放弦に対してしかできないし、普通の演奏状態から急にはできないのでなかなか使いにくいテクです。
また、竿にとっても負担でしょうから、ほどほどにしておきましょう。
竿が折れてしまっても僕は責任もちませんので…^^;