二胡を練習していると、↑みたいに白い粉が積もります。
これはアヤシイ薬じゃなくて、弓に塗っている“松脂”が積もっているんです。
練習すればするほど、松脂は白く積もっていきます。
松脂を綺麗に取り去る方法を紹介します。
普段は気にしない
僕が最初に教わった先生には、
「ここが白ければ白いほどかっこいいのだ!!!」
と習いました(笑)
分厚い松脂の層→長時間練習 という公式がなりたつからでしょう。
TVに出てくる二胡奏者などの二胡も、軒並み真っ白ですよね。
この松脂、普段はほっておいおてとくに問題ないのですが、ベタベタするので、たまに綺麗にふき取りたいと思うこともあると思います。。
一番いいのは、毎日演奏後に乾いた布でその都度ふき取っておくこと。
しばらくほったらかしにしていたら、こびりついて簡単には取れなくなってしまいます。
こびりついた頑固な松脂は、アルコールをちょっとつけてふき取れば大丈夫!
マニキュアの除光液でもよい、といわれていますが、昨今の殺菌ブームで、いろんなお店や施設にある、手の消毒用アルコール
↑こんなやつを拝借して、ちょっとだけティッシュにとってふきとれば綺麗にとれますよ。
蛇皮の部分だけはアルコールつけないほうがいいでしょう、一応。
西洋の楽器はどうしてる??
バイオリンやチェロなども弓に松脂を塗って演奏するので、もちろん演奏によって松脂が積もります。
でも、演奏されているバイオリンをみて、白く松脂が積もっているところなんてみませんよね?
バイオリンは胴の板が薄くて強度も弱いので、楽器保護のため仕上げにニスが塗ってあります。
このニスは音響効果の面でも効果があるようです。
◎参考リンク
http://www.violin-p.com/clm/varnish.htm
積もった松脂は表面のニスを侵してしまうため、バイオリニストは演奏の度に几帳面に松脂をふき取るようですね。
上質な二胡は表面は何も塗ってありません。松脂でべたべたになってもふき取ることができるので、あまり気にされないようです。
ハンドの選手も松ヤニ使ってたけど今はどうなんだろ
野球のピッチャーが投球まえにパフパフしてるやつも、ロジンバックっていいますもんね。
スポーツでは滑り止めに松脂(ロジン)を使います。
二胡やバイオリンの弓もいっしょで、松脂が弦との摩擦を生んでくれます。
何も付けないとツルツル弦の上をすべるだけで、ぜんぜん音がでないんです。
バスケでも松脂スプレーってのをつかったりするんですね。しらなんだ