新しく二胡を入荷。
珍しく、「龍頭」仕様のものを入れてみました。
龍頭とは、文字通り二胡の上部に龍の彫り物が入っているもの。
久しぶりにみたけど、立派なものです。
玉
ばーーーん!
迫力あります!
僕は二胡の龍頭の彫り物のデザインは2種類ほどしか見たこと無いです。
他に鳥っぽいのとか、謎のグロテスクなものとか、四角でカクカクしたものとか、いろいろあります。
このタイプの龍頭は、口に“玉”をくわえているんですよね。
これ、玉を後から入れたのではなく、彫って行く過程で口の中で玉を彫ったのではないかと思います。
口の中で、玉は僅かですがカラカラと自由に動くんです!
口と玉は切り離されています。
ググって見ると、こういうトリッキーな造詣のことを「ホイットリング」と言うようです。
昔木彫り体験教室みたいなので、「輪のついたスプーン」を1本の木から削り出したのを思い出しました。
下手すると、周りがポキッと折れちゃうわけですね。
すげー
●リンク・奇想物体とホイットリング(Whymseys And Whittling)
http://galleryimpossible.com/WoodChainETC.htm
そうでないのもあった
同じようなデザインの別の龍頭二胡。
うむ、凛々しい。
先の赤い龍頭二胡はけっこう高級品です。目は別種の木材が使われていたりしていました。
こっちの黒い龍頭二胡はとてもリーズナブルなもの。
見た目のデザインは同じですが、目も同じ木から掘り出したものですね。
そして、こちらのリーズナブル龍頭二胡は玉を加えていませんでした。
わかりにくいですが、玉はなく、上あごと下あごは地味につながっていました。
いろんなグレードがあるんでしょうか。
音色とは別の楽しみとして、二胡の頭のデザインも面白いですね~
↑この本の表紙のペンダントもホイットリングですね!