ちょっと…悩んでいます。
販売用に仕入れた二胡が、なかなかどうしていい感じ。
ちょっと自分用として使ってみたい気になっています。
どお~しよ~かなあああ~
みなさんは、自分の相棒となる楽器、どのように決めていますか?
悩む…
これからの自分の音楽の相棒となる楽器を決める。
なかなか簡単ではありませんよね。
それなりのクオリティを求めるわけで、やはりそれなりのお値段にもなるでしょう。
「これはいい楽器だと思う。でも、しばらく使ってみたら失敗した!なんてことになったらどうしよう…??」
失敗したくない!という気持ちは僕にも強くあります。
自分の相棒の決め方にはいろんな考え方があるわけですが、今回は僕の考えを書いてみたいと思います。
環境はよくなっている
僕が日本での二胡の世界に足を踏み入れて十数年。
はじめたころは、いわゆるボッタクリ商品も出回っていました。
僕が最初に買った二胡も、今思えばかなりボッタクられた代物でした。
ですが10年が経ち、日本での二胡文化も成熟して専門店もたくさんできました。
最近では、先生や専門店から購入した楽器は、値段相応のスペックをもっていることがほとんどだと感じています。
昔のような極端なボッタクリは減った、と思います。
買う場所をきちんと選べば、安心して購入できる環境ができつつあるのではないでしょうか。
でも、自分にあった楽器なんて売ってない!
一方、どんなに厳選しても自分に100%ピッタリあった楽器が見つかるとは思っていません。
すばらしいスペックを持った二胡を購入!弾き込むことでその二胡はどんどん鳴りが良くなっていくでしょう。
でも、しばらく使ってみることではじめて、なかなか受け入れられないクセのようなものにも気づいていきます。
そういったクセには、ちょっと付き合っただけではわからない…ましてや、買うかどうか悩んでいるときにはとてもわからないことは多いものです。
その不満な点を認めてあげられるか
なんだか恋愛話みたいになってきましたが、僕は同じように考えています。
白馬の王子様なんていない…w
パーフェクトを期待しない。
長く付き合って行くなかで、
「腹の立つことも多いけど、こいつとなら前を向いて歩いていける…」
と思えるようになりそうな相手かどうか。
これが「良」なら、GOしちゃいます。
勢いも大切です!!ww
今のメイン二胡と僕
このブログを読んでくださっている方から、僕の弾いている二胡がとてもいい音で、そういう楽器が欲しい!ということをおっしゃってくださったことがあります。
とてもうれしいことです。
今の僕のメイン二胡は、10年程前、とてもあこがれていた商品でした。
弾いたらとてもいい気分!でも高い(涙)
とてもじゃないけど手の届かない商品でした。
そんなあるとき、この二胡を売りたいというユーザーさんからお話を頂き、その方から中古で譲ってもらったんです。
中古といっても高い。
思い切って、そのときメインで使っていた二胡をオークションで売却。全てを捨てて(笑)この二胡を手にいれました。
この二胡を手にいれたときは本当にうれしくて、歓喜しました。
でも、いざ使ってみると、この楽器が持っているクセに翻弄されてしまいました。
ようやく仲良くなれた…と感じたのが3年目。
「こいつにもいいところあるじゃないか」的な気持ちが芽生えますw。
それまでは、以前の二胡を売ってしまったことをとても後悔してました。
そんなこんなで10年に近い月日が経ち、不満な点もふくめて、この二胡との信頼関係ができあがっています。
今でも、とても弾きやすい楽器とは言えませんが、それ込みで、この楽器を一番信用しています。
僕から、一番いい音を引き出してくれる道具です。
まとめ
まとめると、予算ととりあえずの演奏感に満足できるなら、買っちゃう。
今の日本で、信頼できる先生や知識をもった専門店からの購入で、商品価値として大損をすることはあまりないと思います。
時間をかけて一緒に音楽していくなかで信頼関係を築いていくことが大切。
であれば、悩むことに時間をかけすぎず、はやく共同生活をスタートさせるほうがいいと考えることもできますね。
でも言うは易し…
悩む悩む…^^;
この二胡買うかなあ~どうしようかなあ~w