二泉弦張って二泉胡!



さあて、今日はコンサート!
打ち合わせしてきたところ、今回は二胡の出番はほとんどなく、中胡ばかり使うことになりそう。
でも、故障してるし、
そもそもノイズ発生器状態ですごい弾きにくいんですよね…
マトモに調整もしてないからしょうがないんですが^^;
まてよ、昔使っていた二胡を二泉胡にしてみたら…?
と思いつき、やってみました。上の写真。
これは僕が先生から月賦で譲ってもらった、はじめての“ちゃんとした演奏用の二胡”です。
使わなくなってからは人に貸していたのですが、ちょっと返してもらって。
二泉胡とは、「二泉映月」という曲を演奏するための胡琴です。

簡単に言うと、4~5度音程の低い二胡。
二泉胡は「二泉弦」という専用の太い弦を使います。
最初から二泉胡として作られているものも、胴体は二胡とほぼ同じ大きさで作られているようです。
普通の二胡に二泉弦を張れば、二泉胡として使うこともできます。
二泉胡とほぼ同じ音域の中胡は、二胡よりも一回り大きな胴を持ちます。
同じ音域でも二泉胡と中胡は胴の大きさ、蛇皮の大きさが違うので、
音色のキャラクターはちょっと違います。
僕は二泉胡:「二胡の音色のまま音が低い」
中胡:「土臭い音色。馬頭琴みたい」って印象です。
二胡弦をはずして二泉弦を張って…。完成!。
弾いてみると、低音は軽いけど今の僕の中胡よりは楽に弾けそう。
今夜はこれでいってみよう!

この二胡は頭が折れまくってて、修理してないんですが…

これが二泉弦のパッケージ。
普通の二胡弦のパッケージに「二泉」とハンコが押してあります。
わざわざ作るほどの需要はないんでしょうかね。

ちなみにこちらは「長城弦」のパッケージ。
小さく「長城」のハンコが。
これは、長城随想という二胡独奏曲を弾くときに使うものだそうで、
内弦=C/外弦=G
にあわせて使うものだそうです。
台湾旅行に行った時に見つけて買ってみたのですが、
家に帰って良く見たら2本とも内弦だった…(´_`。)グスン
で使い道ない感じであります。

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