「二胡情報」カテゴリーアーカイブ

右手のピチカート その2 内弦3連符ピチカート


レッツ!ピチカート!!
人生弾いていこうぜ!!

今回はちょっと変形の右手ピチカートを。


気分はお琴

先にどんなのか見てもらいましょう。
そのテクニックは1:11あたりから登場します。

かっちょいいですねー。
最後は往復ピチカートとのコンビネーションときたもんだ!

3連符ピチカート

この3連符ピチカートのリズムを楽譜にすると、こんな感じになります。
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A:人差し指で、爪側から弦に当たるように手首を振って弾きます。
次の動作のために、<その1>でやった往復ピチカートのときより手首の振りをコンパクトにしておきます。

B:人差し指→中指→薬指→小指の順に、デコピンの要領で弾きます。

C:広がった指を全部もとにもどして、また人差し指爪側から弾きます。
ここを親指爪で返すように弾く人も。お好みで。

動画で↓

B:の動作が難しいですねー。
B:の3連符の音がそれぞれハッキリと聞こえるようになるまで、一本ずつ、ゆーっくりのリズムに沿って打つ練習です。

…ま、そんなに使う機会はないでしょうけど……
右手のピチカート その3 外弦ピチカート につづく!!

ハーモニクスでチューリップを弾いてみよう


ニ胡のハーモニクスについて見てきました。

 ●ニ胡で自然ハーモニクス
   
 ●ニ胡で人工ハーモニクス
  
…むつかしいですね…
めったに使わないこのテクニックを使って、折角なので一曲演奏してみましょう。


ハーモニクスでチューリップを弾いてみようぜ!

 →楽譜はこちらをクリック!「ハーモニクスでチューリップ」

【ポイント】
D調ですが、特殊な運指となります。
D調第二ポジションからはじまり、最後の行のはじめ二小節だけ半音低いポジションになります。
人工ハーモニクスは「6」だけ。

どーのーはーなー 
みーてー       ←この音が人工ハーモニクス!!
もー

あとは↓この記事にある自然ハーモニクス音程表をご参照ください。
 ●ニ胡で自然ハーモニクス

楽譜にはどう書くの?

人工ハーモニクスは、楽譜上は

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こんな書き方をします。

指番号が二つあるところで、人工ハーモニクスだとわかります。
難しいですが、ぜひチャレンジしてみてください。

まあ、ハーモニクスなんてそうそう使う機会ないでしょうけれども…
僕もそうです。上の動画も何度も撮りなおしました…
ムツカシイっちゅーの んなろー

ちなみに、ハーモニクスは
中国語では「透音」
バイオリンの世界では「フラジオレット」
なんて呼ばれたりもします。

ニ胡で人工ハーモニクス


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<*この表はD調の音階(薄い黒字)と自然ハーモニクスの出る位置と音程(濃い黒字)を表しています。>

自然ハーモニクス音は、D調でいうと、
「1」「2」「3」「5」「6」「7」
の音しか出すことができません。

これ以外の音を出すためのテクニックが「人工ハーモニクス」です。


まず、自然ハーモニクスの仕組みを少し理解する

自然ハーモニクス音は、開放弦から、

長3度」「完全4度」「完全5度

の音程の場所をさわることで出すことができました。
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開放弦の音程が「ド」としたとき、、
長3度は
完全4度はファ
完全5度は の場所になります。

自然ハーモニクスの音程は、開放弦の音程に対して決まります。

開放弦から「長3度」のハーモニクスは、「開放弦の2オクターブ上」の音程
開放弦の端から「完全4度」のハーモニクスは、「開放弦の1オクターブ半上」の音程
開放弦の端から「完全5度」のハーモニクスは、「開放弦の1オクターブ上」の音程 となります。

これをずらしていく

開放弦と、そこから3つ目、4つ目、5つ目の音程のところを綿毛で触れるように軽く触ることで出る自然ハーモニクス。

その【開放弦】と【軽く触るところ】の関係をそのままに、2本の指を使ってずらしてずらしていくことで、自然ハーモニクスの音程を変化させる技が“人工”ハーモニクスです。

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人工ハーモニクス 実際の押さえ方

そこで、人工ハーモニクスでは、このような押さえ方をします!!
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なんかすごいことになりますww

弦の上には、人差し指と小指が触れています。

人差し指が“千斤”の役割をします。
人差し指からかぞえて、完全4度や完全5度のところを小指で触れてハーモニクスを出します。

やってみよう

例えばD調の「」の音を出したいとしましょう。

一番上の表にある、二胡の自然ハーモニクスの中に「6」はありません。
そこでまず、一番近い音を探します。幾つか選択肢がありますが、ここでは
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この赤線の音「5」を、一音上げて「6」にする方法を考えてみましょう。

普段なら外弦でD調の「1(上付点ド)」の音が出るこの場所を、羽毛がさわるように軽ーく触れるて弾くと、1オクターブ上の「5(ソ)」の音がでます(自然ハーモニクス)。

このハーモニクス音「5(ソ)」を1音上げて「6(ラ)」のハーモニクス音をつくるために、
まず、千斤の場所から一音分音程の高いの場所(D調で言えば「6」のところ)を人差し指で押さえます。

この、千斤の役割の人差し指は、普段の押し弦と同じように押さえます。

次に、人差し指で押さえている場所から数えて「完全4度」上、D調「2(上付点)」の場所をを小指でさわります。
小指は軽くタッチです!

図で表すと…
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こんな関係性。ごちゃごちゃしてます^^;

とってもむつかしいですが、その状態でうまくハーモニクス状態になると、
「ヒィーーーーーーン…」
と、か細い「6」の音程のハーモニクス音、でましたか?

このように、人差し指で千斤の場所を擬似的に変えてハーモニクスの音程を変える技が人工ハーモニクスです。

むつかしいテクニックです

良く使われるのは「完全4度」のハーモニクス。「完全5度」も使われますが、人差し指と小指の距離が遠いので難しいです。
「長3度」の人工ハーモニクスは難易度が高すぎてあまり使われません。

…それにしてもわかりにくいですね(汗)

人工ハーモニクスはとっても難しいテクニックです。
同じフレーズでも、演奏者によって手の使い方が全然違います。

分からなかったら小林二胡教室の門を叩いてください(笑)

注意と続きへのリンク

人工ハーモニクスをするときの手の形は、手の大きさなど個人差があり、人それぞれです。
写真の形はご参考まで。

さあ、次は
 ●自然ハーモニクス
  
と人工ハーモニクスを使って、1曲弾いてみましょう!
 ●ハーモニクスでチューリップを弾いてみよう

二胡の台座


二胡の一番下についている、俗に言う“台座”の部分。
ここの構造を紹介します。


重りが入っている

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写真は北京式二胡の台座です。

胴体と面している部分なので、普段は見えていないところです。

真ん中に銀色の塊が。です。

二胡は軽い楽器です。
構えたときの安定性を高めるために、こうして台座に“重り”が仕込んであるものが多いです。

さらに奥には木ネジが飛び出ていて、手前には四角い穴があいています。

台座が固定されている仕組み

組み立てた時の二胡の断面図です。
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竿は胴を貫通して、台座の四角い穴で止まっています。

竿~胴~台座は、貫通している竿を支えに、
木ネジと弦の張力で固定されている、という仕組みです。

普段は気にしなくてもいいところですが、
知っておくと、もっと二胡と友達になれるってもんです。

二胡をバラバラにしてみよう


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修理、メンテナンスのために二胡をバラバラにする手順を紹介します。
二胡は三味線などと同じように、弦を外せばバラバラにすることができますよ!


手順

●1>弓を外す
外し方は次の記事中の動画をご参照ください。
 ◎二胡・弓の調整
 
●2>駒、控制綿(フェルトやスポンジ)を外す
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外し方は次の記事中の動画をご参照ください。
 ◎二胡・駒の変え方

●3>弦を外す
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弦は糸巻きを緩めて、びよ~~んと外しちゃいます。
2本とも弦を外すので、千斤は巻きなおすことになりますね。

●4>竿を抜く
さてここからです。
二胡の胴に、竿は刺さってるだけです。
弦を外したら、ひっこぬくことが出来ます。
IMG_6115

カメラで片手使ってるので写真には移ってないですが、
両手で慎重に。抜けにくいこともあるので、ゆっくりひっこぬきましょう。

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成功!

さらに解体

竿が抜けた胴は、こういう状態です。
IMG_6117

さらにここから、台座の部分を外すことが出来ます。

●5>台座をはずす
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竿を抜いた胴を下から移した写真です。

上の金色の丸ふたつは弦を止めるピンですね。
一般的なニ胡は、胴と台座を木ネジで止めてあります。
写真の台座の下のほう。ゴムシートがちょっとくぼんでいる所。
ここにネジが隠れています。

二胡によっては、メーカーさんのシールなどで、このようにネジを隠してあったりしますよ。

*これは逆に言えば、竿を抜いた胴と台座は、1本のネジだけでくっついていることになります。
結構不安定な状態で、このままの状態ではネジの部分に負担が大きくかかり、ネジ穴が痛んだりすることも考えられます。
速やかに台座を外すか、ネジ部に負担のないようにそっと置いておきましょう。

参考記事 ◎二胡の台座
   
ゆっくりネジをはずして…
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外れました!

解体完了

二胡は簡単にここまでバラバラにできます。
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修理するときはもちろんですが、僕は年に一度くらいバラバラにして、細部を掃除したり目視確認したりします。

う~ん、筒状の二胡胴。
なんだかへんなかんじです^^;
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右手のピチカート その1 内弦ピチカート


弓をもつ手で行うピチカート、まずは弓を置いて内弦をピチカートしてみます。
賽馬などで出てくる、アレです。


まずは単音ピチカート

①弓を置く。
弓を太腿の上に置きます。弓は外弦にかかっているはず。
  *内弦にも当たってしまう人は、二胡を立てていませんか?
    二胡の竿が少し前に倒れていれば、重力で弓が外弦にかかり、内弦がフリーになると思います。

弓の置き方は結構難しくて、置き方がよくないとピチカートしている途中で弓が滑ってきたりします。
どう置くのが納まりがいいのか、いろいろ試して、一瞬一発でいい位置におけるように。これも練習です。

②人差し指をまっすぐ伸ばします。
たまに中指でやってる人も見かけます。どっちでも好きなほうでいいと思います。

③弦の真ん中くらいを狙って…
僕は
良いピチカート音を出すには有効弦長の真ん中をはじくべし
と習いました。

開放弦なら、駒から千斤までの真ん中。

左手指で押さえているなら、そこから駒までの真ん中あたりを狙います。
まあ、目安というか、だいたいで良いと思いますよ(笑)

④円を描くように、打つべし!
よく、手首を使わずに、指の関節を使って“ひっかく”ようにやっている人を見ますが、速度が出せずリズムもとりにくいです。
せっかくの荒業ですし、“すぱーん!!”と派手にいきたいところですよね!

指はまっすぐに伸ばしたまま、手首を円を描くように動かして弾きます。
特に内弦だけを狙うわけではなく、2本の弦を一緒に弾きましょう。

伸ばした指、あまり力が入っているとやりにくいし、フニャフニャだといい音しないと思います。
適度な力量を探ってください。

慣れてきたら往復で

なれてきたら、今度は往復ピチカートをやってみましょう。
指はまっすぐ伸ばしたまま、前後に手首を振ります。

YES!!かっこいいですねーー!
ピチカートの部分が終わったら、サッと弓を拾いあげ、もとの演奏に戻ります。

立奏の時は?

立って弾いてる場合、弓はどこに置くのかって?
↓↓こんな風に弓を左手の脇で挟んでしまうってのを見たことがあります。
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お試しあれ!!

右手のピチカート その2 内弦連続ピチカートにつづく…

左手のピチカート その1


ピチカート(pizzicato)とは、本来は弓で弦を擦って音を出す楽器において弦を指ではじいて音を出すテクニックです。

両手ともにピチカートのやり方がありますが、
ここでは二胡の弦を押さえている手でのピチカートにチャレンジしてみたいと思います。

レフティの楽器を使っている方は右手を使ってのピチカートとなります。)


Ⅰ)弦の上に指を置いてから行うピチカート

左手のピチカートで一番使われる方法です。

①弓の毛を“音を出したくない方”の弦に押さえつけて
②普通に押弦した状態から、
③内外弦を一緒に弾きます。

あまり千斤に近いところははじきにくいので、第一ポジションなら中指、薬指で行っているのをよく見ます。

普通にフレーズを演奏していて、直前に押さえていた指でそのままピチカート、という流れはよく出てきますね。

Ⅱ)指が弦に触れていない状態から行うピチカート A

使うのは中指か薬指。
弦に当てるのは、指先のこの部分です。↓↓↓
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左手のひらを大きく開いて、
大きく勢いを付けて指を振り降ろしてピチカート。

今度は、大きく振り上げてピチカート。
これを繰り返すことで、連続ピチカートができます。

思い切りのよさが大事です。トン!トン!トン!っと

Ⅲ)指が弦に触れていない状態から行うピチカート B

連続3発「トトトン!」っとピチカートする業です。
左手首と指を↓の写真の様にします。

 *横から*
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 *前から*
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(手の形は参考まで。人それぞれです。)

で、薬指→中指→人指し指 の順で、一本ずつ指を広げるように振り伸ばしピチカート!
ツメ先が弦に当たるような位置に手首をもっていってください。

では、動画で↓

これも勢い大切!!

二胡の左手ピチカート注意点

二胡は2本の弦がありますが、常に弓がどちらかの弦に当たって振動を吸収してしまうため、2本同時にピチカートして和音を出すことはできません。

弓を“音を出したくないほうの弦”に当ててミュートし、自由になっている弦の音を出す、というのは、どの方法でも共通の基本事項。

ピチカートしたい弦に弓の毛がちょっとでも当たっているといい音がしないので注意です!

弓を内弦に当てて、外弦の音を出すことがほとんどですね。
でも、外弦の音を出すからと言って、はじく指は外弦だけを選んではじいているわけではありません。
2本の弦をいっしょにはじくイメージで、思い切りグー!、パー!するような感覚で指を振りましょう!

左手ピチカートその2へ続く!!

ニ胡で自然ハーモニクス


ニ胡の名曲です。江南春色。

うう~ん、いいですね~
この動画の1:13くらいからニ胡奏者が出している透きとおった音。

これは「ハーモニクス奏法」というテクニックで演奏されています。

どういった原理なのか?ということは
こちらのリンク先の記事を読んでもらうこととして

今回は、難しいことヌキでニ胡のハーモニクス奏法にチャレンジしてみてもらいたいと思います。
普通に癒しの演奏してたら、まあ、そう使うことはありませんが、覚えておいて損はありません!

まずは、基本の自然ハーモニクスから。


ニ胡の自然ハーモニクス

弦の特殊な振動状態を利用する【自然ハーモニクス】は、音の出る場所と音程が決まっています。

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上の表には、D調で自然ハーモニクス音が出るポイントと、実際のハーモニクス音の音程が書かれています。
薄い部分は、普通の押さえた時のD調での音程。

内弦でみてみると、普通に押さえた音程(薄字)の
「3」「4」「5」「6」「1(オクターブ上)」
の音の場所がハーモニクス・ポイントです。

やり方

まず、普通にD調の考え方で、上の表の自然ハーモニクスが出る位置に指を置きます。
とりあえずは第一ポジションで、外弦薬指「上点1」でも押さえてみてください。

左手の指はいつもより軽く弦に触れるようにさわり、弾いてみましょう。
この場所の場合、開放弦の2オクターブ上の音が出ればOK。

「ヒィーン…」と、きれいな音がでましたか?

左手の押さえる形自体は普段と変りません。
「押さえる」のではなく軽く、本当に軽く「羽毛が触れるように」さわります。

ハーモニクスは“か細い”音ですが、右手は思っているよりもしっかり運弓します。
弦への圧力を一定に保つことを心がけて。

ハーモニクス中の弦はとてもデリケートな振動をしています。
左手、右手ともに、一定の状態を保つことがポイントです。

いろんな疑問は

どうしてハーモニクス音の出る場所が決まってるの?
ハーモニクス音の音程が順番に並んでないのはなぜ?
こういった疑問をもたれたらこの記事の最初のリンク先を参考にしたり、
「バイオリン ハーモニクス」などでググってみましょう。
ちょっとムツカシイですが原理を知ると弦楽器がもう一つ面白くなりますよ(多分…)

ニ胡で良く使われるハーモニクス奏法

例えば劉天華の名曲「良宵」の最後の1音。

内弦開放弦の音の1オクターブ上の音を抑えるときに、やさしくさわるように押さえます。
この曲は習う方が多いでしょうから、やったことあるかもしれませんね。

ん?上の表にない、「4」とか「6」の音はどうやってだすのかって??
それは次回!<ニ胡人工ハーモニクス>へ続く!
 

続きへリンク

 ●ニ胡で人工ハーモニクス
 
 ●ハーモニクスでチューリップを弾いてみよう!

二胡の持ち方・左手3 小指の使い方


 ◎二胡の持ち方・左手1 肩・脇・肘

 ◎二胡の持ち方・左手2 手首
 

↑では、左手の基本の形をみてきました。

これを踏まえて、小指を使った演奏にチャレンジ!


まず、おさらい

左手基本の形で、人差し指、中指、薬指までを使います。
こうでした。
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人差し指~小指の4本の指が、横一列に並んでいるような感じ。

良い形になっているならば、人差し指、中指、薬指を押さえたり離したりするのは、
指の付け根の関節だけで行うことが出来ます。

では、小指

今度は、小指を使ってみましょう。小指の使い方は他の指とちょっと違います。

先の基本の形と、小指を出す時の形でなにが違うのか。

手の平です!

小指を出してみます。

いきなり小指だけ出すのは難しいので、薬指を押さえておいてそれを支えに小指を出してみましょう。

基本の形とは大きく手首の形を変えます。
大きく手の平を「パー!」にして、手の平を寝かせて小指を運んでいきます

こんな感じになります。

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手の平の形が大きく変わっていますね。なぜか人差し指が伸びるんですよねw

小指の出し方で最も注意する点は、小指を押さえる/離すの動作を主に司るのは「小指の関節」ではないこと。
もちろん指の関節が全然動かないわけではないです。

小指は、手の平が運んできて、連れていく、という感覚が大切です。

小指が終わった後が大切!

そして、小指の音が終わったら、手の平が基本の形に戻ります

その過程で、小指は弦からはなれ、基本の形の位置へ連れて行かれる、てな段取りです。

「小指の付け根の関節で弦から小指を離す」は×なんです。

小指の演奏が終わったら、しっかりもとの基本形に戻っていることが重要。

小指の動きには、しっかり手の平の動きが伴っていることが大切です。

動画でチェック!

演奏者の視点から

前から

小指を出し終わったあと、しっかり基本の形に戻しているのがわかります。

僕が見てきた中で、小指の使い方の一番多い問題は
出し終わった後に基本の形に戻れない」でした。

小指を出したあと、手の平が寝たままになってしまうと、もう基本の形が崩れてしまって、他の指でもちゃんと音程が取れなくなってしまいます。

小指を出した!で安心しないで、ちゃんと基本の形まで戻すことに責任を持ちます。

ではダメ例を動画で

15秒までは、小指の付け根の関節で押さえる/離すをしています。
基本の形が出来ているなら、これだけでは小指が押さえるポイントまで届かないと思います。

15秒以後は、小指を出した後、基本の形にしっかり戻らずに他の指を押さえてしまっています。
全体の音程が狂っちゃいます。
ドッチモ(・A・)イクナイ!!

他の注意点としては、小指も他の指と同じように、二本の弦に同じ条件で触れるように上から触ること。
ポジション(左手の持ち位置)が小指を出す動作の時に下にずれないこと。

他にもありますが、とりあえずこんなところでしょうか。

なんどでもいいます!最重要なのは「小指の動きは手の平が作っている」です!

運弓の雑音4・弓先の暴れ


ちょっとためしに。

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二胡から弓をはずして、弓だけを演奏するときのようにもって、
内弦を弾く時のように毛を張ってみましょう。

すると弓先が矢印の方向にグイングイン動きます!!

二胡本体があるから弓は暴れないだけで、実際はこんなに大きく動いてしまうような力がかかっていたんです。


弓にかかる力関係に“てこ”の原理をあてはめる

親指で竹を支え、
中指薬指で毛を張り、
内弦を弾く。

このとき、弓には“てこ”のような力関係ができます。

こんな感じです。
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→wikipedeia「てこ」
ウィキぺディアでみると、「第三種てこ」の形に近いですね。

内弦を弾くために毛を張り、弓を開く動作をするだけで、弓先は大きく動こうとしてしまうのが普通なんです。

内外弦を移動するとき、弓の竹が大きく動いてしまい、なめらかな弓の運びができないのは、当然といえば当然なんですね^^;

ですが、二胡の運弓において、弓先はできるだけ暴れないようにしたい。
矛盾するようですが、そういうような弓の使い方をマスターしたいものです。

持ち方で対策

いろいろな対策があります。ここではそのうちの一つを。

右手の持ち方です。
てこの力関係のなかで、支点にあたる親指と、力点にあたる中指&薬指とを、できるだけ近くに置く。
そうすると、弓先が動こうとする力(作用点)は弱くなります。
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上がダメ例、下が良い例となります。

ダメ例がどうして親指と中指&薬指が離れているかというと、手の平が寝ているから。

 ◎運弓の雑音2・右手首の角度           
    
↑ここに書いてあるように、弓と右手の平の関係を直角にしてコンパクトに弓をもつようにすると、弓先が暴れようとする力を少しでも弱めることができますよ。

ポイントはいろいろありますが、実際に二胡から弓をはずしてみて、弓だけをもって内弦動作をしてみることを体験することが大切です。
どのくらいの力がどの方向にかかっているのかを感じてみてください。お試しあれ!

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