「二胡情報」カテゴリーアーカイブ

ノリの悪い松脂に一工夫


安い松脂や新品で表面ツルツルの松脂は、
つけてもつけても全然つかない!ことがあります。

そんなときはこの方法を試してみてください。


バイオレンス

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松脂の表面にキズをつけます。
上の写真はハサミの歯でシャリシャリやりました。

すると、つきがよくなります。

安い松脂でもともとつきが悪いものの場合は、これの効果も一時的なものですが…。

高級品はつきがいい

僕は普段ベルナルデルやピラストロの松脂を使っています。
二胡で使う松脂としては高価な部類に入ると思いますが、

高い松脂は「弓の毛への松脂ノリがいい」と感じています。

新品でもスーッとのびる感じ。

松脂のついていないド新品の弓に松脂をつけて演奏できる状態にするとき、
ベルナルデルやピラストロと、オマケでもらったような安安松脂では
松脂をつけるのにかかる時間が全然ちがいますわ。

爪ヤスリという方法も


こちらの動画では、ネイルケア用のヤスリで松脂の表面を荒らす方法が紹介されています。

使い古した爪ヤスリをお持ちの方はこちらもお試しあれ!


運指 7つの形 その4 音階練習


二胡の運指7つの形。

◎その1
◎その2
◎その3

これを使った音階練習をしてみましょう。


音階練習

→楽譜はこちらをクリック!

D調2オクターブの音階練習。

1、2行目は第一ポジションですが、3行目以後は一音ずつポジション移動しています。

出てくる指の順番は2行目から全て同じ。
1行のパターンがそのまま一音ずつ音程が上がっていく、というものです。

そのため、1行ごとに半音の場所が変わっていきますので、指の広げ方をその都度変えて弾く必要があります。

楽譜上に「二胡の運指7つの形」の表のどの形で弾くのか示してあります。

弾く前に、「この行はこのパターンだから、半音は内弦の中指薬指間と外弦人差し指中指間だな」
てな具合にその都度確認してから音をとっていきます。

注意!

*ポジション移動しているのは3行以降の行が変わるときのみ。その他でポジションが動かないように注意。
*楽譜上下から2行目「7」から始まるところはちょっと厄介です。
 人差し指の押さえるところが内外弦で違います(楽譜上「↑」で示したところ)。
 この場合は、ポジションは人差し指で「7」を押さえる場所に移動して
 外弦の「4」は少し手の平を上に上げて人差し指を吊り上げ押さえにいきます。

難しいですね…
この動画もダメダメですが、今の僕の限界ですじゃ…ご容赦ください。

運指 7つの形 その3 ドレミの歌でポジション移動練習


二胡の運指を”手の形”で考える「運指7つの形」

◎その1

◎その2

今回は複雑なポジション移動をする練習曲に「7つの形」を当てはめてみましょう。


ドレミの歌

→楽譜はこちらをクリック!

ドレミの歌を内弦のみを使って、いろいろなポジションへ移動して弾くアレンジです。

これを、ただ音を追わずに、
その時々のポジションでどういった左手指の広げ方パターンをしているかを考えながら弾いてみましょう。

「ドレミの歌でポジション移動練習」の楽譜に、「7つの形」の指パターンの番号がふってあります。
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ポジションが移動したら、移動先のポジションではどんな左手指の広げ方になっているのかを確認しながら弾いてみる。

「このポジションでは*番の左手指の広げ方だから、全音はここ、半音はここ」と確認。

全音なら指の間隔広く
半音なら指の間隔狭く

これを繰り返すことで、高いポジションでも確信をもって演奏することができるようになる…かも???

*この練習曲はこのまま外弦のみを使って演奏することもできます。
その場合は1=Aになります。

…動画の演奏がイマイチですいませんm(_ _)m

運指 7つの形 その2


二胡の演奏は、どんな調でも
たった7通りの左手指の形の組み合わせで行うことができます。

◎運指 7つの形 その1

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この表にある左手指のパターンが、実際の演奏にどう当てはめられるか見てみます。


まずはD調

第3ポジションまでの例を見てましょう。
D3p
(*黒い三角は半音関係であることを示しています。)

最初の7通つの形の運指表でみると、

このD調の運指

第一ポジションは「Ⅶ」
第二ポジションは「Ⅴ」
第三ポジションは「Ⅰ」

のパターンで演奏していることになります。

次はG調

G3p

このG調の運指

第一ポジションは「Ⅲ」
第二ポジションは「Ⅰ」
第三ポジションは「Ⅴ」

今度はF調

F3p

このF調の運指

第一ポジションは「Ⅰ」
第二ポジションは「Ⅴ」
第三ポジションは「Ⅰ」

のパターンで演奏されています。

どのパターンか、に注目

ここで注目してほしいのは、「Ⅰ」「Ⅴ」など、同じ手の形が他の調にも登場していること

「あ、この調の第1ポジションは、あの調の第2ポジションと運指は同じなんだ!」
ということに気づいていくようにします。

「この調の第4ポジションをはじめて弾くけど、この音を外弦人差し指で弾くということは、あの調のあのポジションの運指と同じでは?」
というふうに、調をこえて運指パターンが関連付けられるになればしめたもの。

予談ですが

二胡の教本などでは、D調→G調→F調→B♭調の順に習うことが多いかと思います。
この4つの調については、運指が書かれた図が載ってたり、音階練習をみっちりやったり、指使いの準備をしてから曲へいくような流れが多いのではと思います。

でもそれ以後、C調やA調、E♭調なんてのは、運指の説明やら特に無しで突然曲の楽譜が出てきたりしませんか?
「ええー??こんな調やったことないし説明ないとわかんないよ!(叫)」となるわけですが、それは、

D・G・F・B♭の第二ポジションくらいまでで、二胡の演奏でよく使われる手の形のパターンのほとんどが登場しているからです。
新しい調の曲でも、それまでにやった運指のパターンの組み合わせで弾けるんだ、ということに気づいている人は、それ以後はじめて出会う調の運指にもすんなり対応することができます。

次は、ポジション移動練習曲をこの考え方に基いて解析してみましょう。

運指 7つの形 その1


二胡はさまざまなキーの曲を演奏することができますが、調が変わって指使いが変わることにニガテ意識がある人が多いのではないでしょうか。

そのニガテを克服するヒントとして、運指を「手の指の形」から考えてみます。


まずD調 どんな形?

二胡は最初に「D調」というキーの音階を学びます。

実際の演奏ではないことですが、D調第一ポジションの音階で抑えるとこに全て指を置いてみると↓
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こんな位置関係になりますよね。

中指と薬指の位置が近いように見えます。

これを図にしてみると↓
D
黒三角は半音であることを示してます。

隣と音との距離が
全音→音押さえる場所の幅が広い→指が離れている
半音→押さえる場所の幅が狭い→指がくっついている

ひとつのポジションの中で、半音関係がどこにあるのかに注目します。

運指表にあるこの絵。
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左右ふたつあるのは、内弦外弦それぞれの広げ方をあらわしています。

D調第一ポジションの場合は上の写真・図にあるように中指薬指の間が近く、あとは全音分広げた関係となり、それを模式的にあらわしています。

G調では?

次に「G調」を同じように見ています。

Gの音を1とする音階。運指表はこちら。
G

D調のときと半音関係の場所が変わっています。

内弦は中指と薬指が、
外弦は人差し指と中指が半音関係。狭く押さえることになります。

それで、運指表の絵にあるように、内弦外弦それぞれ別の手の形となるわけです。

手の広げ方のパターン

この手の形の組み合わせ、全ての調・全てのポジションで調べてみると実は、たったの7通りであることがわかりました。
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()の中はがんばって押さえにいくことのできる音。

この表は、ひとつのポジションの中で、指それぞれが受け持つ音程を示しています。
開放弦については書いてありません。
数字譜で書かれる二胡曲は、基本的に全てこの7通りの左手指の広げ方パターンの組み合わせで演奏することができます。

D調第一ポジションは<Ⅶ>のパターン
G調第一ポジションは<Ⅲ>のパターン
の運指ですね。

もし今、外弦人指し指が「1」の音を押さえているなら、<Ⅴ>のパターン。
内弦中指が「4」を押さえているなら<Ⅵ>のパターン、ということになります。

【(内弦or外弦)で(人差し指or中指or薬指or小指)が(*)の音を押さえている】
ことだけがわかれば、反対の弦も含め、他の指が何の音を担当しているのかがわかることになります。

安定した音程への鍵

「これは、*調の第☆ポジションの運指」といちいち覚えるのではなく、最初にこの7つの運指パターンを覚えてしまって、「今はこのパターンだ」「この調のこのポジションのパターンはあの調と同じだ」などと思いながら練習していくことを積むと、応用が利くようになるのではと思っています。

慣れると、「今、*調を弾いている」という感覚がなくなってきます。
初めて演奏する調でも確信をもって演奏することができます。
アドリブ演奏への自由度が増します。

次は、この考え方を使って、ポジション移動で左手の形がどう変化していくかをみてみます。

レットドラゴン二胡弦をつかってみた


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二胡弦使ってみたシリーズ!
今回はピラストロ社製・<レッドドラゴン弦>を張ってみました。




Pirastro社

ドイツの老舗バイオリン弦メーカー、ピラストロ。

ピラストロの松脂を二胡に使っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

レッドドラゴン(紅龍)二胡弦はずいぶん前から販売されている高級二胡弦です。

ピラストロ社・紅龍二胡弦のページ
http://www.pirastro.com/public_pirastro/pages/en/Red-Dragon-00001/

蓄積された技術が生んだ二胡弦。さて、どんな感じでっしゃろか。

パッケージ

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内外弦がそれぞれ紙パックに入っています。中央に大きな穴があいていて、空気には触れ放題。
錆びなどはありませんでしたが、購入後しばらく使わないで保管するときなどは、錆びないように注意が必要かもしれません。

僕は弦のストックは除湿財の入った密閉箱に入れています。
●湿気に弱い物の保守・シリカゲルの扱い方”

パッケージそのものも特別丈夫なものではないので、曲げちゃったりしないようにね!

音は実践向け

弾いてみました。

高級商品ということで、当たり前に弾きやすくて雑音が少なく、高音もすっきりはっきりよくでます。

今回レッドドラゴン弦を張る前には、トマスティーク二胡弦を張っていたので、それとの比較となる感じでコメントしてみます。

レッドドラゴン弦、最初の印象として、音の芯が強いと感じました。
これは音色そのものと、鳴りの良さ両方が兼ね備わっている感じです。

トマスティーク二胡弦は、音色のレンジが広くてクリアでさわやかな音。特にクラシック的に「綺麗な音」の弦と感じていました。あえて言えばアンサンブル向け。

レッドドラゴンはトマスティークよりも音色の重心が低く、突破力がある立派な音。男性的といえば男性的かなあ。あえて言えばソリスト向け。
音色の芯が強い分、主張も強いですが音程も聴きやすい弦です。

バンドで使ったり現代曲を弾いたりするには、レッドドラゴン弦の芯の強さは強い味方となってくれそう。

僕は「強い音」が好きですが、だからといってトマスティークがいやだったかというとそうでもなく、ハイレベルな性能の中での個性ということで、どちらも魅力的な弦だと思いました。

やはり民族音楽っぽさは…

トマスティーク弦の記事でも書きましたが、このレッドドラゴン弦も民族的な雑さ荒さは少ないかと。好みの問題です。

僕は好きな弦ですね。高級弦はやっぱいいなあ^^;

【読者投稿】続!棹にテープで手汗対策


金属デンペンのススメ

左手ベタつき対策・手側編

左手ベタつき対策・竿側編

↑これまで、これらの記事の情報をお寄せくださったSさんからふただび続編情報が!

「棹にテープを貼る」の別商品チャレンジレポートです。




フローリング補修テープ

・1ページ目
http://erhufukui.main.jp/wp-content/uploads/teasesonogo1.pdf

・2ページ目
http://erhufukui.main.jp/wp-content/uploads/teasesonogo2.pdf

上記資料をご覧ください。

左手ベタつき対策・竿側編で紹介された、

棹を持つ手の汗対策として、棹にテープを貼る

という方法を「フローリング補修テープ」で試されたものになります。
いろいろやってますね^^;

こちらは僕は試しませんでしたが、手汗ノイローゼになりかけの方は検討されてもいいかもしれません。

僕はあくまで”そのまま”推奨派

左手ベタつき対策・手側編

↑こちらの記事中に書きましたが、棹を持つ手の汗問題は、技術の向上とともになんとなく解決していくし、そういう方向を目指すのがいいと考えています。
「音程がわかるようにシールで目印をつける」というのもそうですが、できればやらないほうがいいと思っています。

高齢であったり、多汗症の方であったりとそれぞれ事情がある場合もあると思います。音楽を楽しむために、最適な選択をしてくださいね!

また矛盾しますが、こういった方法を試してみることはいろんな意味で経験になりますので、余裕と興味のある場合は挑戦してみてもいいかも!

今回もSさん、ありがとうございました!
Sさんに教えてもらった金属デンペンは、いまだ健在です!

【動画紹介】新品松脂をネイルヤスリで荒らす


ユーチューブをさまよっていたら、公開されたばかりの松脂の塗り方を紹介した動画をみつけたので紹介します。


Ling Peng さん

このブログでも何度か紹介している、ヨーロッパ在住の二胡奏者、Ling Pengさんの動画です。

全編英語なので僕はよくわかりませんが、かなり詳しく解説されているように思います。

面白いのは、新品の松脂を使う際に、「ネイルケア用の板ヤスリを使って表面を荒らす」という技。
女性ならではなアイデアですね。

ご参考まで!

二胡を組み立てよう


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バラバラの状態の二胡を元通りに組み立ててみましょう!

 ◎二胡をバラバラにしてみよう


まず構造を理解

では、もとどおりに組み立てるのですが、まず二胡の仕組みを頭にいれておきます。

竿~胴~台座の部分が、どういうふうに組み合わさっているのかを知っておきましょう。
こちらをご参考ください↓
  ◎二胡の台座
    

1>胴に竿を差し込む

二胡を分解する際、台座も外した場合は、先に竿と胴を合体させるのがオススメです。
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ちゃんと貫通してますね。

 ***分解するときに胴と台座をはずさなかった場合***
竿を【胴+台座】に差し込んでいくのですが、竿が胴を貫通して、しっかり台座まで差し込まれたことを手の感触で確認してください。

2>台座を取り付ける

台座から飛び出ている木ネジを、ちょっとだけ出ている状態にします。
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こんな感じで。胴の穴を探れるだけでいいです。

そして、胴から出ている“竿”と“台座の穴”を、
台座からちょっと出ている“木ネジ”と胴の“ネジ穴”を

それぞれ合わせてはめ込みます。

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しっかり手で胴と台座をくっつけた状態で、木ネジを回していきます。
木ネジなので、締めすぎ注意です!

ハイ、竿~胴~台座がくっつきました!二胡の形になりましたね。
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3>弦を張る

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竿~胴~台座は弦の張力でくっついています

弦を張らないで置いておくと、持ち上げた時に胴がスポーンと抜けて大事故に!
なんてこともありえますので、速やかに弦を張っておきましょう!

弦の張り方の例はこちら↓
 ◎弦の巻き方 その1

 ◎弦の巻き方 その2

 
 ◎弦の巻き方 その3

4>千斤、駒、控制綿、弓をとりつけ完成

千斤の巻き方はこちら↓
  ◎二胡・千斤のまき方

…これで調弦と弓の張りを調節すれば完成です!
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難しい作業はありません。
千斤も、まあ、適当に巻いても音はでますw
自分でやってみることがとても大切だと思います。
上手くいかなくても、そうかんたんに楽器が壊れることはありませんから、ぜひチャレンジしてみてください!

デンペンにテープ


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二胡は、弓は胴の上に乗せたまま動かします。
当然ですが、長く使っていると、胴と弓が当たる部分は磨り減ってきます。
そのため、ニ胡の胴には、弓とあたる部分に「デンペン」という部品が貼り付けてあります。
↑写真のベッコウ柄の部分です。

でも、使っていればもちろん、そのデンペンが磨り減っていきます。
磨り減って下地が見えてきたらデンペンは交換することになります。

接着剤でくっついているだけなので、交換自体の難易度は高くはありません。
でもこのデンペンの交換っていうのが、めんどくさくてちょっといやなかんじ…
音に関係ない部分とはいえ、蛇皮に直接貼り付けているので、皮をいためないかちょっと心配になったりします。

そこで!!
その弓とデンペンの触れ合う部分にテープを貼って、
そのテープが磨り減ったら、テープを貼りなおして、デンペン自体がすりへらないようにする、という方法があります。


やり方

まず、どんなテープを使うか。
なんでもいいものではなく、貼り変えやすく、表面がツルツルのものがいいです。
わずかなことですが、意外にテープによる摩擦の影響は大きいです。

身近なものでは

紙のガムテープ

が使えます。磨耗に弱いので、あっという間にすりへっちゃいますが…
デンペンにテープを貼る、というのがどういうことか試したい方にはお勧めです。

弓と胴との摩擦のことを考えると、テープを貼らずデンペンそのままがいちばん気持ちよく運弓できます。

ただ、デンペンを貼替えることを思うと、テープを貼ってしまう。必要悪ですね。

貼るのは「毛とデンペンが擦れる部分」だけでOKです。

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最近使っているのは、こんな不織布テープを使っています。
これはガムテープに比べれば結構耐久性があり、僕は2重に貼って使いました。

動画でプロのテープぶりをみてみる

中国の演奏家の二胡を見てみましょう。

この親子は茶色い大きなテープが貼ってありますね。


こちらの女性奏者は白いテープ。宋飛さんかな?


女子十二楽坊のメンバーの二胡にも、貼ってあるのありますねー
(ちょっとわかりにくいかな)


こちらも白いテープ。っていうかツィゴイネルワイゼン!ギャース


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