過去記事更新です。左手について。
↑の記事で、僕が基礎練習のときにテンポについて気をつけているところを書きました。
今回はその記事にちょいと補足です。
ざっとおさらい。
●基礎練習のときのテンポは、とりあえず感覚で適当に決めて、それをさらに2段階ほど遅くしたところに決めます。
●基礎練習のときには、練習する曲に慣れれば慣れるほどテンポを落として、より細部に注意して練習します。
●練習のたびに少しずつ違うテンポにして練習します。
ということで、とにかく遅いテンポで練習しています。
テンポが遅い、ということは、メトロノームから聞こえてくるの拍と拍の間が大きく開くことになります。
「あんまり遅いと拍の長さがわからない」
そんな人は、メトロノームのリズム設定を変えて、八分音符や十六分音符でリズムが鳴るようにして、いわゆる「裏拍」を感じられるようにします。
僕のメトロノームも八分音符のリズムを標準にしています。
だから、テンポが遅くても「ぴ ぽ ぽ ぽ ぴ ぽ ぽ ぽ」とけっこううるさいですw
電子音が嫌い!という方もいらっしゃいますが、電子メトロノームは軽くて便利な機能を持っているのがなによりの利点。
練習目的にあわせて、積極的に活用してください。
電子メトロノームは安くて小さくて多機能な製品が多いので、操作が分かりにくかったりします。
そんなときは、次のようにテンポを掛け算します。
テンポを2倍に設定する → 八分音符のリズムに
テンポを4倍に設定する → 十六分音符のリズムに
例えばテンポ40で練習したいなら、
メトロノームのテンポを80に設定すれば、聞こえてくるリズムはテンポ40の八分音符刻み
メトロノームのテンポを160に設定すれば、聞こえてくるリズムはテンポ40の十六分音符刻み
になります。
取扱説明書にアレルギーがある方は、こんな方法も参考にしてください。
僕は基本遅いテンポで練習しています。ストレス溜まります。
なので、ムシャクシャして速く弾きたくなったら、メトロノームはそのまま、2倍の速さで弾いてみます。
しばらくやっていると、「ああ、まだまだ速くは弾けないな…俺は未熟だったんだよ…」ということが実感できるので、また遅いテンポで練習できるという自己暗示にも使えますよw
上の譜面。
上下どちらも、弾いてみると同じメロディです。
みなさんはどちらが読みやすいですか?
上は、付点音符をを使って、音の実際の長さシンプルに表現した書き方といえます。
僕も数字譜を書き始めたころ、この書き方で作っていました。
書く手間が少ないし見た目もシンプルになるからです。
でも、市販されている数字譜などを見ていくと、わざわざ下の書き方で書いてある楽譜が多いことに気づきました。
下の数字譜の書き方は、わざわざ付点音符を分解して、タイを使って音の長さを表現しています。
この書き方の目的は、
【拍】の場所を明確にすること
となると思います。
この楽譜は4拍子。ワン、ツー、スリー、フォーです。
この拍のタイミングが分かりやすくなるので、リズムを感じながら演奏しやすい書き方と言えます。
歌ってみると、
上の楽譜「ドミーレード」
下の楽譜「ドミイレエド」
と感じれませんか?
下の楽譜を歌うときにでてくる「イ」「エ」は2拍目と3拍目のところ。
4拍子のリズムを感じていることになります。
メロディ楽器である二胡画担当する“メロディ”は、リズムの上に成り立っています。
リズムを感じながら演奏することはとても大切です。
根底にあるリズムにノって、時間と音程の流れを奏でているものがメロディとなります。
**********
音の長さを付点音符にまとめた上の楽譜の書き方では、楽譜はシンプルになりますが、2拍目と4拍目がどういったタイミングなのか視覚的につかみにくい、ということもできます。
上の書き方の方が、確かに音の長さはわかりやすいです。
「この音は1.5拍、そのつぎは0.5拍、その次は1拍で~」
と楽譜に書いてある音符一つ一つを、指示されている音の高さと長さで順に弾いていく、という弾き方をついついやってしまうものです。
でもそれは、単に「音が順番に出ている」もので、メロディやフレーズと言われるものとは別物です。
大いなるリズムに乗って音楽することを感じられるようになりたいものです。
…つづく!!
練習曲を練習するとき、どのくらいのテンポでやるか。
僕が注意している点を書いてみます。
基礎練習にはメトロノームが友達。
そのメトロノームのテンポをいくつにするか。
僕はテンポを特に決めているわけではなく、その時々の気分で「このくらいかな~」ととりあえず決めます。
で、そのとりあえず感覚で決めたテンポからさらに2段階ほど遅いテンポに設定します。
「遅いな~」と思いながらも、それでゆっくり、丁寧に。
少しのミスや筋肉のこわばり、ささやかな不満もなくなるまで、その速さで練習。
完璧!となったら、さらにテンポを遅くして更に練習です。
テンポを遅くすることで、いままで速さで気にならなかった小さい粗にも気づけるようになります。
それをひとつひとつつぶしていきます。
もちろん、慣れるほどにテンポを上げて速く弾く練習も大切ですが、どちらかというとどんどん遅くして細かい粗を消して行く練習をくりかえしていくと、速く弾いても安定感が増すように思います。
自分のメトロノームでよく使うのは、
40~100くらい。
不思議なもので、「50でも60でも弾けるのに、55だとうまくいかない」
ということがよくあります。
なので、テンポの数値は決めないで、練習のたびに少しずつちがう数値にあわせるといいと思います。
なんども繰り返して練習するなら、1回ごとにテンポを1づつ上げたり下げたり。
ちょっとでいいので、毎回違う数値のテンポで、というのは結構小林的には気にしている点です。
ゆっくり練習するのはとても大切ですが、眠いですw。
テンポのことなど気にしないで、好きなようにガンガン弾くこともありです。
集中力をすり減らしすぎないように注意しながら、楽しく練習しましょう。
いつも練習するときに使う譜面台。
本来的に楽譜1つしか乗らないスペースに、いろんな資料やチューナー、メトロノーム、筆記用具などなどいろいろ置いていって、すごくごちゃごちゃしていませんか?
メモしようと思って、フラフラの譜面台の幾重にも重なった楽譜の中からペンを探したりしてませんか????
してるでしょう!!してるはずだ!!!!
そんな貴方へ!
100円均一のアイテムで折りたたみ式譜面台に小物置き場を作ってみよう!
こういった樹脂製の小物入れ。100円均一には色々なサイズ、形状、色があるので、自分の譜面台にあうものを選びましょう。
それと、
なにかと便利!マジックテープを購入です。
マジックテープには、テープで貼り付けるものと縫い付けるものが売られているので、「テープ付き」のものを選んでください。
買ってきた小物入れをマジックテープでこんな風に貼り付けます。
これだけ
小物入れを譜面を置くところの底面に貼り付けるのですが、楽譜のめくり防止の棒?が取り付けられているところのでっぱりに当たらないように注意してください。
けっこういろんなものが入ります。
楽譜のところには楽譜だけ、
小物入れに小物。
とあたり前の分類ができるだけでずいぶん快適になります。
マジックテープなので取り外しOK。
ほんとに便利なので、お勧めの譜面台カイゾウ法でした!
*譜面台によっては、この方法ができない製品もあるかと思います。
自己責任で行ってください。
実は既製品もあります。
めったに使わなくなった中胡。久しぶりに弾きました。
やっぱいい音するなあ~弾きにくいけど^^;
弾きおわって楽器を見ると、駒の下に挟んである控制綿がボロボロになっているのに気づきました。
↑これがその写真。わかりにくいですが、スポンジの表面はガサガサになって、触っているとポロポロと崩れていきます。
僕が使っている控制綿は、100円均一で売っているファンデーション用スポンジを切ったもの。
新品はすごくしっとりとしてみずみずしいスポンジです。
二胡に取り付けておくと、空気に触れるのでとんどんカサカサになっていくんですね。
では、新品に交換です。
う~んしっとり!
スポンジを新品に換えて音は変わったかというと…正直よくわかりませんでした^^;
でも潤いを失ったスポンジでは、弦がめり込んで行くような感じになり、いつ演奏に影響がでてもおかしくないと思います。
スポンジ系の控制綿を使っている人は、表面がボロボロになったら交換しよう!
フェルト系の控制綿も年に一度くらい変えたほうがいいと言う説もあります。
僕は以前5年間同じフェルト使ってましたが…
僕はファンデーションスポンジ10個入りを買って、一つを4等分して使っているので、一袋買ったらかなりの数の控制綿ができます。
のこりはジップロックにいれて、乾燥しないように保管しています。
「歌っているような演奏」。
これは二胡に限らず、ほとんどの楽器で目指す方向のひとつです。
これの実現のために、意識してみたいことを挙げてみます。
演奏する曲が、歌詞のある歌である場合。
歌ってみましょう。けっこうマジメに。
息を吸い、一息でフレーズを歌う。
息つぎをして、次のフレーズを歌う。
(息吸って)きーらーきーらーひーかーるー(息継ぎ)
おーそーらーのーほーしーよー(息継ぎ) …
この声で歌っているときの<吸う/吐く>の様子をよく観察します。
呼吸のタイミングだけでなく、身体をどんなふうにつかって吸っているか、吐いているか。
二胡で演奏するときにその身体の様子を意識してみるといいと思います。
声を出すのと同じように、二胡の音に息をのせていく。
二胡独奏曲など、歌でない器楽曲も、適当に歌ってみることで呼吸のリズムを身体で感じることができます。
また、とりあえず歌ってみることでフレーズの作りや抑揚を感じることができます。
オンチでもなんでもOK。とりあえず声に出して歌ってみる、というのは重要な練習です。
歌うような演奏のために、歌っているときの呼吸の様子を取り入れる。
これは正解ですが、実際の二胡など息を使わない楽器の演奏では、必ずしも歌っているのと同じ様に呼吸しているわけではないと思います。
声で歌うときとはまた違う呼吸のとりかたをしているからこそ、楽器の演奏が歌とはちがった魅力をもっているとも言えます。
二胡の演奏をしながら、自分の呼吸の様子をつぶさに観察することは難しいですしね。
僕も、自分がどんなふうに呼吸しながら二胡を弾いてるのかよくわかりません(笑)
声で歌っているときの自分の体の使い方を良く観察して、それを楽器で練習するときに意識してみる。リラックスして、自分の音楽の世界に入り込んでしまう。これを意識して練習していくと、おのずと自分らしい呼吸で演奏ができるようになるのではないでしょうか。
なによりまず、演奏中に息を止めないようにw
二胡の表情豊かな演奏は聴く人の心を打ちます。
そのときの感動が、「二胡を自分でも演奏したい!」という衝動に変わって、今、手元に楽器がある人も多いと思います。
夢をもって始めた二胡…
でも自分でやってみるとわかりますが、馴れないころの二胡の演奏って、音程がちゃんととれたとしても、ホント棒読みのような、豊かさとは無縁の平べったい音の羅列にしかならなかったりします。
どうやったら「歌っているような二胡」を奏でられるのか?
ポイントは胡弓、いやちがった【呼吸】です!
頑張って集中して1曲演奏してみます。
…終わり。次の瞬間に、
「ぷはあーーー」
と大きく息を吐いていませんか?
これをする人は、演奏中に息を止めている可能性があります。
演奏と呼吸は深い関係があることは想像できると思います。
楽譜にかじりつき、「3はこの指で7はこの指、それから次はあああああ」と脳ミソフル回転の初心者のころは、楽譜の指示を行動に変換することに集中しすぎて、他のことが止まってしまうことはよくあることです。
単に演奏に慣れていくことで、呼吸に意識をめぐらせる余裕も生まれますが、ここまでくるには時間がかかります。
普段からでも呼吸を意識して練習することで、無呼吸状態で演奏することを早く脱することができるかもしれません。
練習の最初に、ロングトーンの練習をされる方は多いと思います。
僕は<ひと弓8拍>でやることが多いですが、その練習の時、こんな風に意識しています。
「せーの」で吸って、
「1拍目~7拍目」まで細く吐いて
最後の「8拍目」ですばやく大きく吸う
また「1拍目~7拍目」まで細く吐いて
「8拍目」で大きく吸う…を繰り返す
これをゆっくりのロングトーンの練習に合わせて行います。
ヨガやピラティスなんかの心得がある人は分かると思いますが、
7拍でしっかり最後まで吐ききり、8拍目でしっかり吸える、というところが大切です。
かなりゆっくりのスピードで行い、慣れてくれば腹式・胸式呼吸を意識していきます。
細く息を吐きながらロングトーンを弾くと、次第に肩の力が抜けて音色が落ち着いていくことを感じられると思います。いつもその音が出せれば、それだけでもグレードアップですよね!
まずは簡単なところから呼吸を意識してみましょう!
アイデア満載のyoutube。
以前に、この動画を自動で保存して便利に練習に活用できる「FoxTube」という有料iosアプリを紹介しました。
→●youtube動画で練習しようぜ!iosアプリ「FoxTube」
このアプリの再生機能だけの無料iosアプリがありましたので紹介します!
youtube動画を検索して、便利に再生できるアプリです。
起動すると、ブラウザが立ち上がってyoutubeのモバイルサイトが表示されます。
ここで、再生したい動画を普通に検索。
お目当ての動画が見つかったら、ブラウザ上で再生しないで、右上にある「PLAY」ボタンから再生します。
すると、SpeedTubeの再生画面へ。
ここでの機能は「FoxTube」と同じだと思います。
再生速度を遅くしたり、一部を繰り返し再生(A-Bリピート)したり、画面の一部を拡大したり。
youtube動画を見ながら練習するにはとても便利です。
今回発見したのは、タップやスワイプなど指先の操作で早送り/巻き戻しや再生速度調整ができるということ。
「SpeedTube」では、デフォルトでこんなふうに設定されています↓
これは便利です!
慣れれば、注目したい場所を何度も見返したり細かく速度調整して、練習に活用できますね!
このジェスチャー操作は、上記画像以外にもいろいろな操作が可能で、設定画面で自分好みにカスタマイズできます。
→●youtube動画で練習しようぜ!iosアプリ「FoxTube」
↑こちらで紹介したFoxTubeは、再生した動画を自動的に保存するので、一度再生すれば次からは電波がなくてもすぐに再生できるという機能があります。
SpeedTubeでは、再生画面に入るたびに読み込みがあります。
再生機能についてはFoxTubeとSpeedTubeに違いはなさそうです。
ちなみに、FoxTubeもジェスチャー操作が可能で、FoxTubeのデフォルト設定は↓の様になっていました。
これでiphoneでyoutubeを便利に活用できますね。
無料のSpeedTube、ベビーに使えるFoxTube。
どちらも超オススメアプリです!
YOUTUBE側の規格の変更で、オフライン再生ができなくなったようです。
アプリ内に動画がダウンロードできていても、オンラインの状態でなければ動画の再生ができなくなりました。
カジュアルとラグジュアリーが融合したした大容量トートバッグ。SEAL(シール)ストライプ トー… |