普通に使ってる分にはなかなかこうはならないと思いますが、弦を交換したり、大きく調弦を変えたり、千斤を巻き直したりした後、二胡の音がなんだかとても変になってしまうことがあります。
ぎぃーー
じぃーーー
と、とても金属的な雑音で、メロディをつくることもできなくなってしまう。
そんなとき疑ってみるポイントを紹介します。
こんな症状
動画にしてみました。
症状は~0:10くらいまで。
ふざけているわけでなく、本当にこんな音しか出なくなってしまうことがあります。
そのあと、千斤を揉んでやると、普通の二胡の音色にもどりました。(調弦は狂ってますが^^;)
千斤部の弦の重なり
レッスンで説明したときの写真より。
↑これは、二胡の下側から千斤のところの断面を見た模式図です。
黒い線は千斤です。普段は内弦と外弦が横に並んでいます。
これが、弦を交換したり緩めたり、千斤を巻き直した後に、
↑こんなふうに、二本の弦が縦に並んでしまうと、異常な雑音がでてしまうようになります。
こんな場合は先の動画のように、少し千斤のあたりをモミモミして、二本の弦が横に納まるようにすれば元通りになります。
自分の二胡から変な音がしてもあせらずさわがず対応しましょう。
弦交換の時にはもひとつ注意
二胡の弦を交換するときに注意してほしいのですが、1本の弦が張ってある状態でもう1本の弦を張るとき、最初に張ってある弦にからめてしまわないように気をつけましょう。
このときも同じような金属音になります。
千斤を揉んでも症状が治らない時は、二本の弦がからまっていないか確認です。