「つれづれ」カテゴリーアーカイブ

二胡之友 2012年2月号



みんなのニコトモ!
第10号が届きました。
二胡之友 2012年2月号 第10号
●朱昌耀 インタビュー
●コンサートレポート「賈鵬芳&天華アンサンブル」
●中国音楽最新情報「第4回「春華秋実」~国楽神韻~」
●王永徳教授講演記録 王永徳先生をお招きして 第2回
●王永徳教授 論文《二胡の相互流式教育》【前編】
●二胡教育家 馬友徳教授インタビュー【後編】
●コンサートレポート
●フリースタイル・アナリーゼ「光明行」第4回
●二胡を作る木の話「メンテナンスの必要性」
●オリジナルガイド付楽譜「愛のあいさつ」
●二胡の不思議を解剖「共鳴板 その1」
●平野優紀の二胡留学奮闘記
●鳴尾牧子の二胡の壷「脳と体」
●メンテの神様「弦の交換」
●キリコの北京便り
●田島十糸子の上海音楽留学現地レポート
●Nikopedia/二胡雑学随想「中国暦、旧暦、農暦…?」
●全国二胡教室訪問
●イエローページ
朱昌耀のインタビューが載ってます。
小林はファンなのでうれしいなあ。

チャームポイントの楕円二胡は、40年間皮の張替えなしで使っておられるそう。
作った人もうれしいでしょうね。
また今日は今年のの旧正月だそうで、二胡雑学随想では新暦/旧暦のアジアの人々の過ごし方や
旧正月に聞きたい民族音楽という視点の面白いコラムとなっていますよ。
欲しい人はAmazonへGO!あーまーぞーーーん!!

ええ男と日本の音楽


今日夕方、
「海外の青年達の交流会のお別れコーナーに、しなっと演奏しててほしい」
というアバウトなお誘いを受け、いってきました(笑)
会場出口で椅子に座って日本の曲を演奏しながら待ち伏せしてたら、次々に海外の青年たちがすごい数^^;
あっという間に演奏どころじゃないくらいの人でごったがえして、積極的な青年たちがの質問責めコーナーへw。
面白かったのが、ギター(ギブソン)をハヤカワケンよろしく背中に背負ったセクシー男子が、珊瑚ちゃんの三線を指差して、
「これはどんな音階を使うんだ?」
と聞いてきました。
片言の英単語を並べてなんとか説明。
すると彼は
「俺は世界の音楽が好きなんだが、特に日本の音楽はすてきだ。日本の曲を聞きながら瞑想しちゃうくらいさ!」(←たぶんこんな内容…)
といってくれ、
「おまえ、サクラソング弾けるか?」
となりセッションすることに!
てっきり〝さくらさくら〟かとおもってたら、森山直太朗の〝桜〟を、日本語で歌ってくれたのにビックリ!
次には涙そうそうも日本語で。
彼の日本音楽への愛をヒシヒシ感じて、なんだかジーンときました。
音楽は国境をこえる、を実践したわけですが、やっぱりちょっとは英語しゃべれるといいなあと実感する機会でもありましたw。
そのあとのスケジュールがあり、あれよあれよという間にバスに乗って彼らはいってしまいました。
よい思い出になってくれたのならいいなあ…

中胡 VS 二泉胡



はてさて昨日のライブ、ちょっと素敵な感じで終了しました。
昨日の記事で、
「中胡が調子悪いので急遽二泉胡を用立ててそっち使おうかな」
なんて書いてみまして。
中胡の目の前で二泉胡組み立てて
「おっ!いいなあ~」なんていいながら二泉胡しばらく弾いてたら、
その後中胡の調子がバリバリ改善!!w
よくある話ですね~。
僕の調子が良くなっただけかもしれませんが(笑)
結局、本番には二胡、中胡、二泉胡全部もちこんで曲ごとに適当に使い分けることになりました。
久しぶりに使った二泉胡。
弦が緩めでした。
僕の二胡や中胡千斤も高めで弦をパンパンに張ってるので、
このユルユル感にすぐには馴染めず…
終わってみると、中胡で弾こうと思っていた曲の多くも二胡でやってたりで、
結局二胡7/中胡2/二泉胡1てな割合。
この数日のごたごたはなんだったのか…w
やっぱり二胡っていいなあ(笑)
只今小林二胡音源製作中。
なんだかしばらくどうでもいいブログが続くかもしれませんがご容赦ください…

二泉弦張って二泉胡!



さあて、今日はコンサート!
打ち合わせしてきたところ、今回は二胡の出番はほとんどなく、中胡ばかり使うことになりそう。
でも、故障してるし、
そもそもノイズ発生器状態ですごい弾きにくいんですよね…
マトモに調整もしてないからしょうがないんですが^^;
まてよ、昔使っていた二胡を二泉胡にしてみたら…?
と思いつき、やってみました。上の写真。
これは僕が先生から月賦で譲ってもらった、はじめての“ちゃんとした演奏用の二胡”です。
使わなくなってからは人に貸していたのですが、ちょっと返してもらって。
二泉胡とは、「二泉映月」という曲を演奏するための胡琴です。

簡単に言うと、4~5度音程の低い二胡。
二泉胡は「二泉弦」という専用の太い弦を使います。
最初から二泉胡として作られているものも、胴体は二胡とほぼ同じ大きさで作られているようです。
普通の二胡に二泉弦を張れば、二泉胡として使うこともできます。
二泉胡とほぼ同じ音域の中胡は、二胡よりも一回り大きな胴を持ちます。
同じ音域でも二泉胡と中胡は胴の大きさ、蛇皮の大きさが違うので、
音色のキャラクターはちょっと違います。
僕は二泉胡:「二胡の音色のまま音が低い」
中胡:「土臭い音色。馬頭琴みたい」って印象です。
二胡弦をはずして二泉弦を張って…。完成!。
弾いてみると、低音は軽いけど今の僕の中胡よりは楽に弾けそう。
今夜はこれでいってみよう!

この二胡は頭が折れまくってて、修理してないんですが…

これが二泉弦のパッケージ。
普通の二胡弦のパッケージに「二泉」とハンコが押してあります。
わざわざ作るほどの需要はないんでしょうかね。

ちなみにこちらは「長城弦」のパッケージ。
小さく「長城」のハンコが。
これは、長城随想という二胡独奏曲を弾くときに使うものだそうで、
内弦=C/外弦=G
にあわせて使うものだそうです。
台湾旅行に行った時に見つけて買ってみたのですが、
家に帰って良く見たら2本とも内弦だった…(´_`。)グスン
で使い道ない感じであります。

こわれましたあ( ;´Д`)



まいったー
中胡が故障してたようです。
台座を固定してるネジが、ポンと外れてしまいます。
写真の胴と台座の間に金色のものが見えます。
すっぽ抜けかけのネジです。
木ネジなので、胴体側にあいた穴がバカになっちゃっいましたようです。
しばらく中胡の出番が多いので、修理はちょっと先ですな。とりあえず…

結束バンドで仮に固めてみる。
遠目に見たらわかんないですよね^^;

「可愛」の意味



↑先日、自分が演奏する「賽馬」の動画をyoutubeにアップしました。
さすが世界とつながるインターネット、中国語のコメントをいただきました。
これです↓
好可愛喔~~給你100個讚!!!
二胡をはじめて10数年。
自慢じゃありませんが、ぼかぁ中国語はまったわかりません(゚~゚)。
文面から察するに、ほめてくれているんだろう…てことは感じるんですが、
ひっかかったのは「可愛」という文字。
可愛=カワイイ
てことはわかるんですが、
賽馬ってカワイイ曲じゃないしな…ひょっとして!
「オマエの技術は幼稚なんだよ!ンナーHAHAHAHAーァ!!」
って意味じゃないのかあああΣ(||゚Д゚)ヒィィィィ
なんて深読みして゜д゜)鬱・・・。
ツイッターにこのことつぶやいてみたら、
中国語分かる方から解説いただいて、良い意味でとっていいことがわかりましてホッと一息。
「可愛」って「イイネ!」感覚で使うこともできるんですね。
ちゃんとNHK中国語講座聞いておくんだったなあ…
そのコメントに
「ありがとう!Thankyou!謝々!」
と返事した自分のセンスのなさに涙した2012年1月でございます。
本年もどうぞよろしくおねがいします…

ウ…チ…ダ…コ…マ…??


お正月三が日のお仕事を終えて、雪の降る北陸道をのらりくらりと福井に帰ってまいりました。
明けましておめでとう、福井!
年始に届いていた年賀状やらなにやらを確認する中に、なにやら怪しい封筒が…

オドロオドロしい血のように赤い字で「 ウ チ ダ コ マ 」…
ナニコレキャーーーー(;゚Д゚)ガクガクブルブル 
中身は…

なあんだ、二胡の駒でした。
これは、「二胡やるぞー」という二胡ブログを書いているStar Gate Erhuさんと、
日本人創造的二胡職人西野さんのお二人が考案、試作している「ウチダ駒」というタイプの二胡駒なんです。
最近の研究を基に製作された試作品を一ついただきました!
どんなものかというのは、「二胡やるぞー」のこちらの記事をご参照ください。↓
http://soukichi.exblog.jp/17276926/
昨年10月に、はじめて西野さんの光舜堂に伺い、自分の二胡を調整してもらったときにも、
このタイプに削ってもらった駒をつけてくださいました。
普通の二胡駒の場合、駒の頂点から千斤側と、その反対側とで弦の長さが大きく違うので、
駒から蛇皮への圧力がアンバランスになっている。
そのバランスをとり、蛇皮に均一に振動を伝えるのが、こんな形…てな感じの説明を受けて(間違ってたらごめんなさい^^;)
原理的にもとても頷けるものではあります。
実際、このタイプの駒に変えてもらって、僕の二胡は生まれ変わったというくらい変りました。
まず音量UP!
音質も変りました。僕好みのとんがった感じにw。ここは好みの分かれるところかとは思います。
一番変ったなと感じたのは、演奏性。
すんごい弾きやすくなったのと、雑音が減ってより繊細な表現ができるようになったように思います。
お二人は今このウチダ駒の研究にお熱なようです。
最新版のこのウチダ駒…さて、どんな音がするのやら?
明日試してみます!

あけましておめでとうございます!



2012年です!キタ━(゚∀゚)━!!
あけましておめでとうございます!
はてさてこのブログも1日1記事と決めて書いてようやく1年とすこし。
どこまでネタがもつやらわかりませんが、やれるだけ続けてみたいと思っています。
音楽で心豊かで楽しい一年を。
今年も一年、どうぞ皆様よろしくお願いします!

二胡之友 第9号 2012年1月号



みんなのニコトモ!2012年1月号が発売されました。
いやはや2012年号ですよみなさん。
時のたつのは早いですねえ~~
〈二胡之友 第9号〉
・馬友徳教授インタビュー前編
・寄稿・王永徳先生をお招きして(2011年9月滋賀県で行われた王永徳セミナーの記録)
・コンサートリポート「曹雪晶二胡コンサート」「天翔楽団第9回定期演奏会」「江蘇省演芸集団日本公演」
・メンテの神様「糸千斤の巻き方」
・キリコの北京便り
・田島十糸子の上海音楽留学現地レポート
・フリースタイルアナリーゼ「光明行」第3回
・オリジナルガイド付楽譜「冬景色」「四季歌」
・二胡を作る木の話「これまでのまとめ」
・二胡の不思議を解剖「弓 その2」
・平野優紀の二胡留学奮闘記
・二胡の壷
・二胡演奏家 劉蜂がオススメ!二胡ケース
・二胡雑学随想
・もろもろおしらせ
留学されてる方のレポートが増えましたなあ。
僕が毎号たのしみにしているのは「二胡雑学随想」です。
チェン・シェンシンさんという中国文化専門ライターさんが書いておられます。
雑学コラムなんですが視点が面白いコーナーです。
今回の記事では「中国はベスト10がお好き」って内容でしたw
ざっつがくう!
二胡之友
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