「つれづれ」カテゴリーアーカイブ

弦を買ったら中身は確認しよう!


二胡用の弦は、内弦外弦両方のセットで販売されていることがほとんど。
二胡の場合、内弦と外弦はどっちも細くて、どちらかだけを見て「これは内弦だ!」などと当てるのは至難の業です。

なので、大概は弦の先の方(糸巻きに巻きつける部分)の滑り止めの糸のようなものの色が違うものになっていて、2本が別であることを識別できるようになっています。

上の写真はわかりにくいですが、内弦(上)は緑、外弦(下)は黒になってます。

まれなケース

…で、写真は先日生徒さんから「どうしても調弦があわない」と持ち込まれた二胡。

確かに合わない。よーくみると…内弦外弦両方とも同じ青色のすべり止めが巻いてあります。
比べてみても、2本とも細さは同じ。

内弦と外弦のセットのはずが、誤って外弦2本が入っていたんですね。
そりゃチューニングあうはずはありません。

買ったら一応中身を確認しよう

僕の二胡人生の中で、二胡弦セットの中身が間違っていたことは何度かあります。

「何度か」もあるんですw。

買ったら一応中身を出してみて、太さの違う2本の弦が入っているか確認しておきましょう!


二胡奏者・王雪峰


    何年か前に話題になった、中国のパフォーマンス集団「中国障害者芸術団」をご存知ですか?

    ライブや宴会でみんながマネした(失敬)、これです↓

    最初に手がふわぁっ…と広がるところ、何度見てもゾクっとしますw

    僕はコレみてすごく感動して、DVD&写真集を買ったりしました。
    中国障害者芸術団は、さまざまな障害をもつ人たちが集まっていて、それぞれができることの中での芸を追求しています。

    上の動画「千手観音」は聴覚障害者のチームによるネタの一つで、他にも音楽、舞踏、劇などいろんな演目があるそうです。

    買ったDVDの中に、身体障害者による中国民族楽器の演奏が納められていました。
    そこで二胡を弾いていたのが、王雪峰という人です。↓

    人生が伝わってくるような音ですね~。
    見栄がないというか虚勢がないというか。僕の勝手な思い込み印象ですが。
    自分の音もこうありたいなと思います。

    須藤元気さんのこれも人気なんですね↓

敦賀・カフェ茶屋珈夢 二胡教室グループクラス募集中です!


告知させてもらっておりました
敦賀のス☆テ☆キ喫茶店“珈夢”さんでのこばやし二胡教室。

おかげさまで個人レッスンは定員に達しました。ありがとうございます。

グループクラスのほうはまだまだ募集中!

グループレッスン60分月2回・お一人様5000円
(珈夢のおいしいコーヒーつき!!)

会場:カフェ茶屋 珈夢
914-0053福井県敦賀市舞崎町2-10-20
電話:0770-21-0500
ホームページ:http://www.greem.co.jp/

お問い合わせは、
erhufukui@gmail.com(小林)
電話:0776-34-5800(小林)
もしくは珈夢スタッフさんまでお気軽に!


二胡之友 第12号


みんなのニコトモ!2012年4月号です!


二胡之友 2012年4月 第12号 目次

・(巻頭特集) 魯日融 西安音楽学院教授 インタビュー前編
・コンサート・レポート
・イベント・レポート 第一回 板胡音楽週in北京レポ後編
・フリースタイル・アナリーゼ 第12回 「賽馬」後編
・二胡研究室 「二胡を作る木の話」連載最終回 西野和宏
・「二胡の不思議を解剖」連載最終回/音窓・琴筒 呉俊徳
・鳴尾牧子の 二胡の壷第10回
・平野優紀の 留学奮闘記第12回
・キリコの 北京便り第4回
・田島十糸子の 上海音楽留学現地レポート第4回
・メンテ講座 メンテの神様 第4回
・二胡雑学随想
・2011年度総目次 創刊号から12号までの主要記事の目次

魯日融って?

特集の魯日融さんは、現在西安音楽学院教授をされている、有名な二胡演奏家さんです。
代表曲でいうと、↑「秦腔主题随想曲」。(動画の演奏は刘长福さんだそうです。)

ったく、なんでこんな画像エフェクトをかけるんだ…

↓ブラーの曲のPVを思い出しました。

今回も面白い記事もりだくさんですが、やはり「二胡雑学随想」。
二胡にはたくさんの種類があって、それらまとめて「胡琴」っていう呼び方をしますが、
その名、そして音色にこめられた民族のアイデンティティについて述べられています。

試作してみた。105胡一号


とある依頼があり、100円均一の商品で胡琴を作ってみました。


名付けて 105胡!

100均だから「100胡」と名付けようと思ったら「105円では?」とツッコミがあったので、これは105胡とすることにしました。

「二胡」の場合、「ニ」は弦の数を表しています。
四胡や三胡など、弦が4本、3本の胡琴は実際にあります。

105胡は別に弦が105本有るわけではないですが、まあご勘弁ください(・з・)キニスルナ!

材料は100均の
・フライパン
・木
・テグス

穴あけやらなにやら下ごしらえが必要です。

上の動画で弾いてる曲がコレなのは、「キラキラ星」や「かえるの歌」が弾きにくかったからw
1オクターブもまともに出ない…もうすこし改良したいですねえ。

安モノでも自分で作ってみると、職人の苦労が垣間見えます。
職人さん、ありがとう!(´▽’)

材料費を極限に抑えたこの105胡。どーですか、お客さん!!??ヽ(°▽、°)ノ

Rolandと二胡


最近のシンセには二胡の音が入ってるんですね~
ずいぶんピーク感のある音色。みんなの思っている二胡ってこんな音なんですね。


ローランドで二胡といえば…

ローランドが作った二胡用ピックアップシステム「EH-10」というシステムがあります。

ただの二胡用マイクではなくて、竿に操作ボタンがついて、
演奏しながら音響効果の捜査もできるというスグレモノです!
上のデモンストレーション動画でも、途中でエフェクトかけてますね。

・リンク「中国の民族楽器 二胡を “エレクトリック二胡”に! 専用プリアンプを中国の二胡メーカーに提供」

北京オリンピックの開会式でも使われたことでも話題になりました。

・リンク「北京オリンピック閉会式でローランドの二胡専用プリアンプ「EH-10」が活躍!」

日本発売されていないEH-10。ほしくてローランドに電話したりしたっけなあ…

ROLAND XP-80 と XP-50 をフュージョン!



ひゅぅぅぅぅうううううう~~~ じょんっ!!!!

懐かしのドラゴンボールで、二人の戦士が一人になる、想像力が生んだ反則技w。
今回はRolamd XP-80 と XP-50 をフュージョンしてみました!なんのこっちゃ!


ローランドXPシリーズ


XP-80/XP-50は日本が世界に誇る電子楽器メーカー・Rolandが1995年に発売したミュージックワークステーションです。

学生の頃に発売されたXP-50が衝撃的すぎて、中古で購入。
テクノとかハウスとかやってたころの中心機材で、かなり使い込みました。

二胡を演奏するようになって余り使わなくなりましたが、なんでもできる便利なシンセは心強い機材でした。

今年頭にそのXP-50が故障。電源がはいらなくなりました。
そんな折、知人から上位機種のXP-80を譲ってもらえることになりました。

でもこのXP-80も、
・ピッチベンドの値が飛ぶ
・ジョグダイヤルの値が飛ぶ
・鍵盤が幾つかくっついている
・液晶表示が薄い

という故障もち。
メーカーに問い合わせたら、
「生産終了からかなりたつので、液晶は修理不可。それ以外まるまる修理で2万円くらいかなあ」
って返事でした。
液晶が消えたらどうしようもないし、どうしようかな…と思っていたところ、
電源不良以外は壊れていないXP-50から部品を移植することを思いつきました。夜中に…(´д`)

バラバラに~


一晩中友達とゲームやってるニコ生をBGMに、深夜の作業開始です。


このXP-80、あけてみたら音色メモリーのエクスパンションボードが3枚も刺さってる!ラッキー!
僕も1枚もっていたので、メモリーMAXに!オイラのテンションもマックス!わかるひとにしかわからん話で恐縮ですw。

初期のXP-80は鍵盤に不良品あり

樹脂製のスカスカタッチの鍵盤なんですが、XP-80は演奏性を高めるため裏に重りをつけてありました。初期ロットのものはこの重りをつける接着剤が不良品で溶けてきて、となりの鍵盤とくっついたりすることがあったようです。僕のもそれでした。

この部分はXP-50から移植ってわけにはいかず。


僕はたいして鍵盤弾かないので、鍵盤の間に流れ込んできているボンドをムリヤリ取って良しとしました(・∀・)。

重りをつけてあるボンドがピンク色なら初期ロットみたい。
メーカーも、この部分については無償修理してくれますよ。
それ以後は黒いボンドに変更されてるそうです。

移植


問題のピッチベンドスティックとジョグダイヤルをXP-50から移植。
同じ部品でよかった。

ついでに、

内部メモリー用のボタン電池も交換。

液晶

メーカーからも修理不能といわれた、表示の薄い液晶画面。
これは80と50では全然ちがう部品なので移植もできません。

バラしてわかる故障ならと思ってバラバラに。
わからん。で、もとにもどしたら…

表示がヘンに…や、やばい…さらに故障さしてどうすんねん!
何度も組み直して、元通りにはなりました。表示の明るさはなおらず…

フュージョンXP-80完成!


4時間ほど作業して、部品移植修理完了しました。
液晶のくだりがなければ、半分の時間でできたろうに…

折角の高性能マシンですから、液晶がうつらなくなるまでガンガン使いたいと思います。

ところで、部品取りしてもはやハリボテ状態のXP-50、どなたかいりませんか…(;´д`)ゞ

アマゾンでXP-80検索したら↓こんなのが。
なんだこれ?

二胡之友 2012年3月号


nikonotomo2012.3

みんなのニコトモ!
2012年3月号が届きました。

特集は「第1回板胡音楽週」というイベントの報告のようです。
さて、内容をみてみましょう!


二胡之友2012年3月号目次

・「第一回板胡音楽週」見聞記(前編)
・コンサートリポート「賈鵬芳 上海之約 日精音楽会」
            「王文隆のジャズ二胡コンサート「月光の下の睡蓮」in台南」
・王永徳教授講演記録 王永徳先生をお招きして 第3回
・王永徳教授 論文《二胡の相互交流式教育》【後編】
・フリースタイル・アナリーゼ「賽馬【前編】」
・二胡をつくる木の話「二胡の取扱いについて」
・二胡の不思議を解剖「共鳴板 その2」
・オリジナルガイド付楽譜「冬景色」「オーラ・リー」
・平野優紀の二胡留学奮闘記
・鳴尾牧子の二胡の壷「暗譜について」
・メンテの神様「琴軸のお手入れ」
・キリコの北京便り
・田島十糸子の上海音楽留学現地レポート
・二胡雑学随想
・もろもろおしらせ

板胡といえば…??

「第一回板胡音楽週」とは、
板胡芸術の発展を目指して中国全土からその道のすごい人を招集して6日間行われたコンサートとシンポジウムのようです。

板胡、といえば、劉明源という僕でも知ってる有名な演奏家の方がいらっしゃいます。

この方の演奏は“民族音楽っぽさ”が強くて大好きですw
二胡を弾いても板胡みたいにきこえちゃう。

この方は民俗音楽の世界で大きな仕事をされた方ですが、
一方でジャズピアニストであり、なんとスティールパンの演奏もしていたってところで
僕の記憶にぐっと入り込んでます。

劉明源がピアノやスティールパン弾いてる動画ってどこかにないかな?

ブログを移転します。


思うところあって、ブログを移転しました。
こばやし二胡教室ブログ
http://erhufukui.main.jp/
移転といっても引越しではないので、新しいブログにはぜんぜん記事がありません。
今までどおり、1日1記事アップを新ブログのほうで続ける予定です。
このリンクルブログのほうは「“旧”こばやし二胡教室ブログ」として残しておきます。
今日までたくさんの方にご覧頂き、ありがとうございました。
新ブログもどうぞよろしくおねがいします!!!
こばやし二胡教室ブログ
http://erhufukui.main.jp/

先日のカフェSolaライブの動画



(撮影なすすけさん。いつもすんません。)
2月19日に行われた歌うカリスマ散髪屋・竹内太三修さんのcafeSolaライブが終わりました。
僕も二胡の他に奏生、バンジョーといろいろがんばたので、動画もいっぱいあげます(*^ー゚)ノ
♪冬のホタル  作詞作曲:竹内太三修

♪その朝

♪卒業写真

♪アイ&アイ

次回cafe Solaライブは4月29日です。↓↓
http://erhufukui.linkulblog.net/e149903.html
みんな、きてくれよな!