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二胡の色の変化


楽器は使って行くと色がゆっくりとですが変化していきます。
もちろん、塗料を塗ってない楽器のことですが。


木材の色味の変化

新品の、特に中価格帯の楽器の木の色が、とても明るい色に見える物もあると思います。
僕の老紅木の二胡も、出会った頃は緑がかっている印象がありました。

木材ですから、経年変化により表面の色味は変化していきます。
紫外線の影響だそうですが、使っている以上様々な外的影響が考えられますね。

一般的には、「深い色」に変化していきます。

誤解を恐れず言うと、黒方向に落ち着いた色目へと変化して行く感じでしょうか。

僕の老紅木もかなり黒っぽくなってきました。

紫檀などで新品でとても鮮やかな赤色の楽器でも、使っているうちに落ち着いた色味へと変わっていきますよ。
もちろん、赤色が黒色になるわけではありませんが^^;

使っている楽器には、それなりの風格が伴っていきます。

ガンガン使いましょう!

楽器を買う覚悟の考え方


ちょっと…悩んでいます。
販売用に仕入れた二胡が、なかなかどうしていい感じ。
ちょっと自分用として使ってみたい気になっています。
どお~しよ~かなあああ~

みなさんは、自分の相棒となる楽器、どのように決めていますか?


悩む…

これからの自分の音楽の相棒となる楽器を決める。
なかなか簡単ではありませんよね。

それなりのクオリティを求めるわけで、やはりそれなりのお値段にもなるでしょう。

「これはいい楽器だと思う。でも、しばらく使ってみたら失敗した!なんてことになったらどうしよう…??」
失敗したくない!という気持ちは僕にも強くあります。

自分の相棒の決め方にはいろんな考え方があるわけですが、今回は僕の考えを書いてみたいと思います。

環境はよくなっている

僕が日本での二胡の世界に足を踏み入れて十数年。

はじめたころは、いわゆるボッタクリ商品も出回っていました。
僕が最初に買った二胡も、今思えばかなりボッタクられた代物でした。

ですが10年が経ち、日本での二胡文化も成熟して専門店もたくさんできました。

最近では、先生や専門店から購入した楽器は、値段相応のスペックをもっていることがほとんどだと感じています。

昔のような極端なボッタクリは減った、と思います。
買う場所をきちんと選べば、安心して購入できる環境ができつつあるのではないでしょうか。

でも、自分にあった楽器なんて売ってない!

一方、どんなに厳選しても自分に100%ピッタリあった楽器が見つかるとは思っていません。

すばらしいスペックを持った二胡を購入!弾き込むことでその二胡はどんどん鳴りが良くなっていくでしょう。
でも、しばらく使ってみることではじめて、なかなか受け入れられないクセのようなものにも気づいていきます。

そういったクセには、ちょっと付き合っただけではわからない…ましてや、買うかどうか悩んでいるときにはとてもわからないことは多いものです。

その不満な点を認めてあげられるか

なんだか恋愛話みたいになってきましたが、僕は同じように考えています。

白馬の王子様なんていない…w
パーフェクトを期待しない。

長く付き合って行くなかで、
「腹の立つことも多いけど、こいつとなら前を向いて歩いていける…」
と思えるようになりそうな相手かどうか。

これが「良」なら、GOしちゃいます。
勢いも大切です!!ww

今のメイン二胡と僕

このブログを読んでくださっている方から、僕の弾いている二胡がとてもいい音で、そういう楽器が欲しい!ということをおっしゃってくださったことがあります。
とてもうれしいことです。

今の僕のメイン二胡は、10年程前、とてもあこがれていた商品でした。
弾いたらとてもいい気分!でも高い(涙)
とてもじゃないけど手の届かない商品でした。

そんなあるとき、この二胡を売りたいというユーザーさんからお話を頂き、その方から中古で譲ってもらったんです。

中古といっても高い。
思い切って、そのときメインで使っていた二胡をオークションで売却。全てを捨てて(笑)この二胡を手にいれました。

この二胡を手にいれたときは本当にうれしくて、歓喜しました。
でも、いざ使ってみると、この楽器が持っているクセに翻弄されてしまいました。

ようやく仲良くなれた…と感じたのが3年目。
「こいつにもいいところあるじゃないか」的な気持ちが芽生えますw。
それまでは、以前の二胡を売ってしまったことをとても後悔してました。

そんなこんなで10年に近い月日が経ち、不満な点もふくめて、この二胡との信頼関係ができあがっています。
今でも、とても弾きやすい楽器とは言えませんが、それ込みで、この楽器を一番信用しています。
僕から、一番いい音を引き出してくれる道具です。

まとめ

まとめると、予算ととりあえずの演奏感に満足できるなら、買っちゃう。

今の日本で、信頼できる先生や知識をもった専門店からの購入で、商品価値として大損をすることはあまりないと思います。

時間をかけて一緒に音楽していくなかで信頼関係を築いていくことが大切。
であれば、悩むことに時間をかけすぎず、はやく共同生活をスタートさせるほうがいいと考えることもできますね。

でも言うは易し…
悩む悩む…^^;
この二胡買うかなあ~どうしようかなあ~w

USB Floppy Emulator 導入記・その4 使用編


無事USB Floppy Emulatorに換装できました。
USBメモリも専用フォーマット完了!
使ってみましょう!




オンライン/オフライン スイッチのマナー

改造で追加したオンライン/オフライン切り替えスイッチ

USBを差し込む/抜く時、
仮想フロッピーディスクを切り替える時に
このスイッチをオフにして、組み込んだ機器とUSB Floppy Emulatorとの接続を解除します。

諸々準備ができたら、スイッチON。それから、機器のディスクモードを開いて仮想フロッピーディスクにアクセスします。

XP-80の場合は、このスイッチを使わなくてもUSBメモリの抜き差しや仮想フロッピーの切り替えに追従してくれますが、データをセーブするときに他の仮想フロッピーのファイルが名前だけ乗り移ってくる場合があるようで、やはりこのスイッチを使わなければ不測の事態が起きそうです。

普段どおり、セーブ/ロードを行うことができました!

USB Floppy Emulator

USBメモリだからと、セーブ/ロードの時間が早まるわけではなかったです^^;
さすがエミュレーター。

でもこれでフロッピーディスクという不安定なメディアを使わずにすばやくデータのやりとりが可能になり、PCでバックアップも簡単にとれるようになりました。

特に、ビンテージサンプラーのように、頻繁にたくさんのデータの読み書きを行うものにとっては、とても便利なアイテムではないでしょうか。

これで製作に専念できます!

USB Floppy Emulator、どーですか、お客さん!!

USB Floppy Emulator 導入記・その3 フォーマット編



さて、フロッピーディスクドライブの替わりに搭載したUSB Floppy Emulator。
これで使うUSBメモリ側の準備を行います。




使えるUSBメモリ

僕が購入したGOTEKというブランドのUSB Floppy Emulatorでは、使用できるUSBメモリは2GBまでとなっています。

それでも、実際にはフロッピーディスク100枚分の記録しかできないので、ほとんどの容量は使われないことになります。

なので、実際には256MBほどのUSBメモリでも十分ということ。

今どきこんな容量のUSBメモリはなかなかありませんが、中古を探してみましょう!

付属ソフト

USB Floppy Emulatorに付属していたCDRには、超簡単な説明書といくつかのソフトウェアが入っていました。

付属ソフトはこの3つ。

・V123_SFD.exe
・UFloppyManager.exe
・UFDISKManager.exe

使うのはV123_SFD.exe。
残りの二つは僕のPCでは動作さえしませんでした…

formatしよう!

V123_SFD.exeを使って、USBメモリに専用のフォーマットを施します。
このソフトはインストール不用です。

1)立ち上げて、multi-floppy serviseをON**********

V123_SFD.exeを立ち上げたところです。「SFD standard edition」のタグが表示されています。

「SFD enhanced edition」のタグをクリックして以下の画面を表示させます。

start(select)/close(unselect) muluti-floppy service」にチェックを入れて、このソフトの複数の仮想フロッピーに関する機能をONにします。

2)まず普通にフォーマット**********
下の方の「floppy block operation」の「floppy type」で、組み込んだ機器が対応しているフロッピーディスクの容量を選んで「format floppy」をクリック。
USBメモリがフォーマットされます。

この段階でUSBメモリの中の全ての記録が消去されるのでご注意ください!

3)さらに、100枚の仮想フロッピーを作るフォーマット**********
同じブロックにある「floppy block」が「100」になってることを確認して、「make floppy block」をクリックすると、100枚の仮想フロッピーディスクがUSBメモリ内に作られていきます。

これで、USBメモリの準備ができました!

100枚の仮想フロッピーの中身を見るときは

V123_SFD.exe上では、100枚のフロッピーディスクは「FLPPY0」から「FLPPY99」までの名前がついています。


この画面の上の「floppy block operation(0 OF 0)」のブロックの選択窓から仮想フロッピーを選択すると、その仮想フロッピーのウィンドウが開きます。ここで普通にファイルのやりとりができます。

機器で製作したファイルを、ここからPCに保存することができますね。

さあ、これでいよいよ準備OK!使ってみましょう!!…続く

USB Floppy Emulator 導入記・その2 改造編


無事とどきましたUSB Floppy Emulator。

中身は本体とソフトウェアとマニュアルの入った8cmCDRだけでした。

今回は、これにちょっとだけ工作を施します。




USB Floppy Emulatorのスペック

このUSB Floppy Emulatorは、フロッピーディスクドライブの代わりに搭載することで、USBメモリにデータを読み書きすることができるようになる装置です。
(接続された側の機材は、これをフロッピードライブだと思って情報をやりとりします。)

差し込んだUSBメモリを自由に使えるのではなく、USBメモリの中に100枚のフロッピーディスクがあるようなフォーマットをほどこして、そのUSBメモリの中の仮想フロッピーディスクに記録していくという仕組みです。

そのUSBメモリの中の100枚の仮想フロッピーディスクの切り替えを、本体全面の二つのタクトスイッチで行います。
左は10の位、右は1の位。
2桁の7セグLCDの「00」~「99」で使用している仮想フロッピーが表示されます。

*このUSB Floppy Emulatorでは最大2GBまでのUSBメモリしか使えないそうです。

少し本体改造


「その1」で紹介した動画の中で、

仮想フロッピーを切り替えるには、ドライブをオフラインにして切り替える必要がある」と説明されています。

●USB Floppy Emulatorと機器との接続をオフラインに
 ↓
●仮想フロッピーディスク切り替え
 ↓
●USB Floppy Emulatorの機器との接続を再びオンラインに

という手順を踏まないといけない様子。
試しましたが、確かにこのスイッチがないと誤作動を起こすようです。

USB Floppy Emulator自体にはオンライン/オフラインを外から切り替える手段がありません。

そこでUSB Floppy Emulator全面パネルに【オンライン/オフライン(接続ON/OFF)切り替えスイッチ】をつける改造をされています。

難しい改造ではないので、やってみましょう!自己責任で!

材料と作業内容

このようなパネル取り付け式用のスイッチをひとつ。
1回路の小さいもので大丈夫です。
ちゃんと本体に収まるように、サイズには注意です。

それと配線材。細いものでいいです。

↓USB Floppy Emulatorの中身。

ジャンパブロックがあり、ここでA/Bドライブ切り替えや1.44M/720kB切り替えが出来るようです。

その中に、基板に「S1」と刻印されたジャンパがあり、初めから接続子でつながっています。ここが、「オンライン/オフライン切り替え」のジャンパ。
close(短絡)でオンライン。ドライブ-機器接続。
open(開放)でオフライン。ドライブ-機器接続解除。(フロッピーを取り出した状態?)
となります。

この「S1」の2本の端子をそれぞれスイッチにつないで、ここのclose/openを外から行えるようにします。

ケースにスイッチを取り付ける穴を開け、配線を半田付け~

で、こんな感じに。↓

白い線が配線したもの。雑ですいません。

このように、前面パネルにスイッチがつきました。

これの具体的な使い方は別の回で。

これで、ドライブの準備ができました!

搭載

それでは、いよいよXP-80に搭載です!

うんざりするほどのネジをはずし、底板を取り外します。
細かい段取りは割愛しますが、必ず電源コードを抜いた状態で行ってくださいね。

USB Floppy Emulatorはもちろん、フロッピーディスクドライブと接続端子、外形の規格が同じなので、もともと搭載されているドライブをはずして、そのまま挿げ替えられます。


もともとのドライブについていたステーもそのまま利用できます。

組み付け途中で動作確認…^^;

元通りに組み直せば…ついに完成です!!

では早速、使ってみよう!っと、その前にUSBメモリのフォーマットが必要なようです。…続く!

USB Floppy Emulator 導入記・その1 購入編



ローランド XP-80!!

1996年発売。
ローランド社の当時のハイエンドミュージックワークステーションシンセサイザーです。
中古を譲り受けました。

でもさすがに古いのでいろいろ修理が必要で、多少お金もかけて…現役復帰です!

僕はもともと打ち込み系ダンスミュージッククリエイターだったので、こういうのはお手の物。
さあ!これでいろいろ作ろう!!…と思った矢先。

打ち込んだ演奏データを記録するフロッピードライブにエラーがおこりました。
この時代の機材は、データの記録方法がフロッピーだけ、というものが多かったんです。

メーカーからも、「フロッピードライブは在庫がなく、修理不可」と言われていますし、
なによりこのご時世、いまさらフロッピーなんて使いたくないなあと思っていろいろググってみました。

…すると、なんてことでしょう!こんな僕にピッタリの動画を見つけたのです。

*しばらく機械的なお話です。興味ない方ごめんなさい。




フロッピードライブの代わりにUSBメモリを

XP-80にUSBメモリ差し込んでる!!!
この動画でUSBを指しているところには、もともとフロッピーディスクドライブがはまっているんです。

この方法は、パソコン用に開発された

フロッピーディスクドライブになりすまして、
USBメモリに情報を読み書きするドライブ、
<USB-フロッピードライブエミュレーター>に載せ換える
改造。

XP-80だけでなく、フロッピードライブを搭載していた昔のキーボードや、ビンテージサンプラーを今も使っている人には有名な方法だそうです。

この動画の投稿者は、この改造について詳しく公開されていて、それを参考に、自分のXP-80にもUSBメモリを使ってデータセーブができるようにしてみました。

まずは購入

まず、そのUSB Floppy Emulatorというドライブを買おうと探してみましたが…どうやら日本では手に入らない様子。

海外から個人輸入という手段になりました。

http://www.aliexpress.com/
というショッピングモールサイトで発見!
数カ国の業者から同じ商品が出品されています。

値段がいろいろありましたが、もはや頼んでみないと分からないので一番安いこの中国の業者に決定。
↓↓
 ********
<2016年7月追記>
この記事も時間が経ち正確なリンクができなくなりました。
この記事も参考程度にお願いいたします。
 ********

価格はざっくり3000円弱。よし。

ネットでの個人輸入も、こういったサイトを使うと国内のネットショッピングと同じような感覚で取引できます。全部英語ですが…
aliexpressは利用者も多いので、分からないメッセージに出会っても検索してみると同じ問題に当たって解決されている方の情報を得ることができたので、言葉がわからなくてもなんとかなりましたよ!

配送業者

悩んだのは送料。
上記の商品、なんと中国から日本までの<送料無料>の商品なんです!

ただし、配送には30日前後の期間がかかり、紛失の可能性もあります、としっかり書いてありますw

これはちょっと…と思い、EMSを選択。
4~6日で到着予定。はやい!でも配送料だけで3000円弱…まあしょうがない。
本体価格とあわせても6000円。損を覚悟で注文です。

待っている間もいろいろ情報が入ってくる

国内のネットショッピングとちがって、aliexpressの自分のアカウントページ上で、この業者の現在のステータス(注文を受けとったかどうか、オンラインかどうか)を確認できるようになっていました。
もちろんメールで連絡もとれるようです。

僕の場合は注文翌日には受注され、出荷されたことが分かりました。

また、EMSの荷物がどこを通過しているのかもaliexpress上で確認できました。

毎日ここが更新されていくので、荷物が運ばれている実感があり、安心できました。

で、注文から6日。商品が手元にとどきました。

人生初の個人輸入成功!一安心です^^;

その後、aliexpressからメールで連絡がきて、「商品を受け取った」ことを知らせる「Order Comfirm」をクリックして取引終了です。

それでは中身を見てみましょう…次回へ続く

*ネット個人輸入は自己責任で!

XP80互換フロッピードライブ

これは今回の件をいろいろ調べている時に見つけたのですが、Roland XPシリーズで使えるフロッピーディスクドライブの型番リストだそうです。

TEAC FD235HF-6590
SONY MPF520-C
NEC FD1231H
Panasonic JU-257A726P
TEAC 235HF-5327

これが正しいかどうかは僕には分かりません。
ご利用の際は自己責任でお願いします。
ネットオークションなどでみつかるものもありますね。

ちなみに、僕のXP-80に搭載されていたフロッピーディスクドライブは
「SONY MPF520-C」でした。

故障と覚悟


二胡をぶつけちゃった!

なんてことになって、一部がポロっと取れてしまうことはよくあります。

20121110-221442.jpg
写真は、糸巻の模様のところ、木と牛骨?の接着面がはがれてしまった事故。修理NOWです。

接着面でのはがれ、はよくあることです。
ぶつけたりしなくても、気がつくと取れてることもあります。木も骨も呼吸をして伸び縮みしますから、接着剤が耐えきれなくなった、ということが考えられます。

木が裂けたり割れたりすると、ちょっと面倒ですが、ポロっととれた場合は、残った接着剤を削り取って再接着でほぼ元どおり。

それでも、一度ポロっととれてしまったら、再接着しても強度は弱くなってしまうようです。再度そうならないように、丁寧に楽器を扱うようにしましょう。

さて、修理も完了!
本日はここまで。お疲れ様でした〜
20121110-221455.jpg

ブータンの楽器・ダムニェンのチューニング


南アジアに位置するブータン王国。
2011年に新婚のブータン国王夫妻が来日され話題になりました。

<幸福の国・ブータン>を紹介する施設が<日本一幸福度の高い町・福井>に登場します。
そのオープニングイベントで福井の人がブータンの楽器を演奏するコーナーがあり、そこに僕も参加させてもらうことになりました。
その催しについてはまたお知らせします。

今日のブログでは、その日の演奏で使うのに情報が足りなくて困っていた楽器【ダムニェン】の情報について教わったのでメモ書きしておきます。共演者のためにも^^;。

唐突ですいません。


ダムニェンとは

チベットを中心に使われている發弦楽器。
ブータンでも同じ構造のものが使われています。

装飾がとてもきれいですね。
バンジョーのように、鹿や蛇の皮が張ってあります。
ネックも途中で別の材を継いで作ってあるそうです。

指で押さえるところは模様のない部分だけ。フレットのようなものはありません。

そして、立派な龍の彫り物!

見事です!
ブータンは龍の国とも言われ、東日本大震災後に来日されたときにも、龍の話をされたそうです。
リンク・「龍のお話」ブータン国王が日本に残した深イイ話・メッセージ

二胡にも龍の彫り物をあしらったものがありますが、遥かに主張が強いです。
また、ちょっとしたことで壊れそうな感じも満載です^^;。

演奏は、木で作った撥を使います。

結構使いやすいです。紐で楽器本体とつながっています。
失くさないように…でしょうか?

チューニング

3コース、7本の弦が張ってあります。

現在使われる弦は、なんとバドミントンのラケットのガットだそうです。
7本とも同じ太さのものを使います。

ダムニェンのレギュラーチューニングはこんな感じだそうです。

楽器を立てて、左から
A2(2本) / D3(3本) / G2(2本) 

*A、D、Gの横の数字はオクターブです。数字が1つ多いと1オクターブ高い音ということになります。
TASCAM TC-8など、オクターブ表示をしてくれるチューナーもあります。

中央の弦が一番高いとは、なんとも不思議なチューニングです。
また、中央の3本のうち1本は共鳴弦だそうで、5弦バンジョーのように竿の途中からでてきています。

また、7弦ありますが基本3コースということで、2本/3本/2本ずつ同時にピッキングしていきます。
マンドリンや12弦ギターのようなものです。

ですが、弦の間が離れているので、トレモロ演奏の時にはダウンピッキングとアップピッキングで別の弦を弾くようなテクニックもあるそうです。

今回のイベントでは、Gの音を1オクターブ高く調弦して、ギターに近い感覚で弾けるようにしよう、ということになりました。

ブータンミュージアム

2012年11月17日、福井駅前に「ブータンミュージアム」がオープンします。
そのオープニングレセプションで、数曲ブータンの曲をブータンの楽器で演奏する予定です。
僕は、ブータンの胡弓【ピュアン】を担当。こちらもまた紹介しますね。

運営されるNPO法人・幸福の国 ホームページ
http://bhutan-npo.asia/

オープンした際にはぜひお立ち寄りください。

音楽雑誌を読もう


11月ですねえヘッヘッヘ…( ̄ー ̄)ニヤリ
ちょっと高い雑誌ですが、AcousticGuitarMAGAZIN買っちゃいました。

目的は、この号に掲載されているTommy Emmnanuelの「アンジェリーナ」の楽譜が見たかったから。
2小節目で既に高すぎる壁にへこたれましたが…

二胡ではないジャンルの音楽にふれることは、とても刺激になりますよ。


おすすめ雑誌

でも、二胡にしか興味はない!そんなあなたに、ためしに読んでほしい雑誌。

バイオリン系楽器の専門雑誌、サラサーテをお勧めします。

クラシックな文化の雑誌、サラサーテ。
隔月発行で、時間をかけた内容を読むことができます。
日本はバイオリンなど西洋音楽のレベルが高いですから、そういった読者が満足できる内容をもっています。

演奏技術の解説や音楽との向き合い方、楽曲の解釈の仕方。
演奏者のちょっとしたコラムにも、深みを感じることができます。
付録の楽譜もクオリティ高いです。二胡で弾くには工夫が必要ですが…。

雑誌ですから、初心者でも楽しめる工夫が満載。
弦楽器を嗜む人が読むなら、いくつかためになる情報を得ることができるのではないでしょうか。

僕も一時期毎号購入していました。
その座をアコギマガジンが奪っていったのです…

さてアンジェリーナ

楽譜を手に入れてノリノリです。
しばらくしたら、これが弾けるようになっている…

はずです!!(゚∀。)ワヒャヒャヒャヒャヒャヒャ