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ヘッドホン MDR-CD900ST イヤーパット交換


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じゃーーーん!
これは録音スタジオ用のヘッドホンとしてとても有名な製品で、SONYの「MDR-CD900ST」というヘッドホンです。

ご存知の方は多いのではないでしょうか。

僕も10年以上これを使ってきましたが、いよいよ耳にあたる部分が劣化してボロボロに…
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キャーΣ(〃▽〃;)

このイヤーパットを交換してみました。


プロ用ならでは

このヘッドホンは交換用部品として、イヤーパット、ドライバー(スピーカーの部分)、ケーブルなどが個別に販売されています。

消耗部品の劣化がどうしても早い業務用製品ならではですね。

今回は、左右のウレタンリング(左)とイヤーパット(右)というものを購入しました。
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袋から出すとこんな感じでした。
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左のウレタンリングは、ドライバーの周りに貼るスポンジ状のリングです。
リング状に切り込みが入っていました。

取り外し

では交換開始!

古いイヤーパットをはずします。
引っ張ればいいので難しい作業ではありません。

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あらわになった内部。

真ん中の銀色が音を出しているドライバーで、周りの黒くてぺしゃんこになってるのがウレタンリング。
ボロボロすぎて原型をとどめてないですね…^^;

これをキレイに取り去ります。

交換は定期的に…

今回のイヤーパット交換はなんとなく思いつきではじめたことで、いままで特に気にしたことはありませんでした。

実際交換を行ってみて気づいたのですが、イヤーパットの内側でボロボロになったウレタンリングがドライバーの中にも入り込んでしまっていました。

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ちょっと分かりにくいですが、銀色の丸がドライバーで、そこにあいている穴の奥にフィルム状の振動板があります。

その穴の中に、粉になったウレタンリングが入り込んでしまっています(矢印の部分)。

これはやはりちょっと、劣化しすぎです^^;
取り去るのに苦労しました。

そうなる前に交換をお勧めします。

新品!

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ウレタンリングを貼り付けました。
全然ちがいますねw

イヤーパットもはめてみます。
これも状態をよく見ながら引っ張ってはめこんでいくだけです。
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言うまでもなく右が新品!いいね!

完成!

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あっというまに新品のようになりました!

装着感はもちろんですが、音も締まって若返ったようです。

でも10年ちょっとつかってて、本来ならドライバーもへたってると思うので一気に新品購入といきたいところなんですが…

TASCAM DP-32 レビュー その3


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便利な単体MTR、TASCAM DP-32!
今回は使ってみてから気づいた点をいくつか挙げてみます。


32トラックじゃない??

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(これは買う前からわかっていましたが)

DP-32は32トラックのMTRです。
そのうち、

Tr.1~8 は モノラルトラック
Tr.9~32 は モノラルかステレオか選択して使うトラック

となります。

例えばTr.9/10は、ステレオで使えばLR2チャンネル分ですが、モノラルトラックとして使うと、
Tr.9に録音され、Tr.10は使うことができなくなります。

本体のスライダーも、Tr.9以後は2トラックごとに1本のスライダーが割り当てられているため、フェーダーも20本+マスター1本しかありません。

なので、Tr.9以後全てステレオで録音したら32トラックを使えることになりますが、

全てモノラルで録音した場合、総トラック数は20トラックということになります。

*DP-24は12モノラル/6ステレオトラックという構成。全てモノラル録音したら総トラック数は18となるようです。

フェーダー情報は保存されない

作成したソングは保存することができます。そのとき、録音した内容とともに各種設定も保存されますが、ボリュームフェーダー情報は保存されません

別の曲の作業をするためにフェーダーをリセットするときには、各フェーダー位置を別に記録しておく必要があります。

携帯でフェーダーの状態を写真撮る、というのもいいとおもいますが、複数の曲の作業を同時に進めているときには、昔ながらの紙に記録する方法がやっぱり便利。

自分のために、フェーダー情報記録用紙を作ってみました。

TASCAM DP-32 FADER SHEET

↑クリックすると表示されます。

「ソング名」にはDP-32でのソング名を。
備考などの欄には、注意事項や外部機器との接続状況をメモします。
余白に各パートに録音されている楽器をメモしてもいいかも。

これはファームアップで保存してくれるようになってほしいなあ~

メトロノーム

メトロノーム機能は、録音の時のガイドとして使うことができます。
また、ここで設定したテンポは、MIDIアウトから出力されるMIDIマスタークロックのテンポになります。

チューナーは入力8のみ

一人でいろいろな楽器を持ち替えて録音する時便利なチューナー機能。DP-32内臓チューナーは、ギター入力を供えている入力track8のみ有効なものだそうです。

他の入力トラックにマイクをつないで叫んでも、チューナーはピクリともしませんでした…

ミックスダウンモードで作れるファイルは1つだけ

録音が全て終わり、編集してマスターファイルを作ります。

その際には<ミックスダウンモード>に切り替えてマスターファイルを作成するのですが、
そこで作成できるマスターファイルは1つだけ

DP-32はフェーダーの動きを記録できないので、ミックスダウンは手動で行うことになります。1発でうまくいくとは限らないので、ミックスダウンも複数のテイクを残したい…というのはDP-32本体だけではできないようです。

一つのマスターファイルを作成したら、SDカードをPCで読み込んでマスターファイルを取り出し、再度DP-32で次のミックスダウンを行う、という手順となります。

ミックスダウンしたファイルを他のソングに読み込めない

例えば、

「ある曲の前半と後半を別のソングで作って、それぞれミックスダウンして前半のみ/後半のみのマスターファイルを作成。
そしてまたあたらしいソングを作成して、そこで前半と後半のマスターファイルを読み込んでくっつけたい…」

てことをやろうと思ったのですが、DP-32本体だけでは、

あるソングのマスターファイルを別のソングに読み込むことはできません。

トラック単位のエクスポート→インポートはできますが、ミックスダウンモードで作成したマスターファイルを別ソングで読み込むことができないんです。

*これも、PCを介して、ミックスしたマスターファイルをAudioDepotフォルダにコピーすれば可能となります。

やはりPCはあると便利っす

SDカードのバックアップも含め、完成した曲データの管理、細々した編集など、PCも利用することでDP-32のマイナス面を補完することができます。

勢いで買ったタスカムDP-32。
少し使ってみた現在のところ、僕の希望する仕事はこなしてくれそうです。
ウチの新たなる母艦として、どうぞよろしく!

TASCAM DP-32 レビュー その2


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買っちゃった!TASCAM DP-32
使ってみた!です。


接続

DP-32は8トラックの同時録音が可能。
8系統のマイク/ライン入力があります。

しかしながら僕にとって、8トラックを同時録音するというのは普段はありません。

そこで、8つの入力にそれぞれの機材を接続しました。

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*コンデンサーマイクを使うためのファンタム電源は、1~4ch/5~8chそれぞれでON/OFFできます。
*input8はハイインピーダンス接続に切り替え可能。パッシブピックアップのギターが直結できます。

input1~8それぞれを、どの録音トラックに割り振るかは画面上でできるので、このように使う道具を全部接続しっぱなしにして作業することができます。
面倒な僕にピッタリw。

MIDI接続

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また、シンセサイザーで打ち込みしたトラックとの同期をとるため、DP-32とシンセサイザーはMIDI接続しました。

最近はUSB端子しか搭載してない機材が増えましたが、PCを使わない族の僕にとっては、MIDI端子はまだまだ必要。

DP-32はMIDIタイムコードMIDIクロックマスターの送受信が可能。
僕のシンセROLAND XP-80はMIDIクロックマスターのみ対応していたため、そちらを使っています。
DP-32のレコーダーとXP-80のシーケンサーを同期再生することができます。

録音エフェクト

録音の際には、8つの入力それぞれに装備されているダイナミクスエフェクトを使います。
コンプレッサー、ノイズサプレッサー、ディエッサー、エキサイター
の中から選んで使います。

設定はそれぞれの入力ごとに変えることができます。

複数のエフェクトを同時に使うことはできないようで、8トラック全てに同じダイナミクスエフェクトを使うことになります。

また、本体内蔵のギターエフェクトを使っているときは、ダイナミクスエフェクトは2つのトラックにしか使うことができないようです。

大抵はコンプレッサーを使うことになります。
録音の段階で、コンプかけ録り!

録音トラックのアサインから設定、再生まで説明書を見なくてもわかる良い設計となっています。
…といっても、こういった機材が初めての方はそれなりに仕組みを理解するのに勉強が必要です。
それはどんな機材でも一緒ですが。

フットスイッチが便利!

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オマケでフットスイッチがついてきました。

◎TASCAM フットスイッチ RC-3F メーカーサイト
http://tascam.jp/product/rc-3f/

DP-32本体前面、ヘッドホン端子のとなりにフットスイッチ接続端子があります。

このフットスイッチはとても重厚な造り。

スイッチが3つあり、それぞれに再生/停止、早送り、巻き戻し、パンチイン/アウトなどを割り当て、踏むことで操作できます。

楽器を構えたままリアルタイムのパンチイン/アウト録音が一人でできるのはとても効率がいいです。

また、再生/停止・巻き戻しをフットスイッチで操作することに慣れたら、再生位置を足元でコントロールしながら手はもう次の作業を行っている、ということができます。職人技です。

こういった単体機は、操作に熟練するととんでもなくすばやく作業することができるようになります。
僕もがんばるぞ!

SDカードに録音

DP-32はSDメモリーカードに録音します。

大容量のSDカードも安くなりましたし、ハードディスクを搭載したMTRと違い動作音がしないので、マイクのそばに本体があっても大丈夫。

録音して停止した時などに、SDカードへの書き込みに少し時間がかかります。
読み書きの速さではハードディスクに軍配かな…

録音されたSDカードはPCで読みこむことができますので、カード全体をPCにバックアックをとることは簡単にできます。

また、録音した音は、直接wav形式で記録されます。
トラック別のデータをPCに取り出したり、PCからwavデータをDP-32に移すことも簡単です。

まとめ

DP-32。録音機としては十分便利で使い込むことで身体の一部となってくれそうな予感です。

音質についても、ZOOM R16と比べても値段分の違いがあるなという感じです。

ただ、モニターのボリュームをMAXまで上げると、「ジィィィィィィー」というデジタルな雑音が聞こえます。
録音に支障がでるわけではないですが、S/Nがいいわけではなさそうです。

録音してみましたが、ストレスなく、小林的に十分なクオリティで録音ができました。

次回は、DP-32を使ってみて気づいた点を挙げてみます。続く!


*24トラックのDP-24もあります!

TASCAM DP-32 レビュー その1


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最新機種をほぼ定価で買うなんて大人な諸行をやりました!

マルチトラックレコーダーTASCAM DP-32

興味ない方も多いかもですが、購入に至った経緯、使用感をレビューしてみます。
つまり自慢です!


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◎TASCAM DP-32 メーカーサイト
http://tascam.jp/product/dp-32/

これは、32トラックのマルチトラックレコーダー(MTR)。
多重録音をして音楽作品をつくる機械です。

小林的特徴を挙げると…

・8トラックの同時録音が可能
・8つの入力全てにダイナミクスエフェクトがついてる
・32トラック+ヴァーチャルトラック
・SDメモリーカードに記録
・44.1kHz/48kHz 16bit/24bit
・エフェクトセンドは2系統(内蔵/外部あわせて)
・持ち運べる大きさ(どこでも録音できる)
・マスタリングエフェクト搭載

というものです。
単体で録音→MIX→マスタリングまでいちおうできる機材としては、現行では上位機種ということになるようです。

パソコンは?

MTRといえば昔、カセットテープを使ったものが一世を風靡し、多重録音が一気に身近なものになりました。

変わって現在。レコーディングといえば、今はパソコンを使ったシステムが主流。
宅録をする人は皆、PCでのレコーディング環境をまず考えますよね。
こういったご時世、DP-32のようなPCを介さない単体MTRの市場は狭まっているようです。

それでも、単体MTRという商品が完全に消えないのは、

・PCを使ったシステムより安定している(機種によりますが)
・楽に持ち運びたい
・接続や立ち上げなど最小限の準備で作業に入りたい
・ドラムなど、同時にたくさんのトラックを録音したい
・そもそもPCで音楽するのがキライ

などといった要望があるようです。
実は僕も<PCで音楽するのに抵抗がある>派。
大した理由はないのですが…

これを選んだ理由

僕はこれまでもレコーディング機材を持っていました。
それらの機材は15年以上前のもので、なんせでかくて重い。
いざ録音!となっても、何台もの機材をつないでつないでやっと準備ができる、という状況でした。

昔はそういった作業そのものも好きだったので気にならなかったのですが、さすがに歳くって(笑)、だんだんめんどくさくなってきました…

PCを中心にしたレコーディングシステムを組んでも、同じことになると考えました。
また、それなりのクオリティの録音をするためにPCも周辺機器も一からそろえればやはり高価…
接続、PCとソフトの立ち上げに時間はかかるし、作業中のフリーズという恐怖もあります。

そこで、自分的に面倒なことをばっさり切り捨てて、コンパクトに持ち運べてそこそこのクオリティの録音ができ、1台でほぼ全部の作業ができる機材はないものか…という要望にあったのがこのDP-32でした。

自分の性格やスタイルに合った選択ということになります。

32トラックの録音ができて価格が10万円以下。
数年前では信じられない安さだったことにも後押されました。

次は使ってみた感じを紹介します。続く!

アマゾンで買える二胡ケース2013年1月


新年、明けました!
2011年11月にも書いたことがあるのですが、アマゾンで購入できる二胡ケースを、2013年正月版で紹介してみます。

お年玉♪
 お年玉♪
  お年玉♪


あーまーぞーん!!

さあ、アマゾンで【二胡 ケース】と検索してみます。

*検索結果全てではなく、小林の独断と偏見で選んだ商品を紹介します。


このケース、とても作りがしっかりしています。
見た目が控えめなのもいいといえばいいw。
基本機能を抑えたセミハードケースとしてはこれは決定版ではないでしょうか?
値段の割りにお勧めです。


最近見られるようになった、この手のソフトケース。
楽器を保護するクッションはとても厚くて、機能としてはいいのですが、このラメラメ感は好みの分かれるところかもしれません。
カラーバリエーションもあるようです。
防水ではないですよ!


バイオリンのセミハードケースに倣って作られたようなケース。
湿度計や鍵もついてるようですね。

ケースも値段相応の商品が増えているように思います。
アマゾンでの通販は商品を実際にみることができないので、注文の際はご注意の上、自己責任でお願いします。

【チューナー】Planet Waves PW-CT-12


最近見かけたちっちゃいチューナー。
購入したので早速レビューです!


Planet Waves

◎Planet Waves ホームページ
http://www.planetwaves.com/pwTunersandMetronomes.Page?ActiveID=4097

プラネットウェーブスは、ギター用のカポタストやチューナー、メトロノームなどを作っているアメリカの会社です。弦で有名なダダリオの傘下にある会社だそうです。

このチューナー「PW-CT-12」もギター用に作られたチューナー。
楽器にとりつけ、振動を直接検出する方法です。

ちいさい!


すんごい小ささ!

このサイズなので、取り付けっぱなしで使うことを想定したつくりです。
はずれにくいように、取り付け部はクリップではなくラチェット式のクランプになっています。

レバーを青矢印の方向に倒して、クランプを上下させ、挟んで固定します。
接地面にはゴムが貼ってあり、クランプ自体もしなやかな素材なので不安なく取り付けられる感じです。

8mm~20mmくらいの幅のものに挟めそうです。

操作は【POWERボタン】と【FREQUENCYボタン】の二つのボタンで行います。

【POWERボタン】は電源ON/OFF。一定時間で自動にOFFになります。

【FREQUENCYボタン】は、基準ピッチを変更するもの。
A=430~450Hzに設定できます。

また、この【FREQUENCYボタン】を長押しすることで、音名表示を#表記から♭表記に変更することもできるようです。

二胡に取り付けてみました


僕の二胡の、この部分にはギリギリ挟めました。

表示部がグルッと回るので見やすいようにあわせることが出来ますが、表示内容そのものの向きを変えることはできません。
この写真でも「F」の表示が横向いてます。
「D」が「A」にみえたり「C」に見えたり。
取り付け方法によっては、ちょっと見にくいですね。

いろいろやってみて、二胡的に納得できる取り付け位置はこちらでした。

ハイポジションまでガシガシ弾く人はちょっと気になるかも…ですね。

奏生に


ヘッド部に余裕のない奏生にも取り付けられました。
ここなら演奏の邪魔にもならず、見た目もいいし文句なし!

もともと奏生用に買ったので、この場所に安住することになります。

他との比較


僕の手持ちチューナーと比べてみましょう。

上:TASCAM TC-8
下:Planet Waves PW-CT-12 / KORG PC-1 / Elioth T7

Planet Waves PW-CT-12の感度やチューニング精度は実用上問題なし。

ただ、このコンパクトボディに【POWERボタン】と【FREQUENCYボタン】の二つの小さなボタンがあるので、ちょっと押し間違いしそうな感じです。
このへんも慣れでしょうか。

楽器にチューナーついてたらカッコ悪い…なんて思ってしまう方にも、この小ささなら目立たないですよ。
ギタリストさんにはお勧めです!

楽器練習に使える耳コピアプリ「Slow Player」


音楽は耳から!
聞いて聴いてきいて、フレーズを身体で感じ取るようにしたいところです。

簡単操作の便利なiOSアプリを紹介します。


耳コピプレーヤー

iOSを搭載したiPhoneやiPadの音声ファイルプレーヤーです。

「耳コピプレーヤー」と題されたこちらのアプリは、

・指定した一部をリピート再生(A-Bリピート)
・速度を変えずに半音単位のピッチ変更
・ピッチを変えずに再生速度変更

が可能です。

速くてよくわからない部分を繰り返し聞きとるのに便利な機能をもっています。

楽器の練習にも

操作がわかりやすい画面です。

リピート再生の開始点、終了点は1秒単位で指定できます。
再生時間幅を買えずに、波形の上にあるピンクの部分を直接ずらすこともできます。

ピッチを変更して自分の楽器にあわせたり、速弾きフレーズの攻略にも強い味方になってくれますね。

無料版でも十分使えると思います。

有料版では、
・広告非表示
・再生スピード幅が50%~200%(無料版は75%~150%)
・自分で設定したリピート再生、ピッチ、速度の保存
・自分で設定した状態をAAC形式でエクスポート
・iTunesとファイル共有でやりとり
といった点が違うようです。

とりあえず無料版を試してみてください!

USB Floppy Emulator 導入記・その4 使用編


無事USB Floppy Emulatorに換装できました。
USBメモリも専用フォーマット完了!
使ってみましょう!




オンライン/オフライン スイッチのマナー

改造で追加したオンライン/オフライン切り替えスイッチ

USBを差し込む/抜く時、
仮想フロッピーディスクを切り替える時に
このスイッチをオフにして、組み込んだ機器とUSB Floppy Emulatorとの接続を解除します。

諸々準備ができたら、スイッチON。それから、機器のディスクモードを開いて仮想フロッピーディスクにアクセスします。

XP-80の場合は、このスイッチを使わなくてもUSBメモリの抜き差しや仮想フロッピーの切り替えに追従してくれますが、データをセーブするときに他の仮想フロッピーのファイルが名前だけ乗り移ってくる場合があるようで、やはりこのスイッチを使わなければ不測の事態が起きそうです。

普段どおり、セーブ/ロードを行うことができました!

USB Floppy Emulator

USBメモリだからと、セーブ/ロードの時間が早まるわけではなかったです^^;
さすがエミュレーター。

でもこれでフロッピーディスクという不安定なメディアを使わずにすばやくデータのやりとりが可能になり、PCでバックアップも簡単にとれるようになりました。

特に、ビンテージサンプラーのように、頻繁にたくさんのデータの読み書きを行うものにとっては、とても便利なアイテムではないでしょうか。

これで製作に専念できます!

USB Floppy Emulator、どーですか、お客さん!!

USB Floppy Emulator 導入記・その3 フォーマット編



さて、フロッピーディスクドライブの替わりに搭載したUSB Floppy Emulator。
これで使うUSBメモリ側の準備を行います。




使えるUSBメモリ

僕が購入したGOTEKというブランドのUSB Floppy Emulatorでは、使用できるUSBメモリは2GBまでとなっています。

それでも、実際にはフロッピーディスク100枚分の記録しかできないので、ほとんどの容量は使われないことになります。

なので、実際には256MBほどのUSBメモリでも十分ということ。

今どきこんな容量のUSBメモリはなかなかありませんが、中古を探してみましょう!

付属ソフト

USB Floppy Emulatorに付属していたCDRには、超簡単な説明書といくつかのソフトウェアが入っていました。

付属ソフトはこの3つ。

・V123_SFD.exe
・UFloppyManager.exe
・UFDISKManager.exe

使うのはV123_SFD.exe。
残りの二つは僕のPCでは動作さえしませんでした…

formatしよう!

V123_SFD.exeを使って、USBメモリに専用のフォーマットを施します。
このソフトはインストール不用です。

1)立ち上げて、multi-floppy serviseをON**********

V123_SFD.exeを立ち上げたところです。「SFD standard edition」のタグが表示されています。

「SFD enhanced edition」のタグをクリックして以下の画面を表示させます。

start(select)/close(unselect) muluti-floppy service」にチェックを入れて、このソフトの複数の仮想フロッピーに関する機能をONにします。

2)まず普通にフォーマット**********
下の方の「floppy block operation」の「floppy type」で、組み込んだ機器が対応しているフロッピーディスクの容量を選んで「format floppy」をクリック。
USBメモリがフォーマットされます。

この段階でUSBメモリの中の全ての記録が消去されるのでご注意ください!

3)さらに、100枚の仮想フロッピーを作るフォーマット**********
同じブロックにある「floppy block」が「100」になってることを確認して、「make floppy block」をクリックすると、100枚の仮想フロッピーディスクがUSBメモリ内に作られていきます。

これで、USBメモリの準備ができました!

100枚の仮想フロッピーの中身を見るときは

V123_SFD.exe上では、100枚のフロッピーディスクは「FLPPY0」から「FLPPY99」までの名前がついています。


この画面の上の「floppy block operation(0 OF 0)」のブロックの選択窓から仮想フロッピーを選択すると、その仮想フロッピーのウィンドウが開きます。ここで普通にファイルのやりとりができます。

機器で製作したファイルを、ここからPCに保存することができますね。

さあ、これでいよいよ準備OK!使ってみましょう!!…続く

USB Floppy Emulator 導入記・その2 改造編


無事とどきましたUSB Floppy Emulator。

中身は本体とソフトウェアとマニュアルの入った8cmCDRだけでした。

今回は、これにちょっとだけ工作を施します。




USB Floppy Emulatorのスペック

このUSB Floppy Emulatorは、フロッピーディスクドライブの代わりに搭載することで、USBメモリにデータを読み書きすることができるようになる装置です。
(接続された側の機材は、これをフロッピードライブだと思って情報をやりとりします。)

差し込んだUSBメモリを自由に使えるのではなく、USBメモリの中に100枚のフロッピーディスクがあるようなフォーマットをほどこして、そのUSBメモリの中の仮想フロッピーディスクに記録していくという仕組みです。

そのUSBメモリの中の100枚の仮想フロッピーディスクの切り替えを、本体全面の二つのタクトスイッチで行います。
左は10の位、右は1の位。
2桁の7セグLCDの「00」~「99」で使用している仮想フロッピーが表示されます。

*このUSB Floppy Emulatorでは最大2GBまでのUSBメモリしか使えないそうです。

少し本体改造


「その1」で紹介した動画の中で、

仮想フロッピーを切り替えるには、ドライブをオフラインにして切り替える必要がある」と説明されています。

●USB Floppy Emulatorと機器との接続をオフラインに
 ↓
●仮想フロッピーディスク切り替え
 ↓
●USB Floppy Emulatorの機器との接続を再びオンラインに

という手順を踏まないといけない様子。
試しましたが、確かにこのスイッチがないと誤作動を起こすようです。

USB Floppy Emulator自体にはオンライン/オフラインを外から切り替える手段がありません。

そこでUSB Floppy Emulator全面パネルに【オンライン/オフライン(接続ON/OFF)切り替えスイッチ】をつける改造をされています。

難しい改造ではないので、やってみましょう!自己責任で!

材料と作業内容

このようなパネル取り付け式用のスイッチをひとつ。
1回路の小さいもので大丈夫です。
ちゃんと本体に収まるように、サイズには注意です。

それと配線材。細いものでいいです。

↓USB Floppy Emulatorの中身。

ジャンパブロックがあり、ここでA/Bドライブ切り替えや1.44M/720kB切り替えが出来るようです。

その中に、基板に「S1」と刻印されたジャンパがあり、初めから接続子でつながっています。ここが、「オンライン/オフライン切り替え」のジャンパ。
close(短絡)でオンライン。ドライブ-機器接続。
open(開放)でオフライン。ドライブ-機器接続解除。(フロッピーを取り出した状態?)
となります。

この「S1」の2本の端子をそれぞれスイッチにつないで、ここのclose/openを外から行えるようにします。

ケースにスイッチを取り付ける穴を開け、配線を半田付け~

で、こんな感じに。↓

白い線が配線したもの。雑ですいません。

このように、前面パネルにスイッチがつきました。

これの具体的な使い方は別の回で。

これで、ドライブの準備ができました!

搭載

それでは、いよいよXP-80に搭載です!

うんざりするほどのネジをはずし、底板を取り外します。
細かい段取りは割愛しますが、必ず電源コードを抜いた状態で行ってくださいね。

USB Floppy Emulatorはもちろん、フロッピーディスクドライブと接続端子、外形の規格が同じなので、もともと搭載されているドライブをはずして、そのまま挿げ替えられます。


もともとのドライブについていたステーもそのまま利用できます。

組み付け途中で動作確認…^^;

元通りに組み直せば…ついに完成です!!

では早速、使ってみよう!っと、その前にUSBメモリのフォーマットが必要なようです。…続く!

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