宅録万歳!
僕は自分の部屋で録音をする、いわゆる「宅録」をします。
今は自分にとってのいろいろな条件からレッスン室に機材を置いていてそこで録音するのですが、そこが事務所らしい事務所なのでとても音が響く部屋なんです。
レッスンの時には、「ここで弾くと上手になったような気がする」と好評ですがw、録音の時となると、余計な響は抑えたい場合もあります。
まあでも、そういう場所だし、しょうがないよなあーと思っていたところ、
リフレクションフィルター
というグッズがあることを知りました。
こんなの↓
マイクの周りに吸音材を立てるという、とても原始的な仕組み(笑)!
このリフレクションフィルターを自作してみました!
買ったほうがはやい?
仕組みは単純なので、自作している人も多いようです。
ただ、買っても2万円ほどなので、あれこれ悩んだり時間かけたりするなら、買ったほうが早いのでは…とずいぶん悩みました。←これこそムダな時間ですね^^;
そんなある日、100円均一をふらふらしていると、なんだか使えそうな商品を見つけてしまって、そのまま勢いで自作を決めました!
材料

主な材料はこちら。

「これだ!」と思ったのがこの商品。
リビングなどの床に使う、ふわふわの「ジョイントマット」。
かなりふわふわで、防音効果あり、とも書いてあります。
実際に耳を近づけてみても、吸音されている感じもあり。
100円均一で4枚購入。

板です。
100円均一で売っている板材は、それほどいいものではありません。
ホームセンターで1枚板を買って切り分けたほうが良い木で安くあがるように思いますが、ジョイントマットをみつけてテンションあがってるときに、この板がまた丁度いいサイズで…
100円均一で5枚購入。

板をつなげるこの金折とネジはホームセンターで購入。
問題は、できあがったリフレクションフィルターをどうやってマイクスタンドに取り付けるか、ですが、ちょうどいいものをもっていました。

これは小型のスピーカーをマイクスタンドに取り付けるためのステー。
これでマイクスタンドに取り付けできます!
この取り付け具以外で、ざっと1500円ほど。
リーズナボゥ!
製作

まずは、金折の角度を目分量で広げました。
こんな感じ。

僕の場合、12個の金折を使いました。
それで、5枚の板をネジでつないでいきます。

最初は塗装するつもりでしたが、なんだかいろいろ面倒になって白木のままやっちゃうことに。
金折は内側からネジ止めできれば外観もよかったのですが、ペンチでむりやりひろげたらへんな形にまがってしまい、それができなくなってしまいました。ああ無計画。
真ん中の板には、マイクスタンド取り付け具のための穴を開けてあります。

そこにジョイントマットを貼っていきます。
タッカーをもってないので、家にあった短い釘を打っていきます。
ジョイントマットは現物あわせで余分なところを切り取ります。

“ジョイント”マットですから、マット同士がつながっていくので、隙間なく貼ることができます。
できた!

なかなかそれっぽいです!
マイクスタンドにとりつけ

先の取り付け具を使って、マイクスタンドに取り付けます。
ここで思わぬ事態。
このステー、直角まで曲がらないんです。
ストレートのマイクスタンドに取り付けたら、リフレクションフィルターが斜め上を向いてしまいます。
ブームスタンドにとりつける、ということで、決着。
もっと安くていい部品はないものでしょうかね。
とりあえず完成!

おおーーっ!いい感じじゃないですか??
さっそくマイクを…

かっこいい!
2時間ほどの作業で楽しく完成しました!
効果のほどは?
肝心の音の方はというと…
ないよりマシ
でしたw。
まあこんなもんで部屋の響がガラっと変わるなら苦労しませんよねw。
マイクの音だけを聴くと「効果薄いなあ」と思いますが、それでも他の音とミックスしてみたときには音の輪郭がはっきりして、多少の効果を感じました。
販売されている商品の感想やコメントをみても、「過剰な期待は禁物」とあります。
それでもないよりマシです!マシなんです!
次は、すこし吸音材を足してみたいと思います。