夜の二胡教室2月4日号で、曲を良く知るために音楽を聴く環境について少し話しました。
スマホのスピーカーで用事しながら聴いたり、車で運転のBGMとして聞くものいいですが、しっかり音楽に集中できるような環境を生活の中に一つあるといいのではないかと思います。メロディだけが曲ではなく、録音に込められたすべての要素が作品です。好きな曲がなぜ好きなのかを知るために、音楽を聴く環境について見直しませんか?
オーディオのイメージ通り、2台のスピーカーの前で座って音楽を聴く、ということができればいいですが、忙しい日常、なかなかそれは難しい。十分な音量を出すことも難しく、センターで聴くなど作法も必要。録音の中にある繊細な要素に気づくことさえできません。
そこでお勧めなのが、ヘッドホン。
ヘッドホンなら、騒音など周りに迷惑をかけることなく音楽をしっかり聴くことができるし、道具としてもスマホに接続して使えるからです。家事しながらでも、ヘッドホンで音楽を深く聴く心がけを!
オススメのヘッドホンをいくつか紹介します。
オープンエア型ヘッドホンが楽
●AKG K701
この前のモデルを小林は長年使っています。
普通のヘッドホンと違い、音が外側にも漏れ出る設計。そのため、聞いていても耳をふさいでいるような密閉感が少なく、開放的な聴き心地です。このような仕組みをもつのが「オープンエア型ヘッドホン」。外に音が漏れるといっても、近所迷惑になるようなものではありません。逆に外の音も聞こえるので、来客にもなんとか気づけるかも。
●オーディオテクニカ ATH-AVA500
オープンエア型ヘッドホンの安いものでこんなのもあります。
●密閉型ヘッドホン
●SONY MDR-7506
レコーディングスタジオの風景でよく見る、世界のプロ用ヘッドホンの仲間です。折り畳みができて、スマホに刺せる端子。一般的な密閉型のヘッドホンは外の音が入ってこないようにフタをして、音に集中できる環境を作ります。このヘッドホンは録音制作作業用なので、細かい音も良く聞こえます。
●ATH-M20x
密閉型ヘッドホン安価なもの。…といっても安くはないですが、しっかり音楽を聴くために、最低でもこの辺りをお勧めします。
音量
良い道具をそろえたら、聴く!
思っているよりも大きめの音量で。今、ベースは?リズムギターは?揚琴は?打楽器は?どんな演奏をしているのだろう。それがよくわかるような聴き方を。二胡はしょせんメロディ楽器。メロディしかできません。他のパートも一緒になって楽曲を形作ります。なので他のパートのことを知るために、「聴く」を見直してみてください。
一度電気店へ
大手電気店のオーディオコーナーにヘッドホンに実際に触れて聞けるコーナーが結構あります。それこそヨドバシカメラやビックカメラ、またイヤホンヘッドホン専門店ならたくさんの種類を実際に触れてみることができますよ。