運弓


<二胡・右手の持ち方>
http://erhufukui.linkulblog.net/e117212.html
<右手・弓のもち方追記>
http://erhufukui.linkulblog.net/e117678.html
姿勢良く座り、弓のもち方を心得たところで、運弓について思うところを。
二胡は、胴の上に弓を滑らせながら運弓します。
跳弓などの特殊奏法以外では、常に弓は胴の上に乗った状態です。
運弓の基礎

引弓(演奏者から見て右に弓を運ぶ)も押弓(演奏者から見て左に弓を運ぶ)も、
”まっすぐ一直線”に運弓するのが基本です。
目安としては、「地面と平行に運弓する」。
*「地面と平行に運弓」は、基礎練習の時だけ意識します。
 曲を練習するときは自由に!

(カバンが映りこんでしまった…)
この“まっすぐ一直線”てのが、実は難しい。
引弓の時には、弓を先まで使おうと思って、弓を後ろや上方向に運んでしまったり、

押弓の時には、弓の根元の部分で楽器と弓の角度が変わって、棹に毛が当たり音が出なくなったりしてしまいます。

(画像が荒いので文字が読めないとおもいます…
 おなかと右手首が離れると…
 楽器と弓の角度が変わって…
 棹が毛に当たって弦からはなれてしまう! と書いてありますw)
まっすぐ一直線に運弓ができる
ということは、
弓と二胡本体との角度が一定である
ということです。
*もちろん、どんな状態でも一定でなくてはならない、ということではなく、
 あくまで運弓の基礎の理想状態としてのこと。
 楽曲の演奏の際は、気にしないで自由に運弓しましょう。
たとえば、押弓で弓の手元の部分で弾くときは、
右手首をおなかにくっつけるように収めていかないと、
楽器との一定の角度をキープすることができません。

注意)弓を持っている右手首の形が崩れないように!
   親指と竹は、ほぼ直角に交わっていますか?
自分の手元だけをみていると、なんだかまっすぐ運弓できているように見えてしまうものです。
鏡で自分の姿を確認したり、
まっすぐな運弓をしたときのゴール位置の目印を用意して、
押弓も引弓もその目印に向かって弓を運ぶ練習をするといいと思います。

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