湿気に弱い物の保守・シリカゲルの扱い方


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コンデンサーマイクやDATレコーダーなど、湿気に弱い機材や長く使いたいけど時々しか出番がない機材は、除湿材シリカゲルのパックといっしょに密閉度の高いドライボックスに入れて保管してます。

二胡においては弦のストックをさびないように保管するために、除湿剤・シリカゲルの使い方を紹介します。


密閉容器

まず、気密性の高い密閉容器を用意します。
たとえばこんなの。

ふちのゴムがしっかりして密閉できそうなタッパーでもいけますよ。

シリカゲルは保存容量にあわせて用意しましょう。

結構たくさん、密閉容器の底に敷き詰めるくらいの気持ちでふんだんに使いましょう。

シリカゲルの復活方法

シリカゲルは吸湿量が決まっています。永遠に湿気を吸い続けてくれるわけではありません。

青い粒がまざっていますが、これが吸湿量の目安を教えてくれるマーカーとなっています。
湿気をすうことで、青かった粒がピンク色に変わっていきます。
鮮やかなピンク色になったら吸湿100%の合図です。

そして吸った湿気を出してやることで何度も使うことが出来ます。

湿気を吸ったシリカゲルは、袋から出して少量ずつ鍋で煎ります。
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少しずつ、低温でゆっくり…
写真の鍋の中はちょっと多過ぎですね^^;

湿気が蒸発していくことで、ピンク色だったマーカーが青色に戻って行きます。

シリカゲルを指で触って、指先にくっついてこない(表面が乾いた!)くらいを目安にしてます。
熱いので気をつけましょう。

*シリカゲルが吸収した湿気の放出方法で、袋のまま電子レンジでチンする、という方法も知られていますが、それでは湿気を十分に蒸発させるのは難しいのではと思います。

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しっかり蒸発させたシリカゲルをお茶パックに小分けして、ホチキスで留めて除湿パックの完成!
再び密閉容器に敷き詰めます。

弦は除湿材といっしょに密閉保管

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二胡、中胡、板胡、中阮、奏生、バンジョー、ギター…
新品の弦がさびていると悲しいものです。

除湿剤と一緒に保管。これで安心です。

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