弓の手入れ



二胡の弓。消耗品です。
その耐用年数は練習量に反比例しますが、大体、大体ですよ、1年~2年くらいといわれることが多いです。
5年10年使う人もいるし、あっさり数ヶ月で交換よって人もいます。
使い込むことで、毛が弦をひっかく力が弱くなって、ツルツルとすべるような手ごたえになっていきます。
新品の弓を弾かせてもらってみて、「手ごたえが全然違う!」と思ったら換え時ですね。
二胡の弓は、バイオリン弓のように毛換えは行いません。
弓自体が安価なので、弓ごと新品に交換しちゃいます。
バイオリン弓のいいものは何万何十万てしますが
二胡弓は1万円前後で最高級品が手に入ります。
上の写真のように、毛がダルダル~とまとまりのない感じになっても、
それが直接交換時期を示しているわけではないと思います。
弓のトラブル、一番多いのは「毛が切れる」ことでしょうか。
切れた毛は根元までたどってハサミで切ります。
ひきちぎると他の毛まで抜けちゃうことも。
何かにひっかけたわけでもないのによく弓の毛が切れる場合は切れた場所を確認!
その場所になにか切れる原因があるはずです。
・そこだけ松脂が薄い
・そこだけ力んで弾いてる
・そこの毛にキズが入っている
・運命のイタズラ
などなど。
明確に犯人を見つけることは難しいでしょうが、自分の演奏のクセに気づくヒントになるかもしれません。
弓の毛は手で触らないほうがいいです。
手の油が毛につくと、松脂がつきにくくなると言われています。
松脂が付きにくくなったら、弓を二胡から取り外し、シャンプーで油分を洗い落とすといい、
と聞いたことがあります。やったことはないですが。
僕はバリバリ毛を触りますが、特に困ったことはないです。
でも、もし全然さわらないように注意して使っていたら、もっと長く使えるのかなあとは思います。

弓って検索したらこんな本が。面白そうですな。

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