台座のネジ穴がバカになったら…ボンド編


先日書いた二胡の修理記事

に対して、光舜堂の職人・西野さんからメールをいただきました。
もっと簡単な方法がある…とのこと。
その方法を紹介します!


二液性ボンドを使う

老後はガンダムのプラモ作りで楽しく過ごす予定の僕は知ってましたが、
2種類の液剤を混ぜて使う、強力な接着剤があります。

エポキシ系接着材ってやつです。

これは2種類の液を混ぜると硬化がはじまるもので、本当に強力な接着力をもつので不必要なものにつかないように注意が必要です。

ホームセンターで買ってきました。こんなの。

硬化時間や接着対象に違いが有りますが、一般的な「5分型」でOKとのこと。

これを使って、以前修理した中胡を再修理…と思ったんですが、
この中胡は普通のネジを通すために穴を広げちゃったので、もうこの方法での修理はリスクが高いと判断。
西野さんに教わった方法をお知らせだけしますね。

手順

1.2液性エポキシ接着剤の説明書どおりに混ぜます。
  硬化がはじまるので作業はささっと行いましょう。

2.爪楊枝かなにかで、接着剤を穴に詰めていきます。
  穴の奥までいきわたるよう、しっかり詰めます。

3.「5分型」とありますが、あらかた固まるのが5分くらいかなあ、てなもので、
  実用硬化まで1時間ほどかかると説明書にあります。
  そのくらいゆっくり硬化をまちます。

4.もともとあった木ネジを締めていきます。
 
これで、穴に詰めて固まった接着剤が隙間を埋めて、
木ネジを締めることができるようになります。

木ネジ穴を修復!

この方法で、二胡の修理以外でも、バカになった木ネジ穴を復活させることができます。
また、この方法がいいのは、二胡の後ろについている花窓をとりはずさなくてもいいこと。

先日の記事の方法では、ナットを締めるため花窓を取り外す必要があります。

どちらにしても、やってみると難しい作業ではないことがわかります。
「こわれちゃったあああヽ(;´Д`)ノタスケテ~」
とアセる必要はありません。是非修理にチャレンジしてみてください。

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