北方四島ビザなし交流に参加しました。その7/択捉島2日目後編



ビザなし交流4日目。7月1日択捉島2日目の後編です。

舗装されていないため車が走るとすごい砂煙が舞います。車は昼間でもライトをつけて走行します。
昼食後で満腹状態での移動。このころには悪路の中でも居眠りできるくらいに私たち訪問団員も成長していました(笑)


別飛・ゾロタヤ ルイプカ幼稚園

新クリル発展計画の一環として、以前あった幼稚園を改修、2011年9月にオープンした新しい幼稚園だそうです。

きれい・広い・素敵!

こちらでは、年少組(1歳半~3歳)、年中組(3歳~5歳)、年長組(5歳~7歳)の3グループに分かれているそう。
それぞれに写真のような部屋が用意されています。

在籍園児50名。この幼稚園で周辺の保育需要を満たせているため、待機児童はゼロとのこと。

保育料は、月約15,000円ほど。けっこうしますね~~

白い砂浜海岸


またも島の自然に癒されるひととき。

ほげー!

ディーゼル発電所~オーヨ湾


2011年3月竣工、2012年6月完成。できたてほやほやのディーゼル発電所です。
出力1,500キロワット。これひとつで村すべての電力をまかなえるそうです。

ところが別の場所にある地熱発電所がもうすぐ本格稼動の予定で、それが完成すればここも予備発電所となるそうです。

安定電力網の整備も進んでいます。

さらに移動。展望麗しいオーヨ湾へ。

択捉島の自然についての解説を受け、オーヨ湾の対岸にある「ギドロストロイ社」水産加工場へ向かいました。

ギドロストロイ水産加工場

北方四島で水産加工業などを営む大企業・ギドロストロイ社

「北方領土はギドロストロイ王国だ」といわれるほどで、択捉島の約65%の人がギドロストロイ社関係の仕事に関わっているそうです。
従業員のうち20%くらいはキルギスタン、タジキスタンなど旧ソ連を構成していた各国からの季節労働者など外国人。アジア系の労働者は言葉の問題もあり少ないとか。

2006年に完成したこの工場は孵化場も併設されていて、大企業ならではの効率化された仕組みになっています。新鮮な製品を日本を含め世界に輸出しているそうです。

↓展示されていた、かつての漁の様子より

昔は引き上げた魚をトラックに積むのに、人力で放り投げていたそうです。
ウソみたいなホントの話ですね^^;

夕食交流会

島での最後のスケジュール。
クリル地区議長兼地区長さんと、別飛村長を囲んで、夕食交流会です。


ここでもおいしい食事を用意してくれました。


ここでも歌謡ショー!

島にもディスコがあるそうで、流行のダンスミュージックを。
ハートの裏には歌詞カードがあるのさ!

カラオケはパソコンで管理していて、その場で選曲してどんどん歌っていきます。
地元の歌手かな?歌うまかった!


団員もたまらずおどりだす!

お別れ


島での全てのスケジュールを終了し、いよいよ帰船。
↑この写真の撮影時間は現地時間夜20時前ですが、かなり明るいですね。 

見送りにきてくれていた住民の方も。
笑顔で手を振り合い、お別れです。

僕の知る範囲ではトラブルもなく、スタッフのみなさんも帰りのはしけの中では安堵の表情。
本当にお疲れ様でした。o(_ _)o 

あっという間の島での3日間でしたが、ほんとうにいろいろ勉強になりました。
船は国後島古釜布で出域手続きを行い、根室への帰途につきました。

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