ラッパ二胡用のピエゾマイク



二胡はピアノやパーカッションなど、
アコースティックで比較的静かな編成で演奏するときは普通にマイクで対応できるのですが、
ドラムバキバキで爆音バンドサウンド!てな現場の時には音が小さすぎて全然太刀打ちできません。
ラッパ二胡もしかり。
音が小さい、だけならいいんですが、
聞こえないからボリューム上げることになりハウリングをガンガン起こすことになります。
楽器に近接して取り付けるピンマイクなら、かなり改善できますが、
楽器に近いとはいえマイクなので、やはり他の音も拾ってしまい、
周りの爆音具合によってはMIXしても抜けにくい音になります。
そんなとき便利なのが「ピエゾピックアップ」。
ギターなんかで良く聴く言葉ですね。
コンタクトマイク、圧電マイクってのも同じものです。
マイクは、楽器が発した音=空気の振動を電気に変換する装置ですが、
ピエゾピックアップは、楽器本体の振動を直接電気に変換します。
ピエゾピックアップの中には
圧力を与えると電圧を発生する結晶体が入っていて、
振動を加えると、それにあわせて変化する電圧が出力されるという仕組みです。
(圧電効果といいます。)
なので、楽器の周辺でどれだけ爆音が空気を震わせていても、演奏による楽器の振動だけを
音にすることが出来るんですね。
http://erhufukui.linkulblog.net/e141383.html
↑ここで紹介しているような、楽器に取り付けるタイプのチューナーも、
マイクではなくピエゾピックアップで楽器の音を取り込んでいるので、
周りで他の人が音を出していても自分の楽器の音程だけを検出することが出来ます。
ピエゾで録れる音は、とてもキツーイ音。
楽器に耳くっ付けてきいてるようなものなので当然です。
エフェクターで補正もしますが、爆音バンドサウンドのときは、
このくらいキツイ音になってようやく音が埋もれずに聞こえるってもんです。
よく、「二胡用マイク」と称して蛇皮に貼り付けるようなマイクが販売されていますが、
それはピエゾピックアップです。
音キツーイです。
普通に二胡らしい編成、雰囲気の演奏では音色がきつすぎて使いにくいです。
でもロックバンドに加勢するーなんてときには、ピエゾの出番ですね。
上の写真は、電気街で5枚100円で売ってたピエゾ素子。
それを…

こんな感じで、ラッパニ胡の一番振動の大きい部分、振動板のところに
挟み込みました。
これでIRIE365も戦える……!

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