シンコペーションの数字譜の書き方 その1



上の譜面。
上下どちらも、弾いてみると同じメロディです。

みなさんはどちらが読みやすいですか?


シンプルイズベスト、と思っていました。

上は、付点音符をを使って、音の実際の長さシンプルに表現した書き方といえます。
僕も数字譜を書き始めたころ、この書き方で作っていました。

書く手間が少ないし見た目もシンプルになるからです。

でも、市販されている数字譜などを見ていくと、わざわざ下の書き方で書いてある楽譜が多いことに気づきました。

下の書き方の目的

下の数字譜の書き方は、わざわざ付点音符を分解して、タイを使って音の長さを表現しています。
この書き方の目的は、

【拍】の場所を明確にすること

となると思います。

この楽譜は4拍子。ワン、ツー、スリー、フォーです。
この拍のタイミングが分かりやすくなるので、リズムを感じながら演奏しやすい書き方と言えます。

歌ってみると、
上の楽譜「ドミーレード」
下の楽譜「ドミド」
と感じれませんか?

下の楽譜を歌うときにでてくる「イ」「エ」は2拍目と3拍目のところ。
4拍子のリズムを感じていることになります。

リズムを感じて

メロディ楽器である二胡画担当する“メロディ”は、リズムの上に成り立っています。
リズムを感じながら演奏することはとても大切です。

根底にあるリズムにノって、時間と音程の流れを奏でているものがメロディとなります。

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音の長さを付点音符にまとめた上の楽譜の書き方では、楽譜はシンプルになりますが、2拍目と4拍目がどういったタイミングなのか視覚的につかみにくい、ということもできます。

上の書き方の方が、確かに音の長さはわかりやすいです。
「この音は1.5拍、そのつぎは0.5拍、その次は1拍で~」
と楽譜に書いてある音符一つ一つを、指示されている音の高さと長さで順に弾いていく、という弾き方をついついやってしまうものです。

でもそれは、単に「音が順番に出ている」もので、メロディやフレーズと言われるものとは別物です。

大いなるリズムに乗って音楽することを感じられるようになりたいものです。

…つづく!!

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