二胡のオイシイテクニック、ビブラート。
以前のエントリでやり方についてサラっとみてみました。
◎二胡の回転ビブラート
◎二胡・ビブラートの注意点
↑で紹介したビブラートは、俗に「回転ビブラート」と呼ばれるもので、
バイオリンなどに近いやり方のようです。
西洋歌曲の歌声のようなビブラートで、僕ら日本人の耳にも一番しっくりくる音ですよね。
実は二胡のビブラートのやり方は他にもあります。
押す
<押しビブラート>
押さえている指で弦を押す、という、実は一番簡単にできる方法のビブラート。
すすり泣く声のような悲しみを表現するテクニックと捕らえられています。
有名なところでは、「江河水」という二胡名曲を演奏するときに使われます。
この曲は、夫を殺された妻の悲しみが表現されています。
弦を押すときは”指の関節の力”で押さないで、手首の重さを指先に乗せるようにするのがポイントです。
ずらす
<すべりビブラート>
こちらは、押さえている場所を上下に滑らせてしまうというビブラート。
西洋化の進んだ現代曲よりも、地方の古典音楽や楽器を演奏するときにもちいられることがあるそうです。
*このテクニックについては僕も本でちょっと読んだだけなので、詳しいことは分かりません…
ビブラートの道は一日にしてならず
「音がゆれりゃあいいんだろ?」
で適当にビブラートしていませんか?(笑)
表現の幅を広げるためにも、目的にあったビブラートを使い分けられるようにしましょう!